4/17よりチケット販売開始!宴 Vol.3 The SEITEI トークイベント|山下裕二氏(美術史家/明治学院大学 教授)x古田亮氏(東京藝術大学大学美術館 教授)、モデレーター 峯岸佳葉氏(齋田記念館主任学芸員) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2024-05-08T06:49:01+09:00 Peatix 日本美術継承協会 4/17よりチケット販売開始!宴 Vol.3 The SEITEI トークイベント|山下裕二氏(美術史家/明治学院大学 教授)x古田亮氏(東京藝術大学大学美術館 教授)、モデレーター 峯岸佳葉氏(齋田記念館主任学芸員) tag:peatix.com,2024:event-3917908 2024-05-06T15:00:00JST 2024-05-06T15:00:00JST この度、日本美術継承協会では加島美術の企画展「宴 Vol.3 The SEITEI」での特別企画としまして、トークイベントを開催いたします。登壇者には、明治学院大学文学部芸術学科教授 山下裕二氏と東京藝術大学大学美術館教授 古田亮氏をお迎えいたします。この数年、省亭の再評価に深く関わられてきた両氏のそれぞれのご活動や実を結んだ東京藝術大学大学美術館での大規模回顧展『渡辺省亭̶欧米を魅了した花鳥画̶』の開催、そして今後の展望などを齋田記念館主任学芸員の峯岸佳葉氏をモデレーターに交えながらお話しいただきます。また、観るものを魅了する精緻で華美な作品世界をじっくりと味わうことができる省亭の全画業を収載した豪華大型画集も展覧会に合わせ小学館より刊行されました。その監修や執筆にそれぞれの立場で関わられた皆様の制作にまつわる裏話なども伺える貴重な機会となります。さらに東京藝術大学大学美術館での後期展示が中止となったことで、東京では観覧する事が叶わなかった渡辺省亭絶筆「春の野邊」をご所蔵者様のご厚意で特別展示いたします。当日ご参加の方のみの鑑賞会となりますので人数に限りはございますが、この希少な機会を一人でも多くの方々にご参加いただき、孤高の絵師省亭をより深く知るひと時となりましたら幸いにございます。 開催日時:2024年5月6日(月) 15時―17時30分    *対談後「春の野邊」特別鑑賞会を予定しております。     お時間のない方は事前にお知らせくださいませ。チケット販売:4月17日(水)12:00より販売開始登壇者:山下裕二氏(明治学院大学文学部芸術学科教授)×古田亮氏(東京藝術大学大学美術館教授) モデレーター:峯岸佳葉氏(齋田記念館主任学芸員)場所:加島美術 〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2 TEL:03-3276-0700参加料:1500円 ※収益の一部は能登半島地震の義援金とさせていただきます。定員:40名(申込先着順)*参加者の皆さまには、加島美術発行の展示会図録を進呈*当日は、アーカイブ用の動画撮影がございます。何卒ご了承ください。【登壇者プロフィール】山下 裕二 (やました ゆうじ)明治学院大学文学部芸術学科教授美術史家。1958 年広島県⽣まれ。東京⼤学⼤学院修了。明治学院⼤学教授。故・⾚瀬川原平⽒と結成した「⽇本美術応援団」団⻑。室町時代の⽔墨画の研究を起点に、縄⽂から現代美術まで、⽇本美術史全般にわたり幅広く応援。主な著書に『室町絵画の残像』(中央公論美術出版)、『⽇本美術の⼆〇世紀』(晶⽂社)、『岡本太郎宣⾔』(平凡社)、『⽇本美術応援団』(⾚瀬川原平との共著、ちくま⽂庫所収)、『未来の国宝・MY 国宝』(⼩学館)、『⽇本美術の底⼒ 「縄⽂×弥⽣」で解き明かす』(NHK 出版新書)、『商業美術家の逆襲: もうひとつの⽇本美術史』(NHK 出版新書)ほか多数。