『エリクソンが大切にしていたこと』神 崇仁トークライブ | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-17T15:01:53+09:00 Peatix 野村 光恵 『エリクソンが大切にしていたこと』神 崇仁トークライブ tag:peatix.com,2014:event-59218 2014-11-16T18:00:00JST 2014-11-16T18:00:00JST 人と関わる上で技術はとても重要です。そして、それを支える姿勢や原則も同様に重要です。なぜなら”技”というのは、手で支えると書くように、技術や方法論というのは、 その人の信念体系や、人との関わり方の基本的な姿勢や原則を忠実に再現するためにあるからです。それはマニュアルや公式で表せるものではありません。特にミルトン・エリクソンは理論化を嫌い、体系化することを頑に拒んでいたと言われています。「私はその都度、その人に合わせた心理療法を開発するのです。」この言葉は、さまざまな表現方法で、彼の元に訪れる弟子達に彼らに必要な形で届けられた一文です。対人援助においては、誰かの役に立つと信じている自分の考え方やビジョンが関わり方や原則となり、それらは必ず何らかの表現方法を伴って振る舞いとして顕されます。技術は、その関わり方や原則の表現手段と言えます。エリクソンの関わり方を実践しようと思うのであれば、エリクソンの考え方を知っておくことが大切だと思うのです。わたしはエリクソンの技術を探求する中で、エリクソンの生き方や考え方に興味を持って、それを深く探求するようになりました。わたしは日本語で書籍化されているものだけではなく、海外のエリクソンについての文献を数多くあたって、エリクソンについて探求をしてきました。その中には、昨年海外で発売され、非常に評価が高いエリクソンの自伝的映画「Wizard of the Desert」(砂漠の魔術師)の日本語字幕版プロジェクトを主導したことも含まれます。(現在、日本での発売に向けて予約準備中)その映画の中でも様々な人が証言しているように、人の存在に光をあてる関わり方をするエリクソンのストーリーはそれだけでも心が動くものですが、その根底にあるエリクソンの人に関わる考え方を知っておくことで、私たちが実際に人に関わる時でも強い影響を与えるものになると思います。エリクソン自身の人に対する考え方を技術として表現したものをエリクソニアン・アプローチと呼びますが、それは難解で習得が難しいと言われています。その理由のひとつとして、研究している人の世界観によって、それぞれ異なるものが抽出されるため、様々な解説や注釈がついているためだと思われます。先程の映画、砂漠の魔術師をご覧になると多くの人が様々な表現でエリクソンを解説していることでも分かって頂けると思います。エリクソンを研究してきた中で気づいたことですが、結局のところ、どの研究者も人と関わるときに大切にしたいと共鳴する部分が、エリクソンのアプローチであると解釈しているのだと思います。日本において、名の知られたエリクソンの弟子であるビル・オハンロンや、スティーブン・ギリガンにも、それぞれ異なる心の中で共鳴した部分があり、それを元にして生み出したアプローチが独自のやり方であるのもうなずけます。私たちは、自分にとって大切だと感じること、共鳴があるときにそこに繋がりを感じます。わたしもエリクソンの関わり方の中に、共鳴した部分があったからこそエリクソンを研究しようと思い立ち、それを現在も続けているのです。それをわたし自身、人と関わるときの原則としながら、支援やトレーニングを行っています。対人支援業界専門誌『セラピスト』誌 2014年10月号にて大きく取り上げられた「プロカウンセラーの聴く力、話す技」の特集において以下のように答えました。神 崇仁が大切にしていることそして、自分の関わり方というフィルターを通してエリクソンを研究したときには、自分と共鳴したことと同様に、重要だなと思える「エリクソンの関わり方の原則」がありました。今回のトークライブでは、「エリクソンの他者との関わり方で大切にしている原則」をいくつかご紹介していきます。