
小松拓矢
https://www.wantedly.com/users/130759609小松拓矢です。1991末に中国福建省のアモイ、台北を訪れて、両岸から中国と台湾の微妙な関係を眺めてきました。中国を承認ずみの日本としては、両者の関係は中国の内政問題だから、介入すべき立場にありません。ただ、実際問題としては、中国の統治権の及ばない「台湾」が存在し、1972年の日中復交に際しても、日台間の経済交流などの継続は了解されており、現に貿易・投資関係などがあります。
中国の台湾統一工作は1979年の年初から始まり、「三通」(運輸、郵便、貿易を通ずる)を呼びかけました。また香港に適用をきめた1国で2つの制度を認める「一国両制」を台湾にも応用しました。これに対して台湾側は、蒋経国時代に「三不」政策を掲げました。かつて国民党が第2次国共合作で政権を失ったのに懲りたことから、中国共産党とは「接触せず、交渉せず、妥協せず」としてきました。
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