韓国・台湾/アジアで開催されているビエンナーレの“今” | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-17T14:57:51+09:00 Peatix 3331 韓国・台湾/アジアで開催されているビエンナーレの“今” tag:peatix.com,2014:event-52092 2014-11-07T19:00:00JST 2014-11-07T19:00:00JST 国内では「横浜トリエンナーレ」「札幌国際芸術祭」「福岡トリエンナーレ」と大規模国際展が開催されて盛況ですが、実は日本と同じ東アジアで同時期にビエンナーレが開催されています。2014年の秋はアジアのビエンナーレ・サーキットの連戦が続いているのです。そのなかから今回のレクチャーでは、韓国の光州、釜山、台湾の台北のビエンナーレの模様をレポートしたいと思います。とくに光州ビエンナーレは、すでに10回目を迎え、アジアの先頭を切る国際展として揺るぎない地位を確立しています。また、同じ韓国の釜山は光州ほど目立たないのですが、光州へのライバル心から刺激的な展覧会を行ってきました。さて台北は、台湾という小さな国にもかかわらず「山椒は小粒でピリリと辛い」とばかりに一美術館で50組程度の小規模ながら好企画の展覧会を開催してきました。このように日本から近いアジアで開催されている非常にアクティブなビエンナーレに焦点を当て、2014年のグローバル化した現代アートの状況を紹介いたします。▲光州ビエンナーレ会場の様子【講師プロフィール】市原研太郎(美術評論家)展覧会カタログ、各種メディアに寄稿多数。著書に、『ゲルハルト・リヒター/光と仮象の絵画』(2002年)、『アフター・ザ・リアリティ―〈9.11〉以降のアート』(2008年)、『現代アート事典』(共著、2009年)等。また、『Identity Ⅳ』(2008年)、『Reality/Illusion』(2010年、ベルリン)等の展覧会企画も手掛けている。【講師からのメッセージ】これまで、世界で開催されているビエンナーレのレポートを定期的に行ってきました。ビエンナーレが、その時代の現代アートの状況だけではなく、現代世界の動向を知るバロメーターになっていることは、以前のレクチャーで明確になってきたのではないでしょうか。とくにアートマーケットではなかなかお目にかかることのない、社会的、政治的問題を扱った作品が大勢を占めるビエンナーレを観れば、ローカル・グローバルに展開される世界の情勢を、各ビエンナーレ独自の視点で切り取る興味深い作品がひしめいています。アジアで開催されているビエンナーレを通じて、我々の生きる現実世界を知る機会を提供したいと思います。