第28回 教科「理科」関連学会協議会(CSERS) シンポジウム | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2024-05-17T18:01:34+09:00 Peatix 事務局CSERS 第28回 教科「理科」関連学会協議会(CSERS) シンポジウム tag:peatix.com,2024:event-3901179 2024-05-19T13:00:00JST 2024-05-19T13:00:00JST 小中高理科における教員養成や教員研修の在り方 学習指導要領の理念を実現するために、教員一人一人が社会の変化を見据えながら、これからの時代に必要な資質・能力を子供たちに育むことができるよう、教員の養成・採用・研修を通じて教員としての力量を改善することが必要であるとされている。しかし、教員採用試験の倍率は年々低下し、教育をめぐる状況変化はそのスピードがはやく、改善が実現できているとは言い難い状況にある。特に、理科においては、指導に苦手意識をもつ小学校教員が多いこと、経験不足から観察・実験の指導に不安を抱えている中高教員が多いことなどが課題として挙げられている。本シンポジウムでは、、教科「理科」関連学会として、理科教育に携わる様々な立場の方々と情報を共有し、理科教員の養成や研修に関わる課題を取り上げ、改善の方向性について議論していきたい。<教科「理科」関連学会協議会(CSERS)とは>日本物理教育学会・日本化学会・日本生物教育学会・日本地学教育学会・日本理科教育学会・日本科学教育学会の 6 学会が連携し、理科教育に関する課題について協議してその振興に資することを目的としています。<詳細>日 時  2024 年 5 月 19 日(日)13:00〜16:00会 場 Zoom  ※Peatixの「配信」ページよりお入りください。参加費  無料プログラム 12:30〜13:00 Zoom 接続 13:00〜13:10 CSERS議⻑ 日本化学会/東京学芸大学附属国際中等教育学校 鮫島 朋美 13:10〜13:40 講演① 講演1 「 理科の教員養成と教員研修 ―これまでとこれから―」   東京学芸大学 理科教員高度支援センター(ASCeST) 特命教授 新田 英雄 13:40〜14:10 講演② 「小・中学校における理科授業の現状と研修を通した教員育成の工夫」  埼玉県教育局市町村支援部義務教育指導課 指導主事 柿沼 宏充 14:10〜14:40 講演③ 「現場の小・中学校が求める教員研修」   愛知県 公立小・中学校 教諭 勘解由 雅嗣 15:00〜16:00 総合討論主催教科「理科」関連学会協議会CSERS<講師紹介・講演内容>講演1 「 理科の教員養成と教員研修 ―これまでとこれから―」   東京学芸大学 理科教員高度支援センター(ASCeST) 特命教授 新田 英雄理科を教えるには,深い自然科学の知識だけでなく実験・観察の技能も必要である。知識・技能という二つの能力が要求されるところに理科独特の難しさがあり,理科の教員養成における問題点のひとつとなっている。当然ながら大学教育だけでは不足する部分が生じ,それを現職教員研修等で補っていく必要がある。ここでは,⻑年にわたり理科教員の養成と研修に携わってきた経験をもとに,その現状と課題について述べる。講演②「小・中学校における理科授業の現状と研修を通した教員育成の工夫」   埼玉県教育局市町村支援部義務教育指導課 指導主事 柿沼 宏充「教育はひとなり」という言葉がある。学校教育の成果は,教員の資質能力が大きく影響することを端的にとらえた言葉である。また現代の教師には,変化の激しい時代において,学校教育を取り巻く環境の変化を前向きに受け止め,主体性を発揮しながら,教職生涯を通じて学び続けることが求められている。不易と流行の間で,教師に求められる資質・能力について,教員研修を企画・運営する立場からその現状や課題を述べる。講演③「現場の小・中学校が求める教員研修」  愛知県 公立小・中学校 教諭 勘解由 雅嗣公立小・中学校の教員を経験し,小・中学校の理科教育では,多くの課題があると考えている。小学校では,理科を苦手としている教員は多く,予備実験一つとっても膨大な時間がかかり,教師の負担となっている。中学校では「部活動」や「生徒指導」などの業務が優先され,授業の準備に費やせる時間は少ないのが実態である。これまでの経験から,小・中学校の現場が本当に求めている教員研修の在り方,方向性について提案し,皆さんと議論していきたいと考えている。