e-Learning教育学会 第22回研究大会 in 沖縄大学 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2024-03-17T17:40:02+09:00 Peatix secretariat e-Learning教育学会 第22回研究大会 in 沖縄大学 tag:peatix.com,2024:event-3853192 2024-03-16T11:30:00JST 2024-03-16T11:30:00JST ----------<更新履歴> 現地参加の方々へのお願いを末尾に追加しました。(2024.2.15) ----------<プログラム詳細>[会員総会] 11:45〜12:45 e-Learning教育学会員のみ出席可。 昼食は会場内でお取りいただけます。 [開会式・会場校挨拶] 13:00〜13:10[口頭発表1] 13:10〜13:40発表者:李 相穆(九州大学)発表題目:e-Learningに関する意識変化について発表概要: 2016年2月K大学の1年生464名を対象としたアンケート調査では、e-Learning外国語教材に対する学生の意識を調査するため、学生のe-Learning学習環境とe-Learningを使った外国語学習に対する満足度を調べた。その後2020年度からは新型コロナウイルス(COVID-19)に伴う日本国内の学校の臨時休校により、これまでの教育のあり方、授業の進め方を全面的に変えて対策を講じなければならなくなっていた。今までCALL教材やWeb教材を利用したことのない教師もオンライン授業などの対策に追われる日々を過ごさなければならなかった。しかし、この時期は遠隔教育やe-Learningの需要が高まり、教材や教育システムがある程度整備されたとも言えるだろう。本発表ではコロナがほぼ終息した2023年現在、今の大学生はコロナ以前の学生とe-Learningについての意識がどのように違うのかを調べるため、同大学の1年生91名に同じ内容のアンケート調査を行い、その結果を報告する。 e-Learning教材に対する意識については、7つの項目で調べた。外国語学習教材に関しては全体的に高く評価をしていることがわかる。特に、「コンピューターを使って外国語を学習することに興味がある」「e-Learningは自分の外国語能力を伸ばすために役に立つ」「e-Learningの外国語学習は面白い」「コンピューター外国語教材は使い方がわかりやすい」に関しては高評価をしていて近年さまざまな外国語教材が開発されていることが分かった。 学生からのe-Learning外国語教材に対する要望は2回の調査で共通する部分が多かった。自分の苦手なところを教えてくれて、学習意欲を維持させてくれるような教材を望んでいた。2023年の調査ではAIを利用した外国語会話教材を望んでいて、正しくスピーキングとライティングを採点してくれる教材の要望が多かった。このような教材は以前からも開発されてきていることから実際外国語学習に使うにはまだ精度の問題が課題になっていると考えられる。[口頭発表2] 13:40〜14:10発表者:郭 静姝(九州大学)・李 相穆(九州大学)発表題目:An Empirical Study on English Vocabulary Mobile Learning from the Perspective of Deep Learning 発表概要:Challenges and changes were raised in the current generation as a result of the rapid growth of information technology.  Mobile learning has emerged and contributes to upgrading education quality and equity. Mobile learning is capable of building a smarter learning environment and transforming the learning and teaching content to learners of a digital generation. This research adopted quantitative research methods.  Two questionnaires were developed: Questionnaire I is a self-report questionnaire designed to investigate the demographic information of the participants, their experiences with mobile learning, as well as the purpose and learning routines they employ.  