レースカーテンの隙間から:翻訳とマイノリティと | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2019-11-05T17:30:45+09:00 Peatix VACANT レースカーテンの隙間から:翻訳とマイノリティと tag:peatix.com,2018:event-404965 2018-07-22T16:30:00JST 2018-07-22T16:30:00JST Talk:レースカーテンの隙間から:翻訳とマイノリティと 2018.07.22 sunOPEN 16:00 / START 16:30at VACANT 2FTicket: ¥1,500 (1Drink込み) 2011年から始まったAmerican Boyfriend企画のトーク、5回目となる今回は、言語の違いや翻訳が生む関係やマイノリティが触れるさまざまな境界をテーマに、温又柔さんと都甲幸治さんをゲストにお迎えし開催いたします。 7月7日(土)発売の文藝2018年秋号(河出書房新社)にて、「アメリカの風景」(文藝2017年夏号)、「暗闇を見る」(文藝2017年秋号)に続く三部作の最後となる小説「ストレンジャー」が掲載されます。2000年代中ごろのニューヨークで写真を学ぶアジア人の主人公が、会ったことのない男性の部屋を訪ね、ふたりが恋人同士の関係にあるように写真を撮る『Strangers』という作品を通し、アメリカにいる人種や境遇もさまざまな人びとに出会ってゆく……という物語になっています。 トークではこれまでに書いてきた小説、そしてAmerican Boyfriendプロジェクトを通して考えてきた翻訳を介した関係性や、「ストレンジャー」の執筆時につきあたったマイノリティとは誰かという問い、そして単なる断絶ではなくより柔らかな境界について、最新作『空港時光』(河出書房新社、2018年)をはじめとした作品で言語や境界線の揺らぎを描いてきた温又柔さん、『読んで、訳して、語り合う。都甲幸治対談集』(立東舎、2015年)などを通して、人種やセクシュアリティに限らないマイノリティのあり方について探られている都甲幸治さんとともに、お話できたらと思います。 出演:温又柔都甲幸治ミヤギフトシ 司会:江口研一 Profile 温又柔(Wen Yuju・おん ゆうじゅう)小説家。1980年、台湾・台北生まれ。3歳から東京在住。著書に、『来福の家』(白水Uブックス)、『台湾生まれ 日本語育ち』(白水社)、『真ん中の子どもたち』(集英社)。最新刊は『空港時光』(河出書房新社)。音楽家・小島ケイタニーラブとのユニットpontoの一員として朗読と演奏によるパフォーマンスを継続的に行っている。 都甲幸治1969年福岡県生まれ。翻訳家、早稲田大学文学学術院教授。著書に 『今を生きるための世界文学案内』『世界の8大文学賞』『読んで、訳して、語り合う。都甲幸治対談集』(全て立東舎)、『21世紀の世界文学30冊を読む』(新潮社)、『狂喜の読み屋』(共和国)、訳書にディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』(共訳、新潮社)、ブコウスキー『勝手に生きろ!』(河出文庫)などがある。 ミヤギフトシ1981年沖縄県生まれ。東京都在住。留学先のニューヨークにて、美術関連書籍の専門店に勤務しながら制作活動を開始。自身の記憶や体験に向き合いながら、国籍や人種、アイデンティティといった主題について、映像、オブジェ、写真、小説など、多様な形態で作品を発表。アーティストランスペースXYZ collectiveの共同ディレクター。 江口研一インディペンデント雑誌の創刊に関わった後、映画評論家としてだけでなく、音楽、アート、デザイン、建築やフードなどカルチャー周辺の事柄について執筆。翻訳家としてはダグラス・クープランドの著書やジュノ・ディアス、パウロ・コエーリョの『ベロニカは死ぬことにした』等の訳書や映画字幕など多岐に及ぶ。food+things (http://kenichieguchi.com) として料理家としても活動。映画サイトOutside In Tokyo(http://www.outsideintokyo.jp)共同主宰。 主催:VACANT協力:河出書房新社イベント詳細:www.vacant.vc/single-post/AmericanBoyfriend5