また、エリクソンの映像を一部お見せして、実際にエリクソンがどのようにして他者と関わっていたのかをご紹介させて頂く予定です。他者の可能性を開くことに興味を持っている方、この内容に響くものを感じられた方、エリクソンの大切にしていたことを探求する時間をご一緒しませんか?講師:神 崇仁(こう たかひと)「ことば」と「しぐさ」の持つ影響力の研究とトレーニングコンテンツの開発、実施を通して、人間の意識の成長を促進する、「セルフリーダーシップ」開発トレーナー。また日本で5人のNLPマスタートレーナー・キャンディデイト(候補)でもある。日本最大手の百貨店グループにて販売マネージャー、バイヤー、経営企画マネージャーを歴任する。退職と同時にベンチャー系アパレルの営業取締役に就任、その後百貨店時代の上司で参議院議員であった故藤巻幸夫氏に請われ、世界的流通大手のセブン&アイグループの関連会社、セブン&アイ生活デザイン研究所に入社、チーフディレクター(主席リサーチャー)として消費者心理、市場調査に基づくマーケティング指揮を行う。自らも行動心理や認知心理を探究する中で、米国の行動変革プログラムの最も効果的な流派の一つ、神経言語プログラミング(NLP)と出会う。2009年にNLPのトレーナー資格を取得、現在迄に2000時間を超えるNLPコースのトレーニングを実施する。2011年から、人間心理の更なる探究と、より効果的な実践方法の探究を始め、本場アメリカの老舗NLP研修会社(NLPコンプリヘンシブ)のコンテンツの翻訳、編集、監修業務を2年に渡り努める。2013年に、「人生の意図を達成するための能力は、どんな人間の内側にも存在する。ただそれを統合して、自分の振舞いに落とし込めていないだけである。」人の中にある可能性を探究し、人生経験の肯定的な統合をサポートすることを人生の意図 として独立を決め、活動を始める。2014年4月には、NLPのモデリングの対象となった「ミルトン・H・エリクソン」の障害を描いた映画「Wizard of the Desert」(砂漠の魔術師)の日本語化プロジェクトを主導。エリクソンの諦めない生き方を日本に紹介するための活動を続けている。現在は講師として、コミュニケーション、コーチング、ファシリテート研修など、さまざまな人間開発のプログラムのトレーニングを開催すると同時に、企業研修講師やNLPトレーナーからの依頼に基づくプログラム開発、企業経営者や独立事業者へのエグゼクティブ・コーチ、プレゼンテーション/スピーチコンサルタントとして日々活動している。 【心理学関連の保有資格】米国NLP協会クリスティーナ・ホール認定NLPマスタートレーナーアソシエイト(NLPトレーナーの上位資格/2013年英国にて取得) 米国TLTA認定クリエイティング・ユア・フューチャー コーチングテクニックマスターレベル・トレーナー【2013年米国にて取得】(*2014年3月時点において現在日本での資格保有者は2名)米国NLP&コーチング研究所カリフォルニア認定  ウェルシーマインド(お金に関する信念の解放)プログラム認定トレーナー米国TLTA認定タイムライン・セラピー・トレーナー【2011年米国にて取得】ABNLP(全米NLP協会)コーチングディビジョン認定 NLPコーチングトレーナー(*2014年3月時点において現在日本で唯一の資格保有者)LAB(言語と振舞い)プロファイルトレーナー、グループコーチ 【2010年日本にて取得】米国NLP協会リチャード・バンドラー認定NLPトレーナー【2009年米国にて取得】ABNLP(全米NLP協会)認定NLPトレーナー【2009年日本にて取得】ABH(全米催眠療法士協会認定)ヒプノシス・マスタートレーナー【2013年米国にて取得】元米国MITスローン大学 名誉教授エドガー・シャイン開発ヘルピング&プロセスコンサルテーション上級プログラム修了【2011年米国/日本にて取得】NLP共同開発者ロバート・ディルツ先生とエリクソン催眠の大家スティーブン・ギリガン博士による共同プロジェクト『ジェネラティブ・コーチング』第一期生であると共に日本で5人しかいないコーチングアシスタントでもある【2014年日本にて取得】