Jo Dong Hee 3rd Live in Tokyo | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2019-11-01T11:05:09+09:00 Peatix 林原圭吾 Jo Dong Hee 3rd Live in Tokyo tag:peatix.com,2018:event-400107 2018-09-30T12:00:00JST 2018-09-30T12:00:00JST 韓国大衆音楽界の一大系譜を継ぐシンガーソングライター、3度目の来日公演 2017年、音楽家の自助集団である푸른곰팡이penicilliumの代表に就任したチョ・ドンヒ(조동희)。韓国音楽界の一大水流を負って立つ彼女の活動は、韓国の大衆音楽界全体にとっても祝福である。 韓国の音楽評論家の中に、80年代の音楽シーンを「韓国ロック・ルネッサンス」と呼ぶ一派がいる。この頃ソウルの大学路や新村といったエリアで、小劇場やカフェなどを拠点にする音楽シーンが形成された。このシーンの多くのミュージシャン~例えば김현식(キム・ヒョンシク)、들국화(トゥルグックァ)、어떤날(オットンナル)、유재하(ユ・ジェハ)など~が、東亜企画(동아기획)という音楽事務所に所属、もしくは交友関係があった。 このシーンのキーマンだったのが、チョ・ドンヒの長兄ドンジン(조동진)であり、次兄ドンイク(조동익)である。90年代に入ると、斜陽を迎えつつあった東亜企画に代わって、兄弟が中心となり音楽事務所ハナ音楽を設立、シーンの受け皿となった。ハナ音楽は夭折の天才ユ・ジェハを悼む「ユ・ジェハ歌謡祭」を主催。現在、音楽事務所アンテナを主宰するユ・ヒヨルや、防弾少年団をプロデュースするパン・シヒョクらを輩出するなど、今の大衆音楽界にも少なからぬ影響を与えている。 チョ・ドンヒはかつて「チョ・ドンジン/ドンイクの妹」という肩書が嫌で、兄たちと距離を置こうとした時期もあったという。しかし、2011年にソロアルバムを発表して以来、シーンのスポークスマンとしての役割を積極的に果たすようになる。2017年にはハナ音楽の後身である푸른곰팡이penicilliumの代表に就任。20人以上の所属ミュージシャンをまとめつつ、自身も多方面にわたり旺盛な活動を見せている。「シグナル」をはじめ数々の映画・ドラマのOSTに参加 チョ・ドンヒの父グンハ(조긍하)は往年の映画監督。彼女自身も大学で映画を専攻したこともあり、映画やドラマのOSTに数多く参加している。2016年にはtVNで放送され、日本でもリメイクされたドラマ「シグナル」のOSTに、兄ドンジンの代表曲「幸せな人」のカバーを提供した。ちなみにドラマに主演したキム・ヘスとは、ベトナム戦争時の韓国軍の加害を贖罪する「ホアビンのリボン」活動を共にする仲である。 映画音楽の分野でも、2016年「ムヒョン~二都物語~」の音楽監督を皮切りに、2017年には「帰ってくる」の主題歌を、2018年にはセウォル号事件を描いた映画「まぶた」の挿入歌に、新曲「海に向かう汽車」を提供した。日本公演ならではオリジナル・セットリスト バックバンドは、ギターにキム・ジョンべ(김정배)。バークリー音楽学校卒業。東方神起や少女時代、EXOなどの楽曲にも作曲・ギターで参加している。ベースとドラムには、韓国で活動する日本人バンド、コプチャンチョンゴルの明井幸次郎と伊藤孝喜。ゲストにバイオリニストのEriaが出演。代表曲やOST収録曲はもちろん、昨年発表した新曲や作詞で参加した曲のセルフカバーなど、見逃せないセットリストになりそうだ。【チョ・ドンヒ プロフィール】1973年生まれ。父グンハは映画監督。長兄ドンジンはフォークシンガー、次兄ドンイクはベーシスト・プロデューサー。93年、兄2人が音楽事務所ハナ音楽を立ち上げた頃から、作詞家として活躍。2002年には韓国ロックの父、申重鉉の次男ユンチョルが率いるバンドWonder Birdにボーカルとして参加。結婚・出産を経て2011年にソロアルバムを発表。2015年、エッセイ集「私の寂しさがあなたを呼ぶ時」を上梓。2016年、映画「ムヒョン~二都物語~」の音楽監督を務める。2017年にはハナ音楽の後身である音楽事務所푸른곰팡이penicilliumの代表に就任。東京・高円寺のロックバーSalon de VAMPと知己を得て、2016~7年と2度の来日公演を行う。【企画】有限会社西ヶ原字幕社 http://jimakusha.co.jp/