早稲田大学合同作品展示「Aging」ー 橋田朋子研究室&ドミニクチェン研究室 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T11:09:01+09:00 Peatix amu(あむ) 早稲田大学合同作品展示「Aging」ー 橋田朋子研究室&ドミニクチェン研究室 tag:peatix.com,2018:event-576585 2018-12-15T12:00:00JST 2018-12-15T12:00:00JST 【日時】12/15(土) 12:00〜18:0012/16(日) 12:00〜18:00土曜日と日曜日で展示作品は入れ替わります【主催研究室】橋田 朋子(早稲田大学基幹理工学部表現工学科 准教授)、ドミニク・チェン(早稲田大学文学学術院・准教授)【参加費】無料(Peatixでの申し込みは不要です)【定員】なし■主催者より現代の日本は「超高齢化社会」に突入し、老いが社会問題として大きく取り上げられています。こうした状況下では、老化に対するネガティブかつステレオタイプな印象が強まっているようです。たとえば、「老害」「アンチエイジング」といった言葉からも、誰一人として避けられないエイジングに対抗したいという人間の必死な思いが透けて見えるように感じられます。遡れば平安時代から老いを衰退と捉える風潮は存在していたとされ「齢(よわい)」という言葉は「弱い」に掛かった同音異義語という説も提唱されています。このように過去から現在そして未来へと、時間が進む方向が1つとされている以上、不可避で不可逆な”Aging"は人間にとって普遍的な主題であり、超えられない壁、あるいは、すべての物事を移ろいゆくものとして儚さを見出す無常観にも繋がるでしょう。一方で、”Aging"という英単語には「物体の経年変化」という意味も含まれています。繰り返し使うことで手に馴染む革製品や、年月をかけて熟成するワインは"Aging"による賜物なのです。同じように、人間も歳月を重ねることで味わい深さが滲み出ると信じられれば、老いることに対する価値観も変化するのではないでしょうか。また、ひとりの人間のみならず、他者との関係性やその間で伝承される所作、交わされる言葉、その他の対象に"Aging"が及ぼす効果についても探求する余地があると考えています。本展では、”Aging”に基づき、生きていく中で過ぎ行く時間をどのように認識し、多面的に解釈するかをテーマに掲げ、早稲田大学文化構想学部の表象・メディア論系のドミニク・チェンゼミと、基幹理工学部表現工学科の橋田朋子研究室の学生が学部や学年を超えてチームを組み、作品制作に取り組みました。何をするにも「平成最後の」という接頭語が付いた2018年。そして、来年には新たな時代を迎え、自分自身の"Aging”を再度実感する時期に差し掛かった今日。この展示が来場者の皆さまにとって、森羅万象を司る時間との付き合いかたを改めて考える機会になりましたら幸いです。■展示作品の一部を紹介自己犠牲絵画バラの花は自身の香りで枯れるというアポトーシスの性質を利用した絵画。子孫を残すために必要なこのアポトーシスは、「老い」という現象が次世代をつくるという機能を持っていることを示しているのではないでしょうか。アンチわびさび3つのししおどしがリズムを刻み、ヘビーローテーションを奏でる。わびさびとはほど遠いアップテンポな動きや大衆的な音楽をあえて奏でる。ししおどしにおける時間経過をあえて否定することで、逆説的にわびさびにおける時間の経過の重要性に気づかせてくれます。子供から大人にお下がりできる服服は上の世代から下の世代へ受け継がれ、時を経て着古される。これを服の最も一般的なAgingだと考えると、ある一着の服における着用主の流れを逆行させることは、服の新たなAgingの提案となり得る。今制作においては子供用のワンピースから大人用のTシャツへ変形可能な服の実現を試みた。折り紙プリーツから着想を得て縫製に至っており、各サイズの印象に変化をもたらすことや変化の痕跡が残ることを意識している。プリーツの広がりがシワを想起させるか、あるいはその生地のうねりが若々しさを生じて見せるかもしれない。本展示の公式サイトではさらに多くの作品が紹介されていますので併せてご覧ください。https://aging-exhibition.cc/home■伊藤亜沙さん×橋田朋子×ドミニクチェン トークイベントを同時開催展示の始まる週末の前夜、12/14には伊藤亜沙さんをお招きしてのトークイベントを開催いたします。詳細と参加申し込みはこちらから。https://201812agingtalk.peatix.com/<主催者プロフィール>橋田朋子早稲田大学基幹理工学部表現工学科 准教授.博士(学際情報学).東京大学特任研究員,早稲田大学専任講師を経て2015年より現職.自然物から人工物まで様々な対象の「ありうるかもしれない」を形にするメディアを創り,人の思考と感覚に働きかけることに興味がある.女性博士研究者のチームCHORDxxCODEを創りおしゃべりと共創から生まれるものづくりの形も模索している.これまでに日本バーチャルリアリティ学会論文賞, 電子情報通信学会MVE賞,同ヒューマンコミュニケーション賞などを受賞し,経済産業省第1回 Innovative Technologiesに選出.またSIGGRAPH,Asia Digital Art Award, Media Ambition Tokyoなど国内外で研究・作品を発表している.ドミニク・チェン博士(学際情報学)、2017年4月より早稲田大学文学学術院・准教授。メディアアートセンターNTT InterCommunication Center[ICC]研究員/キュレーターを経て、NPOコモンスフィア(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)理事/株式会社ディヴィデュアル共同創業者。2008年IPA未踏IT人材育成プログラム・スーパークリエイター認定。NHK NEWSWEB第四期ネットナビゲーター(2015年4月〜2016年3月)。2016年、2017年度グッドデザイン賞・審査員「技術と情報」「社会基盤の進化」フォーカスイシューディレクター。著書に『謎床:思考が発酵する編集術』(晶文社、松岡正剛との共著)など多数。訳書に『ウェルビーイングの設計論:人がよりよく生きるための情報技術』(BNN新社)、『シンギュラリティ:人工知能から超知能まで』、(NTT出版)。 Updates tag:peatix.com,2018-12-05 01:49:25 2018-12-05 01:49:25 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#393403