GENなんでも勉強会オンライン 第34回 日本の近代化と狩猟の歩み 乱獲と獣害の歴史から考える今後の狩猟 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2024-05-14T11:35:20+09:00 Peatix 緑の地球ネットワーク GENなんでも勉強会オンライン 第34回 日本の近代化と狩猟の歩み 乱獲と獣害の歴史から考える今後の狩猟 tag:peatix.com,2024:event-3938148 2024-08-29T19:00:00JST 2024-08-29T19:00:00JST GENなんでも勉強会オンライン 第34回 2024年 8月「日本の近代化と狩猟の歩み 乱獲と獣害の歴史から考える今後の狩猟」 第34回目のGENなんでも勉強会オンラインは、森林総合研究所の古賀達也さんにお話しいただきます。古賀さんは野生動物に関わる制度、ガバナンスについて研究されており、学生時代に狩猟免許を取得し、狩猟活動をおこなっていた経歴をお持ちです。そんな若手研究者の古賀さんと一緒に狩猟のこれまでとこれからについて考えます。 近年、シカやイノシシ、クマといった野生動物が急激に増加し、深刻な農林業被害や森林植生の改変、人身事故を引き起こしています。こうした野生動物の急激な増加や獣害は自然破壊の結果や異常なものとして取り扱われますが、日本の近現代史の中では必ずしもそうではありません。少なくとも近世(江戸時代)には現在と同じかそれ以上の野生動物が生息し、猪飢饉とよばれる大量の餓死者の発生や、シカによる深刻な森林破壊が起きることもありました。当時の人びとは肉や毛皮の資源利用のみならず、ムラの存続をかけた「防御的」な狩猟に従事する必要があり、一部地域では意図的に野生動物を絶滅させた場所もありました。 しかしその後、明治維新期の統治機構弱体化による狩猟権の解放、高性能な銃火器の普及、国際的な毛皮市場(資本主義市場)との遭遇、戦時体制への毛皮供出、食糧難下における乱獲や進駐軍による乱獲、レクリエーションハンティングの流行、といった社会経済的な動向を背景に、明治維新から前世紀末まで乱獲(資源利用やレクリエーションを目的とした「攻撃的」な狩猟)の構図が造られ、野生動物が少なく、獣害が発生しない状態が生じました。 今回の勉強会では、日本の歴史において乱獲の構図が生じ、野生動物が少なく、獣害が少なかった近現代を例外と位置付けて、今日的なコンテクストに即した「防御的」な狩猟制度の再構築に向けた道を考えたいと思います。 【古賀達也さんプロフィール】国立研究開発法人 森林総合研究所 林業経営・政策研究領域所属。専門は狩猟管理学、近現代猟政史など。野生動物や狩猟を巡る権利関係や政策の展開について、特に政治学の視点から研究を行なう傍ら、21才から京都北山のベテラン狩猟者に弟子入りし、銃猟、罠猟を学んだ。1995年福岡県生まれ。福岡県立修猷館高校、京都大学農学部、同大学院農学研究科を経て2024年4月より現職。農学博士。〇日時:2024年8月29日(木)19時~20時30分ごろ〇場所:オンライン(Zoomを利用します)〇講師:古賀達也さん(森林総合研究所 林業経営・政策研究領域 テニュアトラック研究員)〇参加費:無料〇定員:100名(先着順。うちPeatixでの募集は50名)〇申込方法:8月28日(水)までに、右側の「チケットを申し込む」から必要事項を記入してお申し込みください。これを過ぎてからのご連絡はgen★gen-tree.org(★を@に変えてください)までお願いします。※ご記入いただいた個人情報は緑の地球ネットワーク(GEN)で適切に管理し、イベント情報などの通知につかわせていただきます。【GENなんでも勉強会とは】緑の地球ネットワーク(GEN)が主催する、文字通りなんでも勉強しようという会です。主なテーマは、緑化、植物、環境、中国です。オンライン、オフラインで不定期に開催します。認定NPO法人 緑の地球ネットワークホームページ https://gen-tree.org/Facebook https://www.facebook.com/genfcbk/X https://twitter.com/GEN_tweet_1992Instagram https://www.instagram.com/gen_insta_1992note https://note.com/genmerumaga