在宅医療カレッジ札幌2024 いま安楽死と尊厳死について考える | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2024-06-10T11:51:36+09:00 Peatix 佐々木 淳@悠翔会 在宅医療カレッジ札幌2024 いま安楽死と尊厳死について考える tag:peatix.com,2024:event-3975398 2024-07-20T13:00:00JST 2024-07-20T13:00:00JST 今年の在宅医療カレッジは7月20日(土曜日)、テーマは「安楽死と尊厳死」です。キープレゼンターに、安楽死容認国の現状を発信し続ける国際ジャーナリストの宮下洋一さんをお迎えし、エンドオブライフケア、臨床倫理・人権擁護のそれぞれの分野のプロフェッショナルをパネリストにお迎えします。NHKのセンセーショナルな番組とその影響に、大きな危機感を感じている人も多いと思います。一方で、安楽死の推進を公約に掲げる政党・政治団体も現れています。これは、これまで行われてきた「尊厳死」の議論とは少し色合いが異なるものであると感じています。日本では、社会保障費の増大を背景に、高齢者(社会保障の主たる利用者)と現役世代(主たる費用負担者)の間で世代間対立をあおるような論調が増えてきています。以前から高齢者救急あるいは障害者支援に対して無意味な延命(あるいは支援)である、線引きが必要である、という論調はありましたが、最近ではその延長線上で安楽死が語られるようにもなってきています。社会的同調圧力の強い日本では、欧米とは異なり、自己決定に基づく選択はおそらく難しいだろうと思いますし、そもそも信頼して相談できる家庭医がいない、社会的支援も含め十分な緩和ケアが提供できていない、ACPに対する認識すら不十分な状況で、そもそも死をもってしか緩和できない苦痛など判断ができないのではないかとも思います。安楽死については議論を進める前に、まずはそれが許容されている国々の社会背景も含めてある程度理解する必要があると思いますし、その議論を通じて自己決定(意志決定支援)や緩和ケアの重要性を認識しておく必要もあるのではないかと思います。このあたりをシンポジウムを通じて、医療介護専門職および一般市民の方々も交えて考えることができればと思っています。■タイムスケジュール■13:00-13:30 受付開始13:30-13:40 オープニング・ファシリテーター挨拶13:40-14:40 基調講演 宮下洋一氏「安楽死を遂げるまで - 現場からの報告」14:40-14:50 休憩14:50-15:20 パネルディスカッション① 長岡健太郎氏「尊厳死と法制度 - 弁護士の視点から」15:20-15:50 パネルディスカッション② 千田恵子氏 「エンドオブライフ・ケアの現場から - 看取りと尊厳」15:50-16:40 全体ディスカッション・質疑応答 宮下洋一氏、長岡健太郎氏、千田恵子氏16:40-16:50 クロージング16:50-17:05 会場での交流/名刺交換等キープレゼンター国際ジャーナリスト宮下洋一1976年長野県生まれ。ウエスト・バージニア州立大学卒。バルセロナ大学大学院で国際論修士、ジャーナリズム修士。フランスとスペインを拠点としながら世界各地を取材。著書に『卵子探しています――世界の不妊・生殖医療現場を訪ねて』(小学館ノンフィクション大賞優秀賞)、『安楽死を遂げるまで』(講談社ノンフィクション賞)、『安楽死を遂げた日本人』(以上、すべて小学館)、『ルポ 外国人ぎらい』(PHP新書)などがある。パネリスト①弁護士法人青空 尼崎あおぞら法律事務所弁護士 長岡健太郎日本弁護士連合会人権擁護委員会障がいのある人に対する差別を禁止する法律に関する特別部会委員。和歌山弁護士会高齢者・障害者支援センター運営委員会副委員長。障害者自立支援法違憲訴訟和歌山弁護団事務局長。障害と人権全国弁護士ネット会員。介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット会員。パネリスト②エンドオブライフ・ケア協会 業務執行理事千田 恵子生まれてから最期を迎えるまで、そしてその後も、大切な存在と認め合える社会を目指し、小澤竹俊とともに2015年法人設立。尊厳を守り最期まで関われる人材の育成と、子どもの頃からの教育を通して自他をケアし合えるコミュニティの醸成に全国で取り組む。上智大学在学中、英語を母語としない子どもの学習支援が教育活動の原点。卒業後、企業で人材育成・新規事業開発・インド展開支援等、人が活きる仕組みづくりに従事するなか、父が難病ALSにて他界、3ヵ月後に母も旅立つ。自分が生きる意味を考えはじめたとき、このテーマを必要とする人へ届ける仕組みを必要としていた小澤と出逢う。これまで起きたすべてのことが今につながる想いで活動している。■モデレータ佐々木 淳1973年生まれ。1998年筑波大学医学専門学群卒業。同年、社会福祉法人三井記念病院(内科・消化器内科)2003年東京大学大学院医学系研究科博士課程入学。2006年MRCビルクリック開設・管理医師。2008年法人化(医療法人社団悠翔会)理事長就任。内閣府規制改革推進会議専門委員(医療・介護・感染対応)。