虫塚法要「虫との大切な時間」 〜養老孟司、池田清彦さんに聞く 講演会 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-09-29T14:35:04+09:00 Peatix 新潮社 虫塚法要「虫との大切な時間」 〜養老孟司、池田清彦さんに聞く 講演会 tag:peatix.com,2018:event-381306 2018-06-04T13:00:00JST 2018-06-04T13:00:00JST 虫塚を建長寺さんに建立いたしました。遊びにぜひいらしてください。昆虫とは、採集をしたり、標本にしたり、長い間おつきあいしてもらっています。そこで、私の地元、鎌倉の建長寺さんのご厚意で、虫塚を境内に建立させていただきました。デザインは隈研吾さんにお願いし、多くの方が訪れてくださっているようです。6月4日の「虫の日」には、供養していきたいと思っております。2015年に建立し、2016年は文化人類学者の植島啓司さんを、2017年は、高精細昆虫写真、マイクロプレゼンスを発表されている小檜山賢二さんをお迎えしました。今年は、虫仲間でもある、生物学者の池田清彦さんをお招きし、虫によってどんなふうに思考や人生が彩られたか、そんなことをお聞きしたいと思っております。ぜひ、建長寺にご参拝いただき、遊びにいらしてください。(養老孟司)<当日のご案内>12時半 受付開始13時  講演会開始14時  講演会の終了後、見学を希望される方は虫塚へ移動。14時半 虫供養15時  希望者の方には、境内をご案内します。16時  解散(境内は16時半に閉門となります)(備考)*虫塚での法要に参加される方は、歩きやすい靴でいらっしゃることをお勧めします。* 当日の様子を撮影する予定です。紹介の際にその映像を公開する可能性もあるので、ご了解ください。<参加費について>自由席です。また、昨年まではおひとり1500円を頂戴しておりましたが、今年からは随意のお気持ちを頂戴することにし、お布施という形をとります。*拝観入山料(大人300円)は別となります。<場所>臨済宗建長寺派大本山建長寺 大庫裡(宗務本部一階)*「庭園・方丈拝観入口」を入って、玄関を上がって右側に受付があります。<住所・交通> 神奈川県鎌倉市山ノ内8 JR横須賀線北鎌倉駅より鎌倉駅方面に向かって徒歩約20分。またはJR横須賀線鎌倉駅より北鎌倉に向かって徒歩約30分。<講演者プロフィール>池田清彦(いけだ・きよひこ) 1947年、東京都生れ。東京都立大学大学院理学研究科博士課程単位取得満期退学。理学博士。生物学者。早稲田大学国際教養学部教授を2018年春に退任。著書に『構造主義生物学とは何か』『構造主義科学論の冒険』『昆虫のパンセ』『だましだまし人生を生きよう』『新しい生物学の教科書』『他人と深く関わらずに生きるには』『生物にとって時間とは何か』『環境問題のウソ』『38億年 生物進化の旅』『「進化論」を書き換える』『この世はウソでできている』『生きているとはどういうことか』『世間のカラクリ』『ナマケモノはなぜ「怠け者」なのか』等がある。フジテレビ「ホンマでっか!?TV」出演中。養老孟司(ようろう・たけし)1937年、鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、同大学名誉教授に。著書に『からだの見方』(サントリー学芸賞受賞)『形を読む』『解剖学教室へようこそ』『日本人の身体観』『唯脳論』『バカの壁』『養老孟司の大言論Ⅰ~Ⅲ』『「自分」の壁』、『身体巡礼』『骸骨考』『遺言。』など多数。「身体の喪失」から来る社会の変化について思索を続けている。~「虫塚」建立記念法要にご参加の皆さまへ~一昨年、臨済宗建長寺派大本山建長寺のご厚意で、虫塚を建立いたしました。「虫塚」の碑と周囲の環境デザインは、建築家の隈研吾氏によるもので、周囲との調和を考えた内容となっております。長年虫を標本にしてきましたので、その供養が第一です。解剖学教室に奉職している間も、毎年解剖体慰霊祭に参加してきましたので、慰霊の癖がついたのかもしれません。虫に霊や心があるかというご意見もあるかと思いますが、睡眠に関する遺伝子が見つかっているので、意識はあるのではないかと思います。もう一つ、現代は虫がいなくなる時代だということを皆様にご理解いただきたいと思いました。白亜紀の恐竜絶滅が地質学上五度目の大絶滅といわれていますが、現代を六度目の絶滅とする見方もあります。一台の車が廃車になるまでに千万頭の桁の虫を殺すともいわれています。現代人は気づかずに多くの殺生をしていると思います。建長寺には七百五十年の歴史があります。虫供養がいつまで続くかわかりませんが、できれば今後も長く続けられればと思っています。                               養老孟司虫のためのモニュメントは、まず小さくて軽くてさりげなくなければいけないと考えました。虫は小さく軽いので、いろいろな場所に棲みかをみつけることができるのです。いままでのモニュメントというのは、大きくて重たいものと相場が決まっていましたが、その反対のモニュメントが、虫にも建長寺(禅)にも似合うと考えたのです。   隈研吾(虫塚建立記念法要の際の挨拶状より)<お問い合わせ先>新潮社 tel 03-3266-5611主催:養老研究所協力:臨済宗建長寺派大本山建長寺共催:隈研吾建築都市設計事務所&新潮社&虫仲間一同講演会事務局:新潮社