Questionnaire II aims to investigate to what extent can mobile learning contribute to deep learning of English vocabulary. The results of questionnaire I revealed their mobile learning habits: including the frequency and the duration of usage, their favorite apps, and the proportion of using mobile learning compared to traditional learning, the advantages and prominent features of mobile learning in their opinion. The result of Questionnaire II revealed that participants are most satisfied with vocabulary size, as learners believe mobile learning can substantially expand their vocabulary. This is followed by the presentation of learning content, the ability to use vocabulary, and cooperative learning. The dimensions with lower scores are long-term vocabulary retention and meta-lexical knowledge.[口頭発表3] 14:10〜14:40発表者:有富 智世(常葉大学)・喜久川 功(常葉大学)発表題目:常葉大学「外国語学習支援センター」におけるメタバースの活用 発表概要: 新型コロナウイルス感染症対策から教育現場ではICTを活用した多様な授業形態(対面授業・各種オンライン授業)が実施されるようになった。「文部科学省におけるデジタル化推進プラン」では、初等・中等教育に関する内容が大半を占めるが、高等教育機関においても「デジタル技術を活用し、高い学習成果の達成や、自発的な学び・気づきの効果的な誘導、現場実習・実験に近い経験の機会確保など授業の価値を最大化する」ことが求められている。今後の研究開発ではこれらを指針とし、大学等における授業内の学習活動や自主学習時における使用を鑑みたメタバース活用型教材を開発していきたい。 現段階では、教材開発の入り口に過ぎないが、まずは教材の検証的意義から常葉大学「外国語学習支援センター」で学習支援に利用できるVR空間の提供を試みることとした。常葉大学の10学部19学科は、草薙・瀬名・水落・浜松の4キャンパスに分かれており、「外国語学習支援センター」は草薙キャンパスにある。現在、浜松キャンパス所属の学生支援が課題となっている。 VR空間を活用してキャンパス間の距離を克服するためには、学生が誰でも簡易に利用できることが必須と考えた。そこで、VRゴーグルを用いず、PCやスマートフォンからも利用できる設定で検討した。本発表では、DOORを利用したセンター用の試作版と活用例を示しつつ、今後の語学教育への応用についても示したい。[口頭発表4] 14:40〜15:10発表者:杉江 聡子発表題目:学習者と共創する中国語教育を考える 協同学習としてのマルチメディア教材開発の可能性 発表概要: 中国語教育の環境も国際化が進み、学習者のニーズやコミュニケーション文脈は益々多様化している。新たなテクノロジーの教育活用によって、授業モードの多様化や教材のマルチメディア化が学習者にとっての標準形態となりつつある。Web3.0のコミュニケーションでは、クリエイターエコノミーの概念に基づく協働や共創、個人ユーザー発信の情報やコンテンツの価値が増幅していくと考えられている。生成AIの進化により、個人ユーザーによるクリエイティブな活動の質や量は大きく向上するであろう。 本研究は、ハイブリッド型授業における学習者間のインタラクションや相互支援を促進する教授設計の要素として、学習者の振り返りをマルチメディア教材として生成することで、他の学習者への支援を構造化しようとする試みである。協同学習(関田・安永, 2005)の意義やアウトプット仮説(Swain, 1985) を背景として、学習者が協同して学び合う経験を通じてその価値を内化すると共に、学習者でありながら教授者の視点で足場架けやメンターの機能を果たす成果物を産出する過程までを「学び」と捉え、個人学習としての知識・技能の習得を超えたどのような「学び」が起こるのかを探究することが目的である。 そのために、初修外国語の中国語授業の履修者を対象とし、学習した単元の内容を応用して学生視点のマルチメディア教材を作成するプロジェクトを行った。プロジェクトメンバーと教材を視聴した中国語履修者の双方の認識を質的に分析した。発表では、教員によるオンデマンド動画との相違、授業欠席時のオンデマンド動画の活用、学習者視点の教材の利点と欠点、ARCSモデル(Keller, 1983)を援用した学習意欲への影響の可能性等について総括する。[口頭発表5] 15:10〜15:40発表者:許 挺傑発表題目:初修中国語の発音教育におけるブレンド型授業の実践報告 ―教室外e-learningの実質化をめぐって― 発表概要: 大学の初修中国語の発音教育においては、大人数クラスのため、学生一人一人に当てられる時間が限られる、授業時間外で母語話者の発音に触れる機会が少ない、教科書の練習問題が不十分でインプットが足りない等の問題が指摘されている。そうした中で、教室内指導と教室外e-learningを融合させたブレンド型授業は、教育効果の高い学習形態として注目されている。実際、日本の中国語教育においても、ブレンド型授業の実践は多く見られる。ブレンド型授業の利点を最大限に発揮するためには、教師不在の教室外e-learningをいかに実質化させるかが重要な鍵となっている。 筆者は2020年度より、大学の初修中国語の発音教育において、教室内指導と教室外e-learning(動画学習・音読課題・聴解課題)を融合させたブレンド型授業を実践してきた。