歯周病治療に対するパラダイムシフト ~臨床、基礎研究からの報告会~ (オンライン) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2024-05-15T05:52:46+09:00 Peatix JAOS 歯科感染管理者検定講習会・JAOS研修会 歯周病治療に対するパラダイムシフト ~臨床、基礎研究からの報告会~ (オンライン) tag:peatix.com,2024:event-3846316 2024-05-12T10:00:00JST 2024-05-12T10:00:00JST ■講師添島 正和先生鈴木 光雄先生音琴 淳一先生■セミナー詳細(抄録)添島正和先生1972年、筆者は東京歯科大学卒業と同時に、山崎長郎先生と共に納富哲男先生主催の霞が関ポストグラデュエイト18回コースを受講した。その後、丸森賢二先生主催の横浜臨床座談会6回コースを受講し、ブラッシングとペリオ、臨床記録(スライド、X線写真)の規格性の重要性を教えて頂いた。近年、歯周病(咬合)と全身疾患との関わりが多くのエビデンスにより明らかになってきている。筆者も30年以上前から炎症と力のコントロールを行なった症例の術前・術後の変化を見るにつけ、臨床実感として全身状態が改善していくことに薄々気づいていた。7年前から位相差顕微鏡による細菌検査と血流モニターを用いてこれまで400症例に応用し調査したところ、その歯周病菌数と毛細血管の老化には、明らかに相関関係が認められた。さらに東京歯科大学と提携しているORA LOOK(口腔内蛍光観察装置で粘膜・舌・歯肉を撮影し、メールで送信すれば翌日には所見が返信される)を臨床に取り入れ、実際、当院患者の舌ガンの発見に至った。また、患者にとって菌数が増えると毛細血管のゴースト化が進み、菌数が減ると毛細血管が正常化する可視化の事実を具現化することで今まで以上にブラッシングへの理解を深め、患者自ら毎月の定期的なメインテナンスと積極的にインプラケアを使用している。さらにインプラケアとスーパーボンドを併用して垂直的歯根破折歯・慢性重度歯周炎・天然歯・歯髄の保存に徹底的にこだわり、全身の血管の老化を予防し、医療費削減に貢献する歯科の潜在力に対する社会的認知度を高める臨床の一端を披露したい。鈴木光雄先生歯周病治療に対するパラダイムシフト(細菌同定からの歯周治療)一般的に医科の領域において感染症は細菌の同定を行い、その種類を見極めてまずは抗菌剤にて除菌を行うことが常態化してきている。例えば胃潰瘍においてはピロリ菌を判定したのち抗菌剤において除菌していく。何故、歯科では歯周病という細菌感染症が菌の同定を行われなかったか摩訶不思議である。当院では10数年前より歯周病菌特にPg菌(ポロフィロモナリス・ジンジバイティス)を同定して、それに対して漢方薬を用いた抗菌、毛細血管血流回復治療薬を用いて成果を上げてきている。インプラント治療においてもこのPg菌の判定を行い、判明すれば事前にこの除菌、減菌を行って未然にインプラタイテスを防いでいる。今回はオラコアによる菌の判定と歯周病用漢方薬を用いた臨床例をエビデンス含めてご報告したい。■開催方法会場参加とZoomを使用したオンラインのハイブリッドセミナーこちらはオンライン参加のお申込みです。■会場飯田橋レインボービル家の光会館 2階中会議室■定員80名様■参加費用会場参加の受講費用:8,800円(税込み)※資料・昼食付■申込締切2024年5月12日(日)午前9時 Peatix受付終了■お問合せ先NPO法人JAOS事務局 info@npo-jaos.org