尾崎大輔(写真家)× 開沼博(社会学者)トークイベント〜性に関する裏社会について〜 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2015-10-14T03:44:49+09:00 Peatix daisukeozaki 尾崎大輔(写真家)× 開沼博(社会学者)トークイベント〜性に関する裏社会について〜 tag:peatix.com,2014:event-44284 2014-09-18T20:00:00JST 2014-09-18T20:00:00JST 9月に行なわれる展覧会に合わせて、9月18日(木)に尾崎大輔(写真家)と開沼博(社会学者)によってトークイベントを開催致します。内容はトークの内容は‘性’に関する裏社会についてです。 イベントの詳細は下記の通りです。 【トークイベント】 尾崎大輔(写真家) × 開沼博(社会学者) 日程 9月18日(木) 時間 開場 19:30 開始 20:00また展覧会期間は下記の通りとなります。「火宅は語り合う。あまりに孤独を弾いていて」 @Place M(新宿・東京) 会期 9/15(月・祝日)〜9/21(日) 12:00〜19:00 展覧会場には撮影の舞台裏がわかる文章も展示させて頂く予定で、そのひとつを下記に記載させて頂きます。 仕事の撮影が終わり、編集者に「尾崎さんが興味ありそうな所に連れてきますよ。」と新宿のとある雑居ビルの一室に連れて行かれた。 男性数人と医療関係の仕事をしている女性と販売員で仕事帰りの女性が2名カウンターでお酒を飲んでいる。反対側にはソファーが数個置かれ、ソファーに囲まれた広い空間が真ん中にある。 編集者からオーナーを紹介され、普段から持ち歩いている写真集のポストカードを見せながら少し自分の話をし、カウンターで一緒に飲み始めた。 女 性2名にヌードの写真を撮っている話をし、撮らせてもらえないかと話を進める。2人共に了承を得た後、反対側の空間にバックヤードから出してきたマットレ スのベッドを置き、撮影場所の準備進める。ベットを準備する隣で既に女性は服を脱いだ状態で待っている。準備が終わったことを女性に告げるとベッドの上で 少し恥ずかしながら二人は絡み始めた。それをファインダー越しで見ながら、私はコンパクトカメラのシャッターを切る。「母親が死ぬまで、母親とするSEX が一番気持ちよかった」とカウンターで近親相姦の性癖を話していたスーツ姿の中年男性がその状況に興奮したのであろう、ズボンを下げ、マスターベーション をし始める。それを横目に私はシャッターを切り続ける。 結局、私も普通の感覚と違っていて、一般常識で考えれば異常であると他人から思われるのだろうと最近考える。色々と言葉で説明するのではなく、結局は人間の欲望のようなものを写真に撮りたいという普通と違う性癖みたいなものが私の中にあるのかと。 またこういう状況を直面するとどこまでが日常と地続きで、どこからが非日常なのか、その境目がドア一枚なのかと感じてしまう。 マ スターベーションを行う男性に私が、「彼女達がOKならば、あの中に交じってみてはどうですか?」と尋ねると、「こっちの方が気持ちいい。」とそのまま自 慰行為を続けた。それを聞いていたカウンターに座っていた男性の一人が「交じっても大丈夫ですか?」と私に問いかけて来て、それを聞いていた女性二人も OKと返事が来て、男性は服を脱ぎ、女性2名の間に入っていった。 そのまま私は目の前の人達に向け、シャッターを切り続けた。 トークイベントではその他の撮影裏の話などもさせて頂きます。皆様よろしくお願い致します。<プロフィール>尾崎大輔(写真家)1983年三重県生まれ。早稲田大学社会科学部在学中にファッション雑誌での編集の仕事を経て、写真家として活動を開始。卒業後、渡英。2007年、London college of communication(ABC diploma in photography)卒業。同年、写真集「写真は私たちの記憶を記録できるのですか?」、「無」(発行 PLACE M、発売 月曜社)、2010年「ポートレート」(月曜社)を出版。個展・グループ展多数。2011年より視覚障害者を中心に知的、精神障害者など様々な人を対象としたワークショップを多数主催。ホームページURL http://www.daisukeozaki.com/開沼博(社会学者)福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員(2012-)。 読売新聞読書委員(2013-)。 復興庁東日本大震災生活復興プロジェクト委員(2013-2014)。 経済産業省資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会原子力小委員会委員(2014-)。 1984年福島県いわき市生まれ。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府修士課程修了。現在、同博士課程在籍。専攻は社会学。著書に『漂白される 社会』(ダイヤモンド社)『フクシマの正義 「日本の変わらなさ」との闘い』(幻冬舎)『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社)『地方の論理 フクシマから考える日本の未来』 (同、佐藤栄佐久氏との共著)『「原発避難」論 避難の実像からセカンドタウン、故郷再生まで』(明石書店、編著)など。学術誌の他、「文藝春秋」 「AERA」などの媒体にルポ・評論・書評などを執筆。ホームページ http://kainumahiroshi.net/展示される写真の一部