また企画監修した展覧会に「ZENGA展」「雪村展」「五百羅漢展」「⽩隠展」「⼩村雪岱スタイル展」「コレクター福富太郎の眼展」などがある。古田 亮 (ふるた りょう)東京藝術大学大学美術館教授専門は近代日本美術史。「琳派RIMPA」展、「揺らぐ近代」展、「夏目漱石の美術世界」展、「SOTATSU」展などを企画。著書に『俵屋宗達』 (平凡社新書、サントリー学芸賞受賞)、『特講 漱石の美術世界』(岩波書店)、『日本画とは何だったのか』(KADOKAWA)、『新訳 東洋の理想』(平凡社)など。峯岸 佳葉(みねぎし かよう)齋田記念館主任学芸員筑波大学大学院芸術研究科修了。サンリツ服部美術館学芸員を経て、齋田記念館主任学芸員(現職)。昭和女子大学、京都芸術大学非常勤講師。専門は書道史。渡邊省亭の絵画を多数所蔵する齋田記念館に就職後、特別展「花鳥礼讃―渡邊省亭・水巴 父と子、絵画と俳句の共演―」(2018年)の開催や省亭の研究に携わる。【企画展「宴 Vol.3 The SEITEI」について】加島美術(東京・京橋)は、2024年4月27日(土)〜 5月12日(日)にかけて、明治から大正時代に活躍をした孤高の日本画家・渡邊省亭の珠玉の名品が一堂に会する企画展「宴 Vol.3 The SEITEI」を開催いたします。渡邊省亭初の大型画集『渡辺省亭画集』に所載される花鳥画や歴史画、美人画、仏画、風景画、動物画に節句画など多彩な24点を中心に、省亭の妙なる魅力をご紹介いたします。明治期に日本画家として初めてパリに渡り、印象派の画家たちをはじめ西欧の人々を魅了した絵師・渡邊省亭。フェノロサや岡倉天心からも認められていたにも関わらず、晩年は画壇に属さず、弟子もとらず、市井の画家として画業に専念したため、類稀なる実力と海外での評価とはうらはらに、近代美術史の中でその名は埋もれていました。しかし、2021年、東京藝術大学大学美術館にて国内美術館初となる大規模な回顧展「渡辺省亭—欧米を魅了した花鳥画—」が開催され、さらに省亭の全貌に迫る初の大型画集『渡辺省亭画集』が小学館より刊行されるなど、国内外の日本美術の研究者や愛好家を中心に、再評価の機運は高まり続けています。加島美術では、近年の省亭再評価の一端を担うべく、2017年以降国内外の皆様に省亭作品をご紹介してまいりました。本展では、『渡辺省亭画集』所載の名品24点を中心に、明治初期から大正にわたって描かれた多彩な作品を展示いたします。会期中には、省亭関連書籍の店頭特別販売も行います。◼️渡邊省亭とは明治から大正時代にかけて活躍した日本画家。16歳の時に歴史画家・菊池容斎に入門し、筆使いや写生力を磨きました。明治8年に就職した美術工芸品輸出業を営む起立工商会社からの派遣により日本画家として初めてパリに洋行留学を行ない、ジャポニズムの影響を受けたエドガー・ドガら印象派の画家と交流を深めます。西洋の洒脱なセンスと日本画の伝統様式、写実表現が合わさる独自の洗練された作風を切り開き、万国博覧会への出品やロンドンでの個展にて花鳥画を中心に発表するなど国際的に活躍。迎賓館赤坂離宮・花鳥の間、小宴の間に飾られる濤川惣助の手掛ける七宝工芸の図案も手掛けました。晩年は自ら中央画壇と距離を置き、市井の画家として注文に応じての制作を行いました。海外での評価は高く、メトロポリタン美術館、フリーア美術館、大英博物館をはじめとする名だたる美術館が省亭作品をコレクションしています。本展についての詳細はこちら