強いチームを作る、「対話」力 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-17T15:12:55+09:00 Peatix toiee Lab 強いチームを作る、「対話」力 tag:peatix.com,2015:event-77301 2015-04-15T16:00:00JST 2015-04-15T16:00:00JST 空気が読めない、社長のあなたへ元来、経営者・起業家というのは、空気が読めない生き物です。常識や現状という当たり前の空気を壊して、逆風をものともせず、新しい風を吹かせる存在だからです。人と違う考え方をするのが、仕事の1つです。だからこそ、「社長であり、起業家」であるのです。しかし、その力が、チーム作りにおいては、弱点にかわってしまいます。知らない間に、崩壊していくチーム社長の多くは、ビジネスの能力が高く、他の人には見えていない点まで見えることから、度々、意見の違いが生まれます。意見の違いに遭遇した時、多くの社長は、もっと優れたアイデアを得るために「激しい議論」をする傾向があります。その激しい対立を乗り越えてこそ、アイデアが磨かれ、よりよいアイデアや戦略が生まれると信じているし、そうやって、ここまで来たのだと思います。ところが、社長自身に、そんなつもりはなくてもチームメンバーは、説得・コントロールされていると感じます。相手を説得しようとすると、それと同じ力で反作用の力が起きます。だから、討論や言い合いになったり、平行線になります。あげくの果てに、感情的な話し合い(または正反対の、無言の抵抗)になります。最後には社長は、- みんなの生活を守るためには、トップダウンするしかない!- 顧客に価値を与えるには、トップダウンするしかない- 成長の機会は、また今度、与えよう(その機会は、ずっとこない)と、実際にコントロールし始めます。あなたが力でコントロールするなら、自分で考えることを放棄したチームからは、あなたの想像を超えるものはでてこないでしょう。チームメンバーは、お客ではなく、あなたの目を気にして仕事をします。つまり、メンバーは単にあなたの指示通りの作業をこなすだけのマシーンになり下がってしまいます。他にも、・言いたいことを素直にいわない・アイデアを思いついても、どうせ採用されないから言わないでおく・評価が下がるのが嫌だから、無難なことしか言わない・常に社長の顔色をうかがっている・波風を立てないように、ありきたりの発言しかしない:など。色々な態度をとりますが、とにかく「衝突自体を避けよう」とします。もしもあなたのチームの生産性が低いなら、その原因は資金の多さや人数の少なさ、技術力や知識の量ではなく、チーム内の人間関係・コミュニケーションが原因かもしれません。実は、私達(北研)もそうでした。お恥ずかしい話ですが、実は、3年前に、北研はチーム崩壊、分裂の危機にありました。当時はたった5人だけなのに。発端はささいなことでしたが、どんどん亀裂が大きくなり、チーム内での信頼関係や、コミュニケーションが修復不可能かと思えるほどでした。全員が「もっと会社をよくしたい」という共通のゴールに向かっているにも関わらず、衝突してしまう。ジレンマでした。ストレスが溜まりすぎて、会社に近づくと胃がキリキリと痛み出して、動悸が速くなり、胸の奥がザワザワし身体がズシンと重くなる・・・創造力を発揮するどころか、仕事のパフォーマンスはガタ落ちでした。このまま解消できないなら、会社をたたんで、一から出直すしかないくらい切羽詰まった状況でした。何とか抜け出せないかと、とにかく色々な方法を調べました。・最新のチームマネジメントの書籍を読み漁り・古来インディアンに伝わる対話方法を試してみたり:その度に、上手くいかず、「方法論の問題じゃない・・・、どうせムリだ・・・」という雰囲気がチームに蔓延していました。何とか解消しようと躍起になっているのに、なんで協力してくれないんだと、余計にイライラが募ったりしました。まさに、霧の中をさまよっているようでした。そんな時、ある方法と出会い、大きく変わっていきました。平凡なチームと、偉大なチームの違いあなたや私達のような、小さなチーム・小さな会社が、偉大なことを成し遂げる為には衝突を避けるのではなく、「衝突を力に」変えることが欠かせません。「最強組織の法則」という20年以上前に出版されて、今でも読み続けられている名著があります。(今は「学習する組織」という名前に変わっています)著者は、ピーターセンゲ。学習する組織に欠かせない原則のひとつ、チーム学習において討論や議論とは違う、もう一つのコミュニケーションの形が欠かせないと言っています。後に、・アパルトヘイトなどの民族紛争の解決にも貢献したり、・「ビジョナリーカンパニー」を執筆する時に使われたり、・「U理論」という、イノベーションを生む為の仕組みの元になった方法でもあります。それが、「ダイアログ(対話)」です。デビット・ボームという量子論に多大な貢献をした物理学者が提唱しました。ダイアログとは、説得でも、雑談でもなく、何かを決めるためでもなく、ただ、オープンに自由に、本音で語り合うだけの、勝ち負けのない対話です。ダイアログを通して、人々はお互いに深く語り合い、理解し合い、探求し合い、個人ではなくチーム全体として話し合うことができます。意見の違いを「歓迎すべき多様性」ととらえ、建設的な衝突に変えることができます。しかし、実際にダイアログを実践しようとすると、ある壁にぶちあたります。この壁を超えられなければ、ほぼ必ず失敗します。今までと同じ結果しか得られません。(そして多くのダイアログ・対話と名がつくイベントが見落としている点でもあります)鍵となるのは・・・自己防衛する「免疫」機能を、いかに乗り越えるか?バイ菌が身体に入ってきたら、咳がでます。目にホコリが入れば、涙が出ます。自分の身体を守る為に「免疫」が働くからです。免疫とは「自分と違う異物」を攻撃し、排除しようとする人間の体の防御システムです。