ブレンド型授業は非ブレンド型授業と比べ、教室外学習が強化されたことにより、発音テストの成績向上等の成果は得られたものの、教室外e-learningの課題提出率において問題を抱えていた。そこで、2023年度のブレンド型授業では、期末試験に大きく比重を置いてきたこれまでの評価方法を改め、教室外e-learningの実施状況を評価の主軸に据えた。具体的には音読課題と聴解課題を複数設置し、積み上げ式の構造にすることで、教室外e-learningの実質化を図った。その結果、教室外e-learningの課題提出率が高まっただけでなく、発音指導終了後の発音テストにおいても更なる成績向上が見られた。 本報告では、筆者が実践しているブレンド型授業の概要を紹介し、2022年度のブレンド型授業の結果と比較しつつ、教室外e-learningに関する学生の実施状況や発音テストの成績、更には学生アンケートの結果等を分析し、実践の成果と課題について報告したい。[休憩] 15:40〜15:50[特別企画1] 15:50〜16:20発表者:大前 智美(大阪大学)発表題目:ドイツ語初修学習者のプレゼンテーションまでの道のり ーST lab・ICT・生成AIを活用した授業実践報告ー発表概要: 大学における初修外国語科目は,発音教育が重要であるにもかかわらずクラス規模の問題で,学生一人一人の発音指導を行うことは極めて困難な状況である。そこで発表者ら研究チームは2018年よりST labという多言語対応発音練習ソフトの開発を行ってきた。ST labの音読練習では教員が登録した例文を読み上げ,学習者がマイク入力することで文字化され,学習者自身の発音が「通じる」かどうかを即座に判断できる。2023年度より,音読練習に「自学モード」を実装し,学習者自身が作文した外国語音声をST labが読み上げ,発音練習を行うことができるようになった。 本発表は,筆者が行っているドイツ語授業において,ICT×アプリケーション×ST labを組み合わせ,ドイツ語プレゼンテーションを行なった実践報告である。 発表者の行っている授業の参加者は週に1回別のクラスで文法を履修しており,本授業では主にドイツ語によるアウトプットを目標としている。1年間を通してドイツ語による自己表現,ドイツの学生とのビデオ交流,ドイツ語プレゼンテーションスキルを育成した。この学習過程において,PC,タブレット,スマホ等の機器を積極的に活用し,2023年後期からは自己表現の際の手助けとして2023年後期からはTRANSABLEを導入した。学習者自身で作成したドイツ語をST labに登録し,発音練習を行い,ビデオ撮影,Canva,Thinglink等のアプリケーションを使用して編集し,ドイツ語でのプレゼンテーションを完成させた。本発表によって,初修外国語であってもST lab等の発音学習の支援を活用することで,当該言語でのアウトプット,自己表現を実現することができるということを提示したい。[特別企画2] 16:20〜16:50発表者:木村 修平(立命館大学)発表題目:正課大学英語授業へのニューラル機械翻訳導入とその成果 ―プロジェクト型言語教育が拓く新たな地平―発表概要: 本発表では、立命館大学で展開する正課英語授業「プロジェクト発信型英語プログラム」(Project-based English Program:PEP)において2022年度から導入されたニューラル機械翻訳サービスについて、PEP運営メンバーの一人として、その過程と成果について報告する。 立命館大学は2022年5月に全学の教職員を対象とした「教育開発DXピッチ」を開催した。この取り組みでは、授業や学修支援においてデジタル・テクノロジーを活用した新しい教育手法や開発のアイデアを学内で公募し、理事長や総長らに対してピッチが行われた。ピッチの内容に基づく選考を経て採択されたグループには年間1000万円の支援が行われる。メタバース空間での英語プレゼンテーションやニューラル機械翻訳の活用などを掲げてピッチに臨んだPEPは優秀賞として採択された。 PEPは立命館大学の生命科学部・薬学部・スポーツ健康学部・総合心理学部の4学部で横断的に展開している正課の英語必修授業である。学習者の興味・関心に基づくプロジェクト型学習を基盤としているほか、導入当初よりデジタル・テクノロジーを積極的に活用してきた。筆者は2010年度よりPEP授業に携わり、2014年度からは生命科学部のPEP運営メンバーの一人として主にテクノロジー分野を担当してきた。 教育開発DXピッチで獲得した予算でPEPが契約を結んだ複数の企業のうち、ニューラル機械翻訳サービスの提供元として筆者が選定したのは株式会社みらい翻訳だった。同社はニューラル機械翻訳サービス「Mirai Translator」を開発・提供しており、そのクライアントはメーカーや商社など国内の企業が中心だった。PEPへのサービス提供は大学との初の大規模な契約だった。また、ニューラル機械翻訳を4学部の正課英語授業に導入するというおそらく国内初の試みに際して、PEPの教員もまた試行錯誤の連続となった。PEPと同社は合同で研究チームを立ち上げ、実際の授業で学生たちがMirai Translatorをどのように活用しているのか、どのような心理的・技術的な障壁があるのか、現在も調査と改善を続けている。 本発表では、ニューラル機械翻訳を正課授業に導入するまでの経緯や契約の際に注意したこと、授業への円滑な導入のための準備、そしてプロジェクト型の大学英語教育が機械翻訳と極めて高い親和性を有していることを報告する。