★『ハイツひなげし』著者×編集者トークイベント+スナック明子 @Readin’ Writin’ | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T11:19:31+09:00 Peatix センジュ出版吉満 ★『ハイツひなげし』著者×編集者トークイベント+スナック明子 @Readin’ Writin’ tag:peatix.com,2019:event-706507 2019-06-29T17:00:00JST 2019-06-29T17:00:00JST みなさま、こんにちは。しずけさとユーモアを大切にするセンジュ出版、スタッフの吉田です。 センジュ出版5作目である小説『ハイツひなげし』に登場する住人10名について、著者である古川誠さんにインタビューさせていただくイベントを、田原町のReadin’ Writin’ BOOK STOREにて開催させていただきます 前半は、『ハイツひなげし』に登場する10名の住人に込めた古川さんの想いについて、編集の吉満が質問を投げかけていく対談形式のトークイベント。後半は、移動型・不定期営業の「スナック明子」のママとしてセンジュ出版代表 吉満がスナックをオープン。著者の古川さんとご一緒に、お酒を飲みながら「本のある時間」を楽しみましょう。 -------------------------------------------------------------------------------------- 『ハイツひなげし』の著者である古川誠さんは、月刊情報誌・オズマガジンの統括編集長を務められています。 「いい1日を」 このフレーズは、オズマガジンにおいて象徴となっているものです。 オズマガジンと言えば、編集長による巻頭のメッセージでしょう。 今は現編集長である井上大烈さんのエッセイが掲載されています。古川さんが編集長だった頃は、古川さんのエッセイが掲載されていました。 以前、古川さんは編集長時代、1年間、巻頭のメッセージを書くのを辞めていた時期があったそうです。「雑誌を開いて最初のページという、広告の文脈で考えたらいちばん価値が高いページを編集長のひと言で埋めている」ことに疑問を抱いていたのが、理由でした。 すると、読者の方や、広告主の方まで、「なんであれを辞めたんですか」という声が寄せられました。それほどに、好評だったのです。 それを受けて、古川さんは再び巻頭エッセイを書き始めたといいます。 (オズマガジンのインターネット版であるオズモールにおいて、古川さんのエッセイを無料で読むことができます)オズマガジン編集長から読者への手紙(F太郎通信)https://www.ozmall.co.jp/tags/554/ オズマガジンを愛読しているという『北欧、暮らしの道具店』の佐藤店長との対談において、佐藤さんがこの巻頭エッセイについて、「すごくエモーションを感じるんですよ」と感想をおっしゃっていました。 また、こうもおっしゃっていました。 「毎回色々なことをおっしゃってると思うのですが、私にはいつもひとつのメッセージにしか聞こえなくて。それは、“この世の中で生きていくのは大変だし、綺麗事ではいかないけど、だからこそ、僕たちみたいな雑誌もできることがあるんだ” という」 それに対して、古川さんは、「まさに、それしか言っていないです」と返していました。 文章を読むと、古川さんがふだんからいかに、周りの人々や、取材先の方々に対して、様々な(時に、後ろめたいと思われるかもしれない)ことに対して、丁寧に向き合っているか、 なるべく、逃げずに、考えをめぐらせているか、 そうして、その上でいかに日々淡々と、当てられた役割をこなしているのか、 その、長年の蓄積が、しみじみと文章ににじみ出ているのが感じられて、学びたいところが沢山あるなあとぼくは考えてしまいます。 そんな古川さんが書いた、古川さんにとって二冊目となる小説が、『ハイツひなげし』です。 *** 【ハイツひなげし】 [東京郊外に建つ「ハイツひなげし」は、10室の小さなアパート。住民たちは一見ばらばらに見えて、8号室の小田島さんにいく度となく救われている。ひとは、ときによわくて、そしてやさしい―。OZmagazine元編集長、初の書き下ろし長編小説。] [新宿から電車で50分。東京郊外に建つ「ハイツひなげし」は、家賃5万円、6畳の和室と小さなキッチン、トイレ、バス付きの部屋が10室入ったアパート。住人たちは一見ばらばらに見えて、8号室の小田島さんにいく度となく救われている。アパートから近い遊園地のヒーローショーでヒーロー戦隊の「ブルー」を演じる小田島さん。マスクとスーツを脱いだ彼の存在は、紛れもなく、住人たちの、そしてみんなの、ヒーローそのものだったーー。] *** 個人的に、『ハイツひなげし』とは、「平穏を守る話」だと思っています。 ぼくは10号室の香田次郎さんに共感してしまいます。友だちがほしくて、優しくしてくれたキレイな女の人のことがすぐに気になって、他人とうまくコミュニケーションを取ることができなくて、積もり積もっている様々な感情をうまくアウトプットできない・・・。 もしぼくがハイツひなげしで暮らしていて、廊下の道すがら、小田島さんとすれ違ったら、どのような挨拶を交わして、そうして、小田島さんはどのような言葉をかけてくれるんだろうと想像をめぐらせます。 *** 古川さんは「(オズマガジンの)読者の方々と、どんなお付き合いを心がけていらっしゃいますか」という質問に対して、こうおっしゃっていました。 「まず、前提として…僕は、普通に暮らしていても、いつも人を傷つけているのではないか?と考えています。個人として生きていてもそうなのに、編集長なんて看板を背負って、何かを作り続けて、発信しているということは、絶対に誰かを傷つけている可能性があると思っています。」 *** 会場のReadin’ Writin’ BOOK STOREは、吹き抜けの高い天井に、本が、所せましと収納されてあり、近所にあったら思わず通ってしまいそうな、気持ちのよい解放感と、ロングセラーを見極めて揃えた選書と棚の数々がある素敵な本屋さんです。 また、中二階には畳とちゃぶ台のある、秘密基地のようなお部屋があり、コーヒーを飲みながら、読書を楽しむことができます。 *** 後半は『出張版スナック明子』がオープン! 会場にて、お酒とドリンクを販売させていただきます。(今回インタビュアーを務めさせていただく、センジュ出版代表である吉満の名前が、明子といいます)。古川さんを交えて、ぜひ、お酒を片手に「本のある時間」を楽しみましょう! -------------------------------------------------------------------------------------- ◎日時◎2019年6月29日(土曜日)前半・後半の二部構成となっております。 ◎第一部 17時~19時『ハイツひなげし』著者:古川誠 ×編集者トークイベント参加費:1500円(当日現金にてお支払いください) ◎第二部 19時~20時30分「本と酒 スナック明子」オープン参加費:無料(ドリンクはキャッシュオンにてお願いいたします) ◎会場Readin’Writin’ BOOKSTORE東京都台東区寿2-4-7東京メトロ銀座線 田原町駅 徒歩2分 ◎お申込み期間◎6/28(金)18時まで ◎定員◎30名着席可能 ◎キャンセル◎キャンセル・ご変更の場合はなるべく前日までに info@senju-pub.com へご連絡お願いいたします。 -----------------------------------------------------------------------------------◎主催・お問合せ◎センジュ出版info@senju-pub.com03-6337-3926