(コトバンクより引用)同じようなことが、コミュニケーションにおいても発生します。例えば、自分が出したアイデアに対して、他人から否定的な意見を言われた時に、イラッとしたり感情的になった経験はありませんか?この原因は、自分の意見を否定されること=(イコール)自分自身を否定されたように感じるからです。そして、否定的な意見(異物)を排除するように意識が働きます。いわば、あなたはカラに閉じこもった状態です。この時、あなたは自分の意見や考え方に「執着」している状態、言い換えるなら、自分の意見と自分自身を「同一化」している状態です。この執着・同一化が、コミュニケーションにおける自己防衛の正体です。本能なので、放っておくと必ず、自己防衛が顔を出します。だから意識的に、自分の思考を観察して、自己防衛に介入して、自分で主導権を握ることが大事なのです。まず、自分自身とのコミュニケーションの達人になりましょう。そうすれば、より他人と上手くコミュニケーションできるようになります。チームの全員が、自分自身と上手にコミュニケーションできれば、腹の探り合いや、自分の損得、自己防衛に縛られずに、話し合いは、自然とスムーズで建設的なものになります。では、自分の思考から自由になるには、どうすればよいのでしょうか?ヒントは、座禅にありましたある日、妻に連れられていった座禅会で、ピンと来ました。座禅は、浮かび上がる思考を受け流します。ダイアログとは、座禅の時の心理状態とすごく似ています。ダイアログを、誰もがすぐに、実践できるように東洋の伝統的な「禅」におけるカラダの使い方、心との向き合い方とミックスさせて、禅+ダイアログ=ゼンローグ(Zenlogue)という対話方法を作りました。デビットボームの著書「ダイアローグ」で紹介されている対話を再現するために「禅」からヒントを得た4つのルールを守って会話するというシンプルなものです。鎧を脱ぎ捨て、裸の対話をするための、4つのルールアパルトヘイトの民族紛争を解決に導いた、アダムカヘンは次のように言います。「尊重する気持ちが先にあるから、よい対話ができるのではない。 もし、尊重が先にないと、よい対話になりえないなら、紛争は解決しないことになる。」コミュニケーションが上手くいかない時に、人を責めても効果はありません。悪いのは人ではなく、システムです。人を責めるのではなく、システムを改善しましょう。あなたのチームに必要なのは、シンプルなルールです。小さなルールが、場をつくります。ゼンローグでは、次の4つのルールに沿って対話します。【4つのルール】1.心のままにいる2.判断保留3.体感覚に集中4.リラックス4つのルールを意識しておけば、感情に押し流されることはあまりありません。そして、話しながら、誰かの言葉に対する自分の反応(体感覚)、感情、思考のわき上がり方を観察し、受け流しつづけ、心に浮かんだものをどんどん出して言って裸になって、鎧を脱いで、場に身を預けていきます。対話を後押しする強力なパートナー、ゼンローグカード慣れないうちは、会話の中で4つのルールを実行するのは、ちょっと難しかったり、忘れたりします。そこで、ルールを意識するための必殺アイテムがあります。それが、ゼンローグカードです。カードを好きなタイミングや、誰かが話しすぎていたり、完全に冷静さを失っているような時に、止めるのではなく、カードをめくって、みんなでのぞきこんで使います。ボールを受け取ったら、「手札」を一枚取りますそれを皆に見せ、読み上げながら、自分が思うことを話します。読まれたものを、ちょっと意識してみてください。あなたが、自分のチームに帰ってからも実践できるように、ゼンローグカードをプレゼントします。場が膠着(こうちゃく)している時に、円滑に場を進めるためのファシリテータ(場を促進する人)のような存在として、機能します。組織の変化はリーダーから始まる真の勇気とは、完全ではない自分でも、ありのままの自分をさらけ出すことです。ありのままを経営用語に言い換えれば、「強み」「弱み」「希望」「期待」です。これらを共有し合えば、・・・・助け合えますよね!「組織の目的とは、強みを掛け合わせて、弱みをなきものとすることである」by P.F. ドラッカーがまさに実行できる土台が作れます。最も勇気あるリーダーから、スタートする必要があります。リーダーが変わらなければ、組織は変わりません。ゼンローグは、一度やればコミュニケーションの問題が解決するような、魔法の方法ではありませんが、何度も継続することで、・コミュニケーションの力学を知って・より強い信頼で結ばれたチームになる・組織の中に眠っている「イノベーションの種」を発見する土台をつくれます。「シンプルなゆえに、奥が深いともいえますが 是非、楽しんで、学んでいただければと思います」日程と詳細日時:4月15日(水) 16:00 - 20:00場所:toiee cafe 大阪府吹田市(関大前駅徒歩5分)価格:5万円※動画講座と一緒にお申し込みされる際は、1万円引きの「4万円」になります。クーポンコードを入力して、お申し込みください。(クーポンコード:daypass)※LA(ラーニングアシスタント)講座もついています追伸:私達は、きわめてシンプルな信念を持っています。それは、「人は誰かと力を合わせることで、一人でやるよりも、もっともっと素晴らしいものを生み出せる」ということです。一人ではとうてい辿り着けない所へいけます。新しいことを学ぶ時の「学び方」も、チームで働くことも同じです。一人ではなく、誰かと力を合わせることを、楽しんでいきましょう。北研の窮地を救った、深い対話方法を、是非マスターしにきてください。 Updates tag:peatix.com,2015-04-07 10:46:23 2015-04-07 10:46:23 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#84670