大井浩明「平均律クラヴィア曲集第2巻全曲」 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2015-10-14T03:21:42+09:00 Peatix オカムラ&カンパニー 大井浩明「平均律クラヴィア曲集第2巻全曲」 tag:peatix.com,2012:event-5010 2012-07-28T15:00:00JST 2012-07-28T15:00:00JST 大井浩明、大宅さおり、中川賢一。3人の優れたピアニストを迎え、3年に渡り開催するプロジェクト、【ピアノ・アクシス】。丁寧に調律されたスタインウェイ・フルコンサートグランドピアノを常備する渋谷・松濤サロンを舞台に、3人それぞれのテーマを持ったプログラムをお楽しみ頂けます。【ピアノ・アクシス】第3回目の公演は再び大井浩明が登場します。「ピアノで弾くバッハ」と銘打ったこのシリーズ。現代音楽のスペシャリストとしても名を馳せる大井浩明は、チェンバロやフォルテピアノと言った歴史的楽器とその奏法にも精通し、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの鍵盤音楽作品の演奏でも高い評価を得ています。「音楽の旧約聖書」とも言われる《平均律クラヴィア曲集》もまた、大井はクラヴィコードを用いて全曲通奏するリサイタルを行なっています。4月の第1巻に引き続きその円環を閉じる大井の《平均律クラヴィア曲集》、注目です。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━出演|大井浩明:ピアノプログラム|ヨハン・セバスティアン・バッハ:平均律クラヴィア曲集第2巻全曲http://www.okamura-co.com/concerts/2012/12-13axis.html#ooi日時|2012年7月28日(土) 15時開演会場|タカギクラヴィア松濤サロンチケット料金|全自由席 4000円*50席限定のコンサートです。ご予約はお早めにお願い申し上げます。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━主催|株式会社オカムラ&カンパニーtel 03-6804-7490(10:00~18:00 土日祝休) fax 03-6804-7489 mail info@okamura-co.comhttp://okamura-co.com/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ピアノ・アクシス 大井浩明「ピアノで弾くバッハ①」【《音楽現代》2012年7月号/評者:澤谷夏樹】より引用「(・・・)大井浩明は近年、十八世紀以前の楽曲では古典鍵盤楽器を用いることを旨としてきた。このたびはそこから一歩踏み出し、ピアノでバッハに取り組む。この日は《平均律クラヴィーア曲集第一巻》。そこで展開されるのは十九世紀的なバッハ演奏のおさらいではなく、十八世紀音楽にとっては足枷である現代楽器でいかにバッハの「芯」に迫るか、という試みだ。 大井にかかるとそれは単なる抽象論ではなく、徹頭徹尾、具体的な演奏法として現れてくる。たとえば、同じ音型の繰り返しには句読点をきちんと付けていく。十九世紀的な演奏ならそんな場面を一息で歌いきってしまおうとするだろう。句読点一つで大井は、十八世紀と十九世紀との間に横たわる「時間の分節感覚」の違いを表現した。(・・・)このシリーズへの期待が否応なく高まる。」大井浩明プロフィール|京都市生まれ、同地に育つ。独学でピアノを始めたのち、スイス連邦政府給費留学生ならびに文化庁派遣芸術家在外研修員としてベルン芸術大学(スイス)に留学、ブルーノ・カニーノにピアノと室内楽を師事。同芸大大学院ピアノ科ソリストディプロマ課程修了。また、チェンバロと通奏低音をディルク・ベルナーに師事、同大学院古楽部門コンツェルトディプロマ課程も修了した。アンドラーシュ・シフ、ラーザリ・ベルマン、ロバート・レヴィン(以上ピアノ)、ルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ(バロック・オルガン)、ミクローシュ・シュパーニ(クラヴィコード)等の講習会を受講。 第30回ガウデアムス国際現代音楽演奏コンクール(1996/ロッテルダム)、第1回メシアン国際ピアノコンクール(2000/パリ)に入賞。第3回朝日現代音楽賞(1993)、第11回アリオン賞奨励賞(1994)、第4回青山音楽賞(1995、リゲティ《14のエテュード集》日本初演に対して)、第9回村松賞(1996、ブーレーズ全ピアノ作品チクルスに対して)、第11回出光音楽賞(2001)、第61回文化庁芸術祭新人賞(2006)、第15回日本文化藝術奨励賞(2007)等を受賞。 これまでにNHK交響楽団、新日本フィル、東京都交響楽団、東京シティ・フィル、仙台フィル、京都市交響楽団等のほか、ヨーロッパではバイエルン放送交響楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン(パリ)、ASKOアンサンブル(アムステルダム)、ドイツ・カンマーオーケストラ(ベルリン)、ベルン交響楽団等と共演。「ヴェネツィア・ビエンナーレ」「アヴィニョン・フェスティヴァル」「MUSICA VIVA」「ハノーファー・ビエンナーレ」「パンミュージック・フェスティヴァル(韓国・ソウル)」「November Music Festival(ベルギー・オランダ)」等の音楽祭に出演。仏TIMPANIレーベルでの『クセナキス管弦楽全集』シリーズには2002年から参加、アルトゥーロ・タマヨ指揮ルクセンブルク・フィルと共演したCD《シナファイ》はベストセラーとなり、ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジック“CHOC”グランプリを受賞した。2004年秋には第2協奏曲《エリフソン》世界初録音が同レーベルからリリースされた。 近年は歴史的鍵盤楽器による古楽演奏にも力を入れ、初期バロック音楽を中心としたチェンバロ・リサイタル、委嘱新作を含むオルガン・リサイタル、《平均律第1巻》《同第2巻》《フーガの技法》全曲によるクラヴィコード・リサイタル、モーツァルト・クラヴィアソナタ全17曲によるフォルテピアノ・リサイタル等を行っている。 2006年秋には、日本モーツァルト協会例会にて寺神戸亮指揮レ・ボレアード(古楽器オーケストラ)とフォルテピアノで協奏曲(KV453)を共演すると同時に、グラスハーモニカ作品(KV356/KV617)もオリジナル楽器(Finkenbeiner, 430Hz)で紹介、その成果により第61回文化庁芸術祭新人賞を受賞した。2008年-2009年にかけては、ベートーヴェン:クラヴィアソナタ全32曲ならびにリスト編交響曲全9曲を、時代順様式別の9種類のフォルテピアノで弾き分けるシリーズ(全13公演)を開催、NHK-BS等で紹介された他、ライヴ盤はENZO/King Internationalレーベルから順次リリースされており、またi-Tunes Storeでも公開中である。 2009年-2010年は、オルガンとチェンバロによるバッハ:クラヴィア練習曲集全4巻連続演奏会、バッハ《イギリス組曲全曲》《フランス組曲全曲》による連続チェンバロ・リサイタル、寺神戸亮や阿部千春とのモーツァルト:パリ・ソナタ集(K.301-306)によるドゥオ・リサイタル、小倉貴久子とのモーツァルト:クラヴィア協奏曲全曲演奏会シリーズ(2台のフォルテピアノによる)、シューベルト:最期の3つのソナタによるフォルテピアノ・リサイタル、新ウィーン楽派全ピアノ作品によるピアノ・リサイタル等を行っている。 公式サイトhttp://ooipiano.exblog.jp/