ジネンコロキウム #10 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2024-03-11T09:15:40+09:00 Peatix ジネンコロキウム事務局 ジネンコロキウム #10 tag:peatix.com,2024:event-3841862 2024-03-09T14:30:00JST 2024-03-09T14:30:00JST ジネンコロキウム#10 「ありえないものを創りたい」サイエンティスト 岩見健太郎芸術家 婦木加奈子2024年3月9日(土)14:30-17:30YOXOBOX(横浜・関内)あり得ないものをあり得るものにしようと挑戦し続ける科学.技術。一方で、あり得ないものをあり得ないものとして表現しようと試みるアート。今回は、透明マントにもつながる、あり得ない光を生み出すメタマテリアルの研究者である岩見さんと、日常ではありえない心象の表現に挑むアーティストの婦木さんを迎えて、それぞれの観点から、あり得ないものを作る、ということについて考えて見たいと思います。岩見健太郎東京農工大学 大学院 工学研究院 先端機械システム部門工学府 機械システム工学専攻 准教授  メタサーフェスおよびプラズモニクスの融合を研究テーマとし、新規光学素子や光位相変調素子、太陽熱光発電システムの研究に従事。自然界にない光学特性を示す人工物質であるメタマテリアルは、製作の困難さから光の波長における製作例は少ない。一方リ ソグラフィ技術の進展によって、平面的な金属構造を容易に製作することが可能となった。とくに金属ナノ構造で生じるプラズ モン共鳴などの応答を自在に制御することで、極薄の光学素子を形成する研究が近年進展している。この分野はメタサーフェス と呼ばれ、メタマテリアルの中でも特に実用化に近い分野として期待されている。婦木加奈子兵庫県生まれ、東京都在住。2019年金沢美術工芸大学美術科彫刻専攻を卒業後、2020年 チェルシーカレッジオブアート グラデュエートディプロマファインアートコース修了。ある典型的な彫刻を象徴する「場を支配する圧倒的な存在感」「不動性」「不変性」「唯一性」「自立」「重さ」などといったある種の「絶対的」とも思える性質に対して、身近な世界の中で「相対的」に存在する彫刻のあり方を模索しています。彫刻を身につけること、外へと持ち出し周辺の環境の中へと置くこと、汎用的で軽やかな素材や手芸的な制作手段を用いること、などの方法をとおして「彫刻」や「作品」のもつ「絶対性」を解体することを試みています。14:30-15:40 スピーカートーク15:50-16:30 ダイアローグ16:30-17:30 フリートーク・ネットワーキング(飲み物付)スピーカーの皆さまより30分づつの話題提供の後、お二人の対談を経て、休憩を挟み、後半は参加者同士の対話やスピーカーとの対話などで多様な視点の創発を楽しんでいただけます。会員:1000円一般:3000円学生:無料・未就学児の参加はご遠慮ください。・「会員」は、ジネンコロキウム事務局から会員として承認、招待された方、     #1〜#8(2022/9/23・11/23・2023/1/22・3/21 5/21 7/16 9/18 11/12開催の回)に参加された方・「学生」は、社会人大学生は除きますジネンコロキウムについて自然科学の目標は、自然現象の奥底にある原理や法則を明らかにすることです。サイエンスは、未来に挑戦すべき探索の可能性を秘めていている楽しさを持った学問です。日常の生活の中で体験することや、現象において、直接サイエンスが関わることは多くはありませんが、なぜなんだろうという好奇心や、関心を持ったことで、自分の中にこれまでになかった見方や思考の枠を広げられると嬉しくなります。銀河群、太陽系、地球、生命、人間、細胞、分子、原子、素粒子までが、何層もの関係性を経た現象となっています。森羅万象、有象無象、時、空間、歴史、社会と人の関係性を、科学を通してマクロとミクロの双方向、縦横無尽に語り合い、新しい視点、好奇心を呼び起こすの楽しさ、歓びを共有できる対話の場です。テーマに沿って、専門性の高い話題提供者からの領域を超えた知識資産を共有しながら、インタラクティブに参加者と共に学び、目に見えない大切なものに気づける時間を提供します。もやもやを少し解消できるヒントを持ち帰れる、自分の編集力を高められる、知的創造したい人にインプットしてそれぞれにアウトプットをしてみる場にしたいと考えています。