亀山郁夫×東浩紀 司会:上田洋子「『カラマーゾフの兄弟』からチェルノブイリへ――ロシア文学と日本社会」@hazuma @yuvmsk | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-08-22T22:43:53+09:00 Peatix ゲンロンカフェ 亀山郁夫×東浩紀 司会:上田洋子「『カラマーゾフの兄弟』からチェルノブイリへ――ロシア文学と日本社会」@hazuma @yuvmsk tag:peatix.com,2014:event-59935 2014-12-09T19:00:00JST 2014-12-09T19:00:00JST 当日券は3100円 (1ドリンク付き)です。ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2600円になります。友の会会員限定指定席にはキャッシュバックはありません。複数席を予約される場合は、お連れの方が友の会会員でなくても結構です。開場時間はイベント開始1時間前の18:00となります。【イベント概要】ドストエフスキーは世界文学のなかでも、日本でとくに人気の高い作家である。これまで多くの作家が影響を受け、多くの研究者が論文を捧げ、あまたの翻訳が世に出されてきた。だが、21世紀になって、ドストエフスキーの新訳を年間26万部を越えるベストセラーに導いたのは、世界でも亀山郁夫だけではないか。ベストセラーになったのは、ドストエフスキーの長編でも最も長い『カラマーゾフの兄弟』(光文社古典新訳文庫)。ヒットの原因は、平易かつ美しい現代語で、物語のダイナミズムをそのままに読ませる亀山訳との相乗効果にある。新訳では、読書ガイドや解題、伝記など、翻訳者亀山があちらこちらに登場して『カラマーゾフの兄弟』の面白さを熱く語る。読者は亀山の読みと深読みに共感したり反論したりしながら、小説のページをまた繰り直すことになる。そして結局、亀山の熱に巻き込まれてしまう。亀山は『カラマーゾフ』後も、『罪と罰』(光文社古典新訳文庫)『悪霊』(同)『地下室の記録』(集英社)と、ドストエフスキーの新訳を立て続けに出版している。そして今年、ついにオリジナルの長編小説『新カラマーゾフの兄弟』を『文藝』に発表。この小説では原作の面白さはそのままに、ドストエフスキー的な論理的思考や推理のプロセスが日本赤軍やオウムの問題と接続され、さらに亀山自身の自伝と重ね合わされている。エッセンスや細かなモチーフは、現代日本の状況や事物に巧みに置き換えられている。『新カラマーゾフの兄弟』は、ドストエフスキーの小説のたいへん優れた「二次創作」とも言えるだろう。ドストエフスキーはなぜそんなにひとを惹きつけるのか。ドストエフスキーは日本人になにをもたらしたのか。稀代のドストエフスキー伝道者亀山郁夫に、ドストエフスキーの愛読者として知られる東浩紀が迫る。司会はロシア文学者の上田洋子。 なお、亀山はチェルノブイリの問題にも関心を持ち続け、この夏にはそこを訪れている。「チェルノブイリ」はその地に自生するヨモギの種の名前だが、これが聖書の黙示録にある「天使がラッパを吹くと、にがよもぎの星が落ちて、水の三分の一が苦くなって多くの人が死んだ」という記述と重ねられ、象徴化されて大きな風評被害があった。ドストエフスキーも『白痴』のなかで黙示録の「にがよもぎ」を文明の発達と重ねて議論のネタにしているが、文学の世界では、表象が一人歩きをして、現実を見えなくすることが多々ある。3.11を境に、チェルノブイリへの見方には変化があったのか。チェルノブイリと表象の問題をもうひとつの論点としたい。【登壇者プロフィール】亀山郁夫(かめやま・いくお)1949年、栃木県生まれ。名古屋外国語大学学長。ロシア文学者。栃木県立宇都宮高等学校卒業、東京外国語大学卒業、東京大学大学院博士課程単位取得退学。前東京外国語大学学長。 2002年に「磔のロシア―スターリンと芸術家たち」で大佛次郎賞、2007年に翻訳「カラマーゾフの兄弟」で毎日出版文化賞特別賞、プーシキン賞を受賞。2012年には「謎解き『悪霊』」で読売文学賞受賞。ドストエフスキーの新訳では、他に「罪と罰」、「悪霊」があり、現在は「白痴」の翻訳に取り組んでいる。東浩紀(あずま・ひろき)1971年生まれ。東京都出身。哲学者・作家。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。株式会社ゲンロン代表、同社発行『思想地図β』編集長。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(講談社)など多数。2014年7月に新著『弱いつながり』(幻冬舎)を刊行。上田洋子(うえだ・ようこ)撮影:新津保建秀1974年生。ロシア文学者、ロシア語通訳・翻訳家。博士(文学)。早稲田大学・専修大学非常勤講師。著書に『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド  思想地図β4-1』(調査・監修、ゲンロン、2013)、『瞳孔の中  クルジジャノフスキイ作品集』(共訳、松籟社、2012)など。展示企画に「メイエルホリドの演劇と生涯:没後70年・復権55年」展(早稲田大学演劇博物館、2010)など。【注意事項】チケットキャンセルの場合の払い戻しは受け付けられません。予めご了承ください。本イベントはインターネットでの動画配信(ゲンロンカフェ完全中継チャンネル)を予定しており、ご来場のお客様の映像が映り込む可能性がございますので、ご了承のほどお願い致します。当日、ゲンロン友の会会員証または学生書提示で500円キャッシュバックいたします(併用不可、学生証は国立公立学校または学校法人が発行したもの)。チケット料金は税込価格です。講演・イベントの無断録画・録音はご遠慮ください。お席はチケットの申し込み順ではなく、当日会場にご来場頂いた順にご案内致します。未成年の方にはアルコールを提供できません。18歳未満の方は23時以降の参加はできません。保護者が同伴しない18歳未満の方は22時以降の参加はできません。 Updates tag:peatix.com,2014-11-26 15:16:37 2014-11-26 15:16:37 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#63001 Updates tag:peatix.com,2014-11-26 15:07:52 2014-11-26 15:07:52 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#63000 Updates tag:peatix.com,2014-11-26 14:52:08 2014-11-26 14:52:08 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#62997 Updates tag:peatix.com,2014-11-15 15:10:40 2014-11-15 15:10:40 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#61182 Updates tag:peatix.com,2014-11-11 16:12:32 2014-11-11 16:12:32 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#60380