[特別企画3] 16:50〜17:20発表者:渡邉 ゆきこ(沖縄大学)発表題目:メタバースで実現するユニークなタスク・ベースド・ラーニング ~VRを活用した中国語初級授業の実践報告~発表概要: 高さ20メートルの階段を音声に合わせて上り下りし、「四声」の抑揚を“体感”して学ぶ発音練習。渡されたTo Doリストを見ながら部屋中を歩きまわり、部屋の主がやるべき事を終えているか確認して伝える「完了態」の練習。あるいは、現在いる部屋から一時間前の状態にワープし、その部屋にどんな変化が起こったのかを見つけ出して報告する「変化態」の練習。これらはいずれもバーチャル空間を活用しているからこそ、簡単に実現できる言語学習の形だ。 コロナ禍により否応なしに始まった遠隔授業は、とりわけ外国語教育に大きな障害をもたらした。身動きも取れずゼスチャーもできないWeb会議ソフトを使いながら、いかに会話練習を実際の場面に近づけ、いかに活性化するかが大きな課題だった。そこで導入したのがソーシャルVRプラットフォーム・Mozilla Hubs(メタバースと称されるVRプラットフォームのひとつ)だ。使用している教科書の課ごとに学習ポイントに即したシーンを作ってタスクを考え、タスク説明の動画も作成して大学のHPで公開し、授業で活用を始めた。そうして間もなく、この新しい教材の活用が単なる遠隔授業の補完的手段に留まらず、対面授業をも豊かにできる新たな教育法であることに気が付いた。対面授業に戻った現在も積極的な活用を続けているのは、そのためである。 今回の報告では、Mozilla Hubsを活用して行っている「言語運用練習」、「海外の大学との交流授業」、「VRポートフォリオ」の中から、特に初級クラスで行っている言語運用練習に焦点を当て、大学HPで公開しているシーンを使いながら、「体験型」「会話型」「指示型」「思考型」それぞれのタイプのVRシーン活用法について詳しく紹介する。[閉会式] 17:20〜17:30----------<現地参加の方々へ> 会場へは公共交通機関をご利用ください。 沖縄大学へのアクセスは https://www.okinawa-u.ac.jp/campuslife/facility/access/ をご覧ください。 会場校へのお問い合わせはできません。Peatixのメッセージ送信機能をお使いください。 会場近くの飲食店で夕食を兼ねた情報交換会を予定しています。参加される方はチケット「現地参加・情報交換会予約(集金は現地にて)」をお求めください。販売終了は20枚完売、または3/2 23:55です。 Updates tag:peatix.com,2024-03-09 08:30:48 2024-03-09 08:30:48 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1511682 Updates tag:peatix.com,2024-02-22 06:54:43 2024-02-22 06:54:43 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1503619 Updates tag:peatix.com,2024-02-22 06:43:14 2024-02-22 06:43:14 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1503613 Updates tag:peatix.com,2024-02-15 02:28:37 2024-02-15 02:28:37 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1499699 Updates tag:peatix.com,2024-02-15 02:27:22 2024-02-15 02:27:22 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1499698 Updates tag:peatix.com,2024-02-14 02:01:00 2024-02-14 02:01:00 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1499009 Updates tag:peatix.com,2024-02-14 01:08:04 2024-02-14 01:08:04 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1498969 Updates tag:peatix.com,2024-02-14 01:03:52 2024-02-14 01:03:52 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1498964 Updates tag:peatix.com,2024-02-14 00:26:47 2024-02-14 00:26:47 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1498913 Updates tag:peatix.com,2024-02-14 00:17:38 2024-02-14 00:17:38 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1498903 Updates tag:peatix.com,2024-02-14 00:03:57 2024-02-14 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