【アーカイブ配信】コンテンツ文化史学会 2023年度大会「伝統文化とコンテンツ ~ゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』との関わりを通じた伝統文化の維持・継承~アーカイブ配信 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2024-05-02T09:43:51+09:00 Peatix 堀内淳一 【アーカイブ配信】コンテンツ文化史学会 2023年度大会「伝統文化とコンテンツ ~ゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』との関わりを通じた伝統文化の維持・継承~アーカイブ配信 tag:peatix.com,2024:event-3894947 2024-03-25T00:00:00JST 2024-03-25T00:00:00JST コンテンツ文化史学会2023年度大会は下記の内容で開催されました(終了済)。アーカイブ配信のご要望がありましたので、シンポジウムのアーカイブ視聴用のチケットを発行いたします。チケットを購入されましても、イベントへの参加はできませんので、ご理解の上で購入をお願いします。 ▶シンポジウムテーマ 伝統文化とコンテンツ ~ゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』との関わりを通じた伝統文化の維持・継承~ ▶開催日時(終了済) 2024年3月9日(土)・10日(日) ▶開催場所 皇學館大学 ▶登壇者 藤森 長正 氏(藤森神社 宮司)石原 和香子 氏(荘内神社 禰宜)里 由起子 氏(NPO法人徳島能楽振興会 理事)中山 千里 氏(皇學館大学大学院研究生) ▶アーカイブ配信 シンポジウム部分のみ(オンライン):1000円 ▶後援 神道学会(皇學館大学)NPO法人徳島能楽振興会公益財団法人徳島文化振興財団(あわぎんホール) ▶開催趣旨  コンテンツ文化史学会では2023年度大会において「伝統文化とコンテンツ」と題してパネルディスカッションを開催する。 まず、コンテンツ文化史学会の指す「コンテンツ」とはメディア上で展開されるアニメ・マンガ・ゲーム・映画・テレビ・音楽・ネットといった様々なものを指すが、このコンテンツの受容者は1つのコンテンツジャンルのその範疇でのみ受容しているわけではない。通常はアニメとマンガ、音楽とゲームなど、複数分野のコンテンツを一括して享受している。そうした現状を踏まえ、本学会では様々なコンテンツタイプを統合的に考察することを第一の目的としている。 現状、聖地巡礼などのコンテンツツーリズムの研究において社寺や伝統芸能の担い手に焦点を当てた研究は少ない。そのため今回のシンポジウムでは、コンテンツのコラボレーション相手である「伝統文化の継承者たち」に焦点を当てていきたい。 昨今アニメやゲーム、ドラマなどの舞台となり、ファンたちが「聖地巡礼」として神社や寺に訪れる現象が話題となり、地域活性化の起爆剤として期待される傾向がみられる。氏子や檀家など旧来の支持基盤がゆらいでる社寺においては、この来訪者たちに新たな伝統宗教の担い手としての期待を持つ一方、「来てもらった」ことを自身の社寺の将来にいかに結びつけてゆくかというビジョンを持つには至っていないといえる。 一方、伝統文化の維持・継承者という観点から見れば、歌舞伎・能・狂言などいわゆるハイカルチャーの分野も、社寺と悩みを共有しており、これらの芸能も旧来の担い手とその支持層を主体とし現状に行き詰まりが感じられている。そのため近年では若者を主体に新たな客層と後継者の開拓が狙われ、多様なコンテンツとのコラボレーションが試みられてきた。しかし、新しい客層に「来てもらう」ことが、業界の課題解決と将来のありかたどのように関係させられ得るかという点については、まだ模索中であるのが現状である。 そこで、今回はコンテンツとのコラボを行うこれら「伝統文化の継承者たち」にこれまでの活動やその想いについて報告して頂く。次いで今後、こうしたコンテンツとのコラボが伝統文化の維持・継承にいかなる可能性をもち得るのか、議論を行ったのち、コンテンツと伝統文化のこれからについて考えてゆきたい。