みんなのシブヤ薬草研究所 vol.1 除虫菊を身につけよう | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2024-06-25T14:49:58+09:00 Peatix URBAN FARMERS CLUB みんなのシブヤ薬草研究所 vol.1 除虫菊を身につけよう tag:peatix.com,2024:event-4029368 2024-07-20T13:00:00JST 2024-07-20T13:00:00JST わたしたち、渋谷区ふれあい植物センターは、『みんなのシブヤ薬草研究所』を立ち上げることにいたしました。 『みんなのシブヤ薬草研究所』とは、かつての日本人が、身近な草や、木々、花などを暮らしの中に上手に取り込み、役立てていた知恵や技術を、現代のわたしたちの暮らしに合わせてアップデートするために、参加者の皆さんとともに、今では見過ごされてしまっている植物の有用性に光をあて、有識者をお招きして座学を始め、実際に暮らしの役に立つプロダクト作りを行なっていく取り組みです。記念すべき、『みんなのシブヤ薬草研究所』発足第一弾は、『除虫菊(ジョチュウギク)』です。名前を聞いたところでピンとこない方がほとんどかと思いますが、ユーゴスラビア原産のキク科のこの多年草、実は、日本人にとってはとても馴染み深い植物です。まさにこれからの季節のノスタルジックな風物詩とでも言いましょうか、どこからともなく漂うこの植物の煙と香りは、日本の夏の原風景のひとつです。そう、『除虫菊』とは、「蚊取り線香」の原料となる植物なのです。除虫菊は、明治18~19年(1885~1886)年に日本に伝わり、その後和歌山での栽培を皮切りに、全国に広がりました。昭和15(1940)年頃には、世界の生産額の90%を占めるほどになり、外貨獲得を担う重要な作物だったようです。  そんな除虫菊ですが、第2次世界大戦後栽培が減少。GHQによって殺虫剤がもたらされたことで、その後は国内でも化学合成の殺虫剤が使われるようになり、栽培も減少の一途を辿り、現在では、知る人ぞ知る植物となりました。 ※参考資料:『除虫菊の栽培史と蚊取線香 その1、その2』(御前明良『経済理論306号 2002年3月/319号 2004年5月)今回のワークショップでは、かつて日本が一大産地であった除虫菊の存在に注目し、約20年前から、北海道の農場で除虫菊を栽培、それを原料に人間やペットにやさしい防虫線香として提供している「りんねしゃ」の2代目代表であり、「本草研究所RINNE」の代表でもある大島さちえさんを講師にお迎えし、除虫菊の栽培にまつわるお話などとともに、実際に除虫菊を使って防虫線香を手作りするワークショップを開催します。 自分の手で、くるくるときれいな円を描くように作っていこうとしても、こんな風にはできないので、今回は15cmほどの棒状の防虫線香を作ります!その上で、星形やハート型などアレンジしていただくのは自由ですので、オリジナルの防虫線香が作れます。 ■日時:7/20(土)13:00スタート、14:30終了予定 ※受付開始は12:45から ■場所:渋谷区ふれあい植物センター3F ギャラリー ■参加費:4000円(材料費及び入園料込み、税別) 手作りした15㎝ほどの棒線香、15~20本をお持ち帰りいただきます。■募集人員:12名 ■持ち物 ・線香を持ち帰るための容器(ジップロックコンテナMサイズ程度) ・ハンドタオル ・汚れが気になる方はエプロンとビニール手袋をご持参ください ・粉が気になる方はマスクをご持参ください■講座内容 12:45 受付開始 13:00~ 蚊取り線香作りの説明 13:10~ 作業開始14:00~ 乾燥及び講師の大島さんによる除虫菊についてのお話 14:30 終了予定 ※イベントの様子は、ふれあい植物センターの公式サイトや、SNSなどで使用される場合があります。■講師  大島さちえ /愛知県津島市にて、40年以上続く自然食品店「りんねしゃ」を営む株式会社りんね しゃの2代目で代表取締役。全国の生産者から届くこだわりの調味料や野菜などの 食品を販売したり、北海道の自社農場で栽培した「除虫菊」で作るオリジナルの虫除 け線香や、北海道の在来種である薄荷の一種「赤丸薄荷」をくらしに役立てるアイテ ムとしてプロデュースしたりしている。※また、この日はスタート記念で同じ日に『みんなのシブヤ薬草研究所』第二弾として、「夏のくらしを心地よくしてくれる 赤丸薄荷のスプレー作り」も開催します。こちらのワークショップを連続でご参加いただくことも可能です。ふるってご参加ください!