木遣とヨイク ー 伝統の声が創る新しい諏訪の力 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T10:45:06+09:00 Peatix SUMMIT Consulting| Yoik and Kiyari Project 木遣とヨイク ー 伝統の声が創る新しい諏訪の力 tag:peatix.com,2018:event-418954 2018-11-11T13:30:00JST 2018-11-11T13:30:00JST 北欧が、私たちを自由にする。森と湖の諏訪、そして平等の国、ノルウェーが出会う。北欧ノルウェーから来る先住民族のサーミの声、ヨイク。長野県諏訪の御柱祭で神への感謝と安全を祈り、空に突き抜ける木遣の声。8,000キロを越えて重なる伝統の声が、世界で初めての空間を創ります。そして長い迫害を経て、自らの歴史や言語を復活させてきたサーミ民族。サーミにとってヨイクとは何か。その承継に必要なこととは。サーミが自ら語ります。ぜひ、この場、この時にしかない「ヨイクと木遣」、伝統の声の共演を体験してください。Yoik and Kiyari Project 2018プロデューサー 守岡 伸彦Website:  https://www.boazu-edu.comFacebook: https://www.facebook.com/boazuedu/茅野市木遣保存会とサーミが交わす3つの「ハロー」の声、ムービーをご覧ください。https://youtu.be/otcnr-gEJCs-------------------------------------【こんな方におすすめです】 北欧が好きな方 サーミやヨイクに興味がある方 アナと雪の女王の風景が好きな方 諏訪の御柱祭や八ヶ岳が好きな方 自然の中で過ごすことが好きな方 男女平等など、北欧社会に興味がある方 将来の可能性を広げたい学生さん、親御さん 【出演者の紹介】 茅野市木遣保存会 ミッケル・ラスムス・ロイエ(ノルウェー国立サーミ劇場より) カタリーナ・バルック(南サーミ劇場より) 『茅野市木遣保存会』 1986年、今回の御柱祭を契機に、茅野市に伝わる木遣唄を後世に伝え永く保存するため、茅野市内の木遣同好者により設立されました。 会員相互の親睦と毎月の練習を通じ、心をこめた、息のあった木遣唄を大切にしています。 木遣唄を広く普及するため、御柱祭だけでなく、地域内でも積極的に木遣唄を披露し、市民を応援しています。 「木遣とヨイク」の出演木遣師:入賞記録「木やり日本一コンクール」上社の部 (最優秀賞)神林守夫、宮坂和生    (優秀賞)宮坂文晴、小飼巻裕、植村直子https://www.youtube.com/watch?v=SPjWxEmer4g(撮影:守岡伸彦)『ノルウェー国立サーミ劇場』 1981年に、ノルウェー北部のカウトケーノに設立された、小さな劇団から始まりました。 劇団の目的は、サーミ語による作品を通し、サーミ民族のアイデンティティを高めること、それと同時に、ノルウェー国内と海外にサーミ民族の文化を普及すること。劇団は、積極的に国外へのパフォーマンスを行なっています。 来日アーティスト:ミッケル・ラスムス・ロイエ (Mikkel Rasumus Logje) サーミ音楽のコンテスト「サーミグランプリ」にも出演するヨイク・アーティスト。さらにサーミ大学大学院で、サーミ言語の研究を専攻し、サーミ言語と文化の承継に取り組みます。父は、現在もトナカイの放牧を行います。https://www.youtube.com/watch?v=DoSl_xbkHus(撮影:守岡伸彦)『南サーミ劇場』(ノルウェー) ノルウェーの南サーミ劇場は、南サーミ語と文化を中心にした芸術活動を行なっています。 最近の10年間は、革新的な演劇と海外公演で活動の幅を広げ、大きな進歩を続けています。 来日アーティスト:カタリーナ・バルック (Katarina Barruk)。出身はスウェーデン。 世界中でも、ほんの僅かな人しか話せないウメ・サーミの言語。これを生きた言語として復活し、広めることに、音楽とともに人生をかけ、熱意をもって活動している。母はピアニストで、父はヨイク・アーティストで、ウメ・サーミ語を流暢に話すことができた。サーミ民族のフェスティバルであるRiddu Ridduで、数々の受賞をしている。https://www.youtube.com/watch?v=7GKKq8zgaMY(撮影:南サーミ劇場)------------------------------------【プログラムの概要】11月11日 13:30 開演 (茅野市民館コンサートホール)1. はじめに (約15分):長野県、ノルウェー大使館2. シンポジウム(約40分):サーミ・アーティスト、長谷川紀子氏(教育学博士)、守岡伸彦(ファシリテーター)「サーミが語る消えゆく文化の承継について」  長い迫害を経て、サーミ民族は、禁じられた自らの歴史や言語をどのように復活させ、継承させてきたのか。 サーミにとってヨイクとは何か。サーミが自ら語る。 ー舞台展開ー3. コンサート(約1時間)「木遣とヨイク:伝統の声の共演」 ヨイク :サーミ民族の伝統の声、ヨイク。