【オンライン(Zoom)開催:無料】慶應義塾・共知塾(第二十回) 鳥海 不二夫氏(東京大学大学院)/ 大﨑 湧也氏・小林 伶央氏・若林 直希氏(慶應義塾大学大学院 栗原研究室) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2024-03-23T19:01:46+09:00 Peatix 栗原(慶應義塾) 【オンライン(Zoom)開催:無料】慶應義塾・共知塾(第二十回) 鳥海 不二夫氏(東京大学大学院)/ 大﨑 湧也氏・小林 伶央氏・若林 直希氏(慶應義塾大学大学院 栗原研究室) tag:peatix.com,2024:event-3848821 2024-02-22T16:00:00JST 2024-02-22T16:00:00JST 2021年4月に設立されました慶應義塾大学・共生知能創発社会研究センターにて,共知塾という勉強会(セミナー)を立ち上げました.  ※「keio hass」で検索して下さい【第20回共知塾】2024/2/22(木)16:00 - 18:00  ※最長19:00までオンライン(zoom) 開催*今回、会場での開催はございません。お一人様につき一枚、チケットをお申込みください。参加費は無料です。セミナー開催までに、事務局より、zoomURLをメールにてお知らせいたします。(当日15:30頃を予定)皆さまのご参加を心よりお待ちしております。【講演】前半:鳥海 不二夫氏 (東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻 教授)「情報空間とリスクと情報的健康」情報化社会以降,大きく変貌する現代の情報空間において、その現状がどのようになっているのかを理解し、その社会的リスクについて社会データ分析の観点から説明する。また、その解決困難な問題へのアプローチの一つとして情報的健康という概念について議論する。<略歴>2004年東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了 博士(工学)、2021年東京大学大学院工学系研究科教授。計算社会科学、人工知能技術の社会応用などの研究に従事。計算社会科学会副会長、情報法制研究所理事、人工知能学会編集長、電子情報通信学会、情報処理学会、日本社会情報学会、AAAI各会員。科学技術・学術政策研究所が科学技術の振興・普及に顕著な貢献をした人を選ぶ「ナイスステップな研究者」を2018年に受賞。主な著書に『強いAI・弱いAI 研究者に聞く人工知能の実像』『計算社会科学入門』『デジタル空間とどう向き合うか 情報的健康の実現をめざして』後半:慶應義塾大学大学院 栗原研究室 学生セッション<1>大﨑 湧也氏(慶應義塾大学大学院・理工学研究科・開放環境科学専攻・修士2年)「プロアクティブセンシング・動的プランニングによる視覚障がい者のための実環境における歩行支援システムの提案」視覚障がい者の歩行支援において物体検出技術は周囲の物体情報を伝達する技術として大きな役割を果たすが、小物体の検出は困難な課題とされている。本研究では動的プランニングを基に決定した目的物体の検出に絞ったプロアクティブセンシングをおこなうことで高速で高精度な検出を可能にする。それぞれの有効性を確かめる実験により、ユーザに必要な情報を必要な時により高速に検出できることが確認できた。<2>小林 伶央氏(慶應義塾大学大学院・理工学研究科・開放環境科学専攻・修士2年)「大規模言語モデルを活用したメタプランニング手法の提案」自律エージェントの研究は急速に進展しており、エージェントが複雑な環境で人間のように計画を立てる能力が求められている。その中で人間の環境に適応し目的を選択する能力の模倣は重要である.本研究では、この能力を実現するために、大規模言語モデルを用いた手法を提案する。この手法は、環境に応じて欲求値を調整し、欲求値と恒常性を考慮して目的を選択する。実験より、この手法が欲求に基づく自律的な目的選択を実現することを確認した。<3>若林 直希氏(慶應義塾大学大学院・理工学研究科・開放環境科学専攻・修士2年)「人口分布データを反映したマルチエージェントシミュレーションによる感染拡大分析」COVID-19の感染拡大、および5類移行を踏まえて、少ないデータでも継続的に感染拡大を検知することは重要である。我々はべき乗則に基づく人間の行動とスモールワールド型の移動ネットワークを反映したマルチエージェントシミュレーションを構築してきた。本研究では、モバイル空間データ、および週報告の定点把握による感染者数データをシミュレーションに活用した。シミュレーションによって感染者の再現と将来の感染者数推定を行い、継続的な感染拡大検知を行うことのできるシミュレーションを構築した。以上の話題提供を企画しております。多くの方々のご参加をお待ちしております.詳細は、共知塾ホームページをご参照ください。ーーーー<共知塾概要>  超少子高齢化に伴う労働力の補填や,介護対策,地域活性化,そし て,After/With Covid-19社会への適応という要求も追加されての社会のD X化が求められる現在,巨大化及び複雑化が加速しているサイバー 空間を起因とする混乱は, 人類にとってもはやサイバー空間に留まらず,実生活全般への脅威 となっています.そして,本来有用な道具であるはずのITに人が 翻弄される状況が加速的に進行しており, 人間社会崩壊となりかねない状態にあり,現時点でのAI技術もこ の流れを加速させる要因となってしまっています.  このような状況において,膨大な実空間の情報をサイバー空間に取 り込み,AIによる統合的な処理を行い高い効率性や生産性の実現 による超スマート社会の実現を目指すSociety 5.0は,日本が進むべき正しい方向ではあるものの,社会(So ciety)は一人一人の社会活動から創発される実体のない概念 に過ぎず,社会への過度な注目は肝心の個々人を覆い隠してしまう 懸念も併せ持っています.注目すべきは社会(Society) ではなく,社会を構成する一人一人個性の異なる人間でなければな りません.  この混乱した状況を元に戻すことは不可能であるものの,新たな調 和へアップグレードすることはできると思います.その鍵となるの が,「人」と「人から信頼された次世代AI」との共生社会の実現 です.そして,人と次世代AIとの共生が成熟した,実社会とサイ バー空間が融合した社会の実現を目指すことを目的として, 共生知能創発社会研究センターを設立することとしました.  「共知塾」は,共生知能創発社会研究センターに設置された勉強会 であり,多様な産学官分野に所属する会員で構成され,人とAIが 共生する社会の実現に向けた学際的な議論を行うことが目的です.「お互いを知る場」であり,「偶発的発見の場」であり,「現場を知る場」であり,これらを通した「イノベーションを起こす場」が共知塾です.※都度参加も可能ですが,以下,会員制度もあります.会員種別法人会員 法人および団体(営利機関)法人会員 法人および団体(非営利機関)個人会員 一般個人個人会員 研究者等入塾を希望・検討される組織・個人の方は是非 hass-info-group@keio.jp までご連絡ください.