マルレク 「暗号技術の現在 -- ポスト量子暗号への移行と量子暗号」 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T11:17:52+09:00 Peatix 丸山不二夫 マルレク 「暗号技術の現在 -- ポスト量子暗号への移行と量子暗号」 tag:peatix.com,2019:event-648891 2019-06-03T19:00:00JST 2019-06-03T19:00:00JST 現在では、企業の秘密情報も個人のプライベートな情報も、ネットワークをまたいで共有されることが普通に行われています。そうした情報が、無関係の(ある場合には悪意のある)第三者に漏れないように、暗号化技術が利用されています。現代のネットワーク社会の安全性を支える基本技術の一つが、暗号化技術です。今回のセミナーでは、最近関心が高まりつつある量子情報技術と暗号化技術の関係にフオーカスしたいと思います。セキュリティ技術やブロックチェイン技術に関心のある方の参加を歓迎します。量子情報技術と暗号化技術の関係は、二つの面から考えることができます。一つは、従来の暗号化技術を「破る」技術としての量子情報技術です。もう一つは、従来の技術(量子コンピュータを含めて)では達成できない「破られない」暗号化技術への量子情報理論の利用です。前者については、量子コンピュータを使って素因数分解を高速に行うショアのアルゴリズムが有名です。ただ、1994年のショアの発見から25年たった現在も、現在利用されている暗号を破るような量子コンピュータは作られていません。それにもかかわらず、暗号化技術の最前線では、NISTもNSAも「量子耐性」を持つ暗号化技術の開発に余念がないように見えます。 NIST "Post-Quantum Cryptography" https://csrc.nist.gov/projects/post-quantum-cryptography NSA "Commercial National Security Algorithm Suite" https://apps.nsa.gov/iaarchive/programs/iad-initiatives/cnsa-suite.cfm セミナーでは、アメリカのNIST, NSAの動きを中心に、暗号技術の現在を「量子耐性暗号への移行」としてまとめてみようと思います。 後者の「量子暗号」については、BB84と呼ばれる、秘密キーの共有プロトコルを紹介しようと思います。意外なことに、この量子暗号の原理は、いたってシンプルなものです。量子コンピュータのことを知らなくても、理解できると思っています。もちろん、先のマルレクでも取り上げた「量子テレポーテーション」等の量子通信技術がベースになるのですが、RSA暗号を解く量子コンピュータより一足先に実用化されるのではと、僕は思っています。このマルレクのフォローアップ・セミナー「紙と鉛筆で学ぶ量子アルゴリズム2 -- Shorのアルゴリズムを学ぶ」を6月21日、角川さんで開催しようと思います。平日夜間3時間のセミナーです。 Shorのアルゴリズムは、量子コンピュータと量子アルゴリズムの歴史の中で画期的なものです。今回のマルレクでは、時間の関係で詳しく触れることはできないのですが、今回のテーマの「影の主役」です。そのインパクトは広く深く、現在も続いています。それは、理論的・技術的なインパクトに留まりません。大まかなコンセプトだけでも、出来るだけわかりやすく解説できればと思っています。このフォローアップ・セミナー「6/21 紙と鉛筆で学ぶ量子アルゴリズム2 -- Shorのアルゴリズムを学ぶ」ですが、今回の6/3のマルレクに参加した人には、割引料金で参加できるようにします。是非、こちらのセミナーにもご参加ください。Shorのアルゴリズムのビットコインやイーサリウムといった暗号通貨への近未来に予想される深刻なインパクトについてblogを書きました。お読みください。「ビットコイン、イーサリウムと楕円曲線暗号」 https://maruyama097.blogspot.com/2019/05/blog-post_63.html「ビットコイン、イーサリウムと新一万円札は、どちらが長持ちするか?」 https://maruyama097.blogspot.com/2019/05/blog-post_23.html「Moscaの定理」https://maruyama097.blogspot.com/2019/05/mosca.html本セミナーの資料公開しました。 http://bit.ly/30YB8gP<<開催当日、会場への入館に際してのお願い>>(1)セルリアンタワーロビー階(LBF、エスカレーターで 2階左側が入口)にお越しください。 「マルレク」受付にてお名前と所属(会社名)をお申出になり、受講登録名簿と照合の上、入館証(IC カード)をお受取りください。なお、受付にて身分証(お名刺、あるいは本イベントチケットの表示画面、プリント等の何れか)のご提示をお願いすることがありますので、予めご用意ください。(2)入館受付後は、ロビー階(LBF)からエレベーターにて11階のGMO総合受付に移動して会場のYoursまでお越し下さい。(3)入館の受付時間は18:30~19:30です。(受付終了後は入館できません、また、入館後に途中退出した場合も再入館できませんのでご注意ください。)(4)お帰りはエレベターでB1Fにお越しください、退出の際はカードホルダーからICカードを外してB1Fのセキュリティーゲート(右側ゲートのみ)に入れることで退館できます。(5)会場は全館禁煙です、また持ち込まれたゴミ、ペットボトル等は持ち帰り頂きますよう、ご協力をお願いいたします。(6)開場以降の緊急連絡は会場事務局 infoにお願いします。なお、マルレクにつきましては下記の一般社団法人Marulaboサイトにてもご案内しています。https://www.marulabo.net/seminar/2019-2020/過去の講演資料のリンクも含めてこちからも参照いただけます。以上、よろしくお願いいたします。================================一般社団法人Marulabo事務局マルレク担当お問合せ info@marulabo.netURL https://www.marulabo.net/================================ Updates tag:peatix.com,2019-06-02 11:14:04 2019-06-02 11:14:04 タイトル は マルレク 「暗号技術の現在 -- ポスト量子暗号への移行と量子暗号」 に変更されました。 Orig#439824 Updates tag:peatix.com,2019-06-02 05:54:35 2019-06-02 05:54:35 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#439789 Updates tag:peatix.com,2019-05-30 00:20:22 2019-05-30 00:20:22 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#438884 Updates tag:peatix.com,2019-05-24 08:48:15 2019-05-24 08:48:15 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#437432 Updates tag:peatix.com,2019-05-18 05:21:13 2019-05-18 05:21:13 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#435533 Updates tag:peatix.com,2019-05-18 04:53:09 2019-05-18 04:53:09 タイトル は マルレク 「暗号技術の現在 -- 量子耐性暗号への移行と量子暗号」 に変更されました。 Orig#435532 Updates tag:peatix.com,2019-05-18 04:44:34 2019-05-18 04:44:34 タイトル は マルレク第一回 「暗号技術の現在 -- 量子耐性暗号への移行と量子暗号」 に変更されました。 Orig#435530