ノルウェー国立サーミ劇場・南サーミ劇場の出演。 木遣:   6年に一度だけ行われる御柱祭。茅野市木遣保存会による木遣と厳選されたLCVの映像で、御柱祭の全行程を紹介する試み。 コラボ :  そして、ヨイクと木遣の声が掛け合う、世界で初めてのコラボレーション。どのような空間ができるのか。 ---------------------------------------------【イベントの概要】 2018年11月11日(日)13時開場、13時30分開演、16時終了予定 茅野市民館コンサートホール(JR茅野駅と直結。新宿ー茅野間は、JR特急で約2時間半) チケット 大人 4,500円、中高生1,500円、小学生500円 未就学児は、チケットを持つ保護者一人につき、一人ひざ上で無料(ガラス張りの特別室で観覧頂けます。この同伴席は全部で7席) 出演者には、市民の高齢者やお子様も含まれます。終了は16時を予定しておりますが、お怪我なくステージを移動頂けるように、お時間に余裕を頂く場合があります。終了が多少遅れることも想定頂けますと幸いです(最大16時30分まで)。 【企画・制作など】 企画:守岡伸彦 (サミットコンサルティング | Boazu-Education) プロデューサー:守岡伸彦 / 名取敏行 (名取事務所) 演出:ハウクール J. グンナルソン 舞台監督:大島健司 (Pカンパニー) 特別協力:ノルウェー大使館 助成:スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団 助成:長野県 元気づくり支援金 活用事業 主催 : Yoik and Kiyari Project 2018 共催: 茅野市民館指定管理者 株式会社地域文化創造 後援:エルシーブイ / 信濃毎日新聞 --------------------------------------------------------------------【Yoik and Kiyari Project 2018 | 取組みの意図と、これまでの活動】 (Planning & produced by サミットコンサルティング | Boazu-Education ) このプロジェクトは、将来を担う世代が、広い視点から地域や国の将来を描き、自ら考えて取り組むことを目指します。 その参考モデルとして、世界幸福度ランキング一位(2017年)のノルウェーに着目します。 ノルウェーが大切にする「社会の多様性と平等」「自然と生活」に関する市民向けワークショップを開催してきました。 その集大成として諏訪の伝統である木遣と、ノルウェーが先住民族として認め、保護するサーミ民族のヨイクという「伝統の声」の共演を企画し実行します。 この取組みが将来に続くものとなるように、特に働く女性と、その子供たちである高校生、就学前の幼児・小学生を巻き込みながら進めてきました。 2018年5月26日「キュッパと森で遊ぼう」 株式会社トムス・エンタテインメントにご協力頂き、ノルウェーから来た森の男の子「キュッパ」と森を楽しみ、自然を大切にする学習をしました。著作:©Åshild Kanstad Johnsen/TMS協力:(株)トムス・エンタテインメント、チルドレンズハウス、サミットコンサルティング | BOAZU-Education撮影:高橋 知子 2018年3月16日 茅野市木遣保存会 月例練習会訪問 茅野市木遣保存会長老(80歳)とハウクール J.グンナルソンさん。ハウクール J.グンナルソンさんは、(前)ノルウェー国立サーミ劇場の芸術監督、(現)南サーミ劇場の芸術監督で、「木遣とヨイク」の演出を担当します。 2018年5月12日 木遣ポスター撮影セッション(茅野市木遣保存会。茅野市玉川地区にて)  木遣ポスター撮影:守岡 伸彦  2018年9月16日 木遣ハロームービー撮影(茅野市木遣保存会。茅野市木落し坂にて) 撮影:守岡伸彦 2018年6月12日 「高校生がノルウェー大使館外交官と語る」(ノルウェー大使館にて。長野県諏訪実業高校15名) 高校生がノルウェー社会について調べ、ノルウェー大使館の外交官に直接質問し、議論する機会を作ってきました。その第一回目です。生徒たちは、ノルウェーの福祉と課税など、日本の将来にも関係が深いテーマを取り上げました。 その後、生徒たちは、ノルウェーからの学びの経験を活かすため、諏訪地域の現在の取り組みについて、企業などへのインタビューなど調査を行い、授業の一環として検討を進めていると報告を頂いています。 2018年9月6日「人権週間: ノルウェー大使館外交官と語る」(長野県諏訪清陵高校1-2年生 436名) 高校生がノルウェー社会について調べ、ノルウェー大使館の外交官に直接質問し、議論する機会を作ってきました。その第二回目です。今回は、特別ゲストで、中島恵理長野県副知事にも参加頂きました。生徒の4チームが、ノルウェーの男女平等、社会福祉政策、サーミ民族というマイノリティへの平等政策をテーマに、夏休み中に調査し、1−2年生全生徒の前で代表して質疑を行いました。