街づくりの人類学II〜生物目線で街を見てみると〜
By Masahiro Onishi Follow | Public

2020年へのオリンピックバブルに向けて景気が上がり、その中で地方創生は一つのブームとして陰りを見せはじめていますが、何一つ重要な課題は解決なされていません。国や東京に依存した財政状況の中で「自立せよ=もっと田舎は儲けよう」という声が大きくなる。儲けるのが下手なエリアであるがゆえに過疎になっているのであれば、この「自立せよ」論は、終末医療(ホスピス)して始末に入るべきなのか、合理的でインフラコストの安いコンパクトシティに集約すべきなのかどうか。加えて、都会の人々に興味を持ってもらうために、田舎の素晴らしさ、暖かい人々がつながる”美しい物語の再生産”をし続けなければならない田舎の人々。なんとなく、ズレが生まれて来ているのではないかと思うことがあります。こういった中で、もう一度原点に帰るべく、街づくりの原点を巣作りに、人間そのものを生物の生存戦略として考えた時に、どのような街づくりを考える基準=物差しが見えてくるのか、ちょっとした思考実験をしてみるセミナーです。
 セミナーを行うのは、街づくりの先進地域として描かれる徳島県上勝町、通称”葉っぱビジネスの街”で起業家育成を軸とする街づくりのデザインコンサルを行なっている一般社団法人ソシオデザイン代表理事大西正泰が行います。