仲間たちの議論を通じて、外交官から他国の社会について直接学べる機会は、質疑を行なったチームの生徒だけではなく、参加した生徒にとっても、人権に対して積極的に考える機会になったと、学校よりご報告を頂いています。 2018年9月6日「北欧ノルウェーに学ぶ男女平等セミナー:中島恵理長野県副知事・ノルウェー大使館外交官を迎えて」(宮坂醸造真澄 セラ真澄松の間) ノルウェーは男女平等の先進国で知られています。しかし、もともとは男性社会・父系社会で、日本とも多くの共通点があります。このノルウェーの男女平等の歴史は100年近く遡りますが、男女平等先進国へと大きく飛躍したのは、この40年の間のこと。ごく最近の動きです。では、ノルウェー社会では、なぜ、男女平等先進国へと、大きく舵を切ることができたのでしょうか。このセッションでは、長野県の男女参画共同推進の取り組みについて、中島恵理副知事からお話を伺い、宮坂醸造真澄の宮坂公美さんから、諏訪の女性についてお話を伺った後、ノルウェーの取り組みについて、ノルウェー大使館のトム・クナップスクーグ参事官からお話を伺いました。中島恵理副知事、そしてクナップスクーグ参事官のお話の共通点は、「社会を変えるためには、女性が ”社会を決める立場” に就くことが大切だ」ということです。女性が、その実現に向けて意思をもち行動すること、男性がそれを支えること。そして国が、その女性の行動を実現できるように、施策を打ち立てること。この個と国の「両輪」が揃い、同期をとり、前に進むことが、大きな変化につながることを学びました。セラ真澄ディレクター:宮坂公美さんにご尽力頂き、諏訪地域、松本、山梨から、男女平等(男女共同参画)に関心の高い皆さんにお集まり頂きました。ノルウェー大使館から、トム・クナップスクーグ参事官を、講師にお招きしました。飾らず爽やかなお人柄と、なかなか聞けないリアルなノルウェー社会のお話に、参加者の皆さん聞き入っておられました。 2018年10月14日 映画「サーミの血」上映会(茅野市民館イベントスペース) 前日から秋雨の冷え込む天気の中、北欧やサーミにご興味を持つ、熱心な皆さんにお集まり頂きました。「サーミの血」は1930年代のスウェーデンを舞台に、サーミ民族への弾圧と同化政策を描く映画です。一方で、一人の少女が、教育を受けることをのぞみ、自分の力で自由に生きようとする様子も描きます。サーミ民族は、スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・ロシアの一部に住みますが、現在、その多くは街に住み、学校に通い、職についています。この映画が舞台とする当時とは、大きな変化です。この変化、実は、1980年代のノルウェーに始まった比較的新しいものです。この変化の40年を短いと見るか、長いとみるか。そして、過去の事実を認め、この変化を制度でも後押しするノルウェー政府の動きをどうみるでしょうか。現代社会や生活の中で、サーミ民族の伝統は受け継がれているのでしょうか。映画から、実際の北欧諸国の社会のあり方、平等のあり方にも思いをめぐらせる時間となりました。 北欧と諏訪をつなぐ食卓の会 - 前日祭 -(2018年11月10日:宮坂醸造真澄 セラ真澄松の間)ー予約満員受付終了 北欧と諏訪をつなぐ、Yoik and Kiyari Project。ヨイクと木遣、伝統の声でつなぐ、その前の日に、食でつなぐ食卓を作りましょう、と諏訪地域の女性が企画しました。地域で人気のフレンチ・シェフのお料理と、ウェルカムドリンクとして諏訪の銘酒「真澄」もお楽しみ。     ノルウェー国立サーミ劇場訪問と来日公演打ち合わせ(2018年8月29日〜9月2日:カウトケーノ、ノルウェー) ノルウェーとフィンランド国境付近、カウトケーノにあるノルウェー国立サーミ劇場を訪問。当劇場からの出演となるミッケル・ラスムス・ロイエさん、演出のハウクール J.グンナルソンさんと、諏訪での公演に向けた打ち合わせと、諏訪の皆さんへのハロームービーを撮影しました。その後、(現)国立サーミ劇場の芸術監督であるロルフ・デガーランドさんに、Yoik and Kiyari Project の意図と、諏訪での公演の概要についてお話しました。ロルフ・デガーランドさんも、諏訪にお越しになり、サーミと木遣の初めての声の共演をご覧になります。その他、国立サーミ劇場での新公演準備中の女優さんや監督さん、プロデューサーさん、衣装さんなど、たくさんの方とお会いすることができました。11月11日の公演に向けて、サーミ劇場関係者と、直接お会いして協力関係を築く、とても暖かく建設的な機会となりました。     ポスターのモデルをお願いしたアン・マイブリット・エリクセンさん。ノルウェー国立サーミ劇場でサーミの伝統衣装を製作する衣装さん。サーミのテキスタイルについて、講義やワークショップの講師も務められます。ポスターのサーミ女性のモデルをつとめてくれたアン・マイブリット・エリクセンさんとプロデューサー守岡。ノルウェー国立サーミ劇場会議室(カウトケーノ、ノルウェー)。ハロームービーを撮り終えて。ミッケル・ラスムス・ロイエさん、「ヨイクと木遣」コンサートの演出:ハウクール J.グンナルソンさんとプロデューサー守岡。ノルウェー国立サーミ劇場前にて(カウトケーノ、ノルウェー)。【公式ポスター・ブローシャー】