臨床身体学クロッシング 身体知の交わるところ Vol.1「教育と身体」 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2024-02-06T19:35:06+09:00 Peatix 臨床身体学ラボ 臨床身体学クロッシング 身体知の交わるところ Vol.1「教育と身体」 tag:peatix.com,2024:event-3802875 2024-01-29T20:00:00JST 2024-01-29T20:00:00JST 連続トークシリーズ「臨床身体学クロッシング」身体知の交わるところ はじめます。 ”さまざまなジャンルにおいて、身体性というキーワードにフラグが立っている方がたくさんいる。それぞれが、バラバラのところでバラバラの身体の話をしている。我々の今生きている身体に「つながってくる」身体についての議論をする場がない。宇宙と身体 なぜ別々のものに聞こえるのか?みんなが集まれる待ち合わせ場所、集合場所として、臨床身体学を立ち上げよう。”「臨床身体学オープニングトーク」2023.10.15 金木犀の香る鎌倉山にて 小笠原和葉こうして「臨床身体学ラボ」はスタート、毎月のゼミで、FBグループで、参加者それぞれの身体について、活発な議論が始まっています。そして2024年年頭様々なジャンルの研究者、実践者が「臨床身体学の交差点」に集まり、対話を始めます。それが「臨床身体学クロッシング」です。このイベントは今回を皮切りに、定期的に様々な識者を集め今後も開催予定です。 私達が最初に選んだテーマは「教育と身体」です。 私、小笠原のボディーワークの師、ジャック・ブラックバーン先生がこんな事を言っていました。「わたしたちが子供の頃から教わるのは、身体の"外で"、いかにうまく生きていくかということが中心だ。ボディーワーカーの仕事は、身体の”中で”生きている自分自身に気づくことをサポートすることだ」この言葉は今でも私の指針となっています。そして私自身もボディーワークによって、身体の内側にいる自分のエネルギーと出会ったことで人生が変わった者の一人です。身体の"中で"生きている自分と、人はいつ自分を切り離してしまうのでしょうか?現在いくつかの教育にまつわるプロジェクトに関わらせていただきながら、「教育と身体」という問いに思いを馳せています。 「教育と身体」を語り合うにあたり、お二人の研究者をお呼びしました。 お一人は教育人類学者 慶応大学准教授の井本由紀さん。英オックスフォード大で文化人類学の博士号をお取りになった後、アメリカでマインドフルネスの研究に携わり、その後「SEEラーニング」に出会い、身体とこころを伴う-contemplative- 観想的な学びの可能性について、国内外のコミュニティとつながりながら研究を進めていらっしゃいます。もうお一方は知覚心理学者 立命館大学教授の高橋康介さん。京都大学で情報学の博士号を取られ、「人間の認識の不思議と多様性」というテーマについて、知覚心理学、認知心理学、錯視研究などのアプローチで研究されています。◆お二方にコメントを頂きました。 井本由紀さん:教育と身体については、大学の人類学ゼミの中で、フィールドワークを通じて探求しています。普段とは違う場所、見知らぬ他者と出会うときに、どのような身体的経験がそこに立ち現れるのか。どのような情動や思考が芽生えて、どのような行動のつらなりに巻き込まれていくのか。その省察を繰り返すことで、身体を通じて己を知る学びの在り方とその記述の方法を模索しています。 (1月22日夕方にフィールドワーク発表会を慶應三田キャンパスで行うのでよければご参加ください)。ここ数年は、SEE Learning (社会的・情動的・倫理的な知性を育む学び)を日本に紹介する活動もしています。このプログラムの中の「情動」に注目してみたいなとも思っています。今回知覚心理学と人類学とでの観点の違いなどにも関心があります。高橋康介さん:知覚心理学という分野で研究していると、自分にとって当たり前の風景が、誰にでも同じように見えているわけではないことに気づかされます。身体も同様です。他者の身体の感覚や所作は、自分自身の身体の体験を通してのみ想像できるがゆえに、否応なしに自分を基点として他者の身体を理解してしまいます。「教育と身体」のひとつの意義は、そんな身体の自分性・思い込みを解きほぐし、対話を通して他者や自己の身体を第三者的な視点で眺めてみる、ということにあるのかもしれません。そんな話をしてみたいと思います。 ◆聞き手は私、ボディワーカーの小笠原和葉です。この日、教育と身体というテーマをめぐり、様々な身体知が出会うことでしょう。私のライフワーク的な問いでも有り、とても楽しみです、みなさんも是非一緒に探究の旅にでかけましょう!◆登壇者プロフィール井本 由紀(いもと ゆき)慶應大学准教授・SEEラーニング ジャパン代表2004年、慶應義塾大学卒業。2009年に英オックスフォード大学で博士号(文化人類学)取得、2010年より慶應義塾大学に勤務。2017年スタンフォード大学に派遣留学し、米国におけるマインドフルネスの教育と研究に携わる。2019年にSEEラーニングに出合い、2022年にSEEラーニングファシリテータートレーニングを修了。同年、SEEラーニング ジャパンを設立。身体とこころを伴う-contemplative- 観想的な学びの可能性について、国内外のコミュニティとつながりながら研究を進めている。高橋康介 立命館大学総合心理学部教授2001年京都大学文学部人文学科卒業、京都大学大学院情報学研究科博士後期課程 研究指導認定退学。京都大学  博士号 (情報学) 取得東京大学先端科学技術研究センター、中京大学 心理学部などを経て2021年より現職。日本心理学会国際賞、日本認知科学会野島久雄賞、錯視コンテストグランプリなど受賞多数。-------------------------------------◆日時: 2024年1月29日(月曜日)20:00スタート◆参加費:一般3500円 ※申込者全員にイベント後日アーカイブ映像をシェアします。<臨床身体学ゼミ参加者割引>「臨床身体学ゼミ」参加者の方:3000円 別で「割引コード」をお知らせしますので、この告知ページで購入時に割引コードを入力ください。<臨床身体学ゼミ新規入会募集中です!>毎月定期開催中の「オンラインゼミ」に1回でも参加いただくともれなく入会でき、非公開の臨床身体学ラボFBグループへご案内します。先に下記オンラインゼミ告知ページより申し込みいただくと、割引コードをお送りしますので、この1/29イベント告知ページで購入時にそのコードをご入力ください。今後の臨床身体学クロッシングイベントも、割引コードをお知らせします。https://peatix.com/event/3804221/view◆参加方法:zoomミーティングで行います。時間になりましたらチケット購入時に自動返信されるメール、もしくはこの告知ページの「視聴ボタン」よりお入りください。◆主催:臨床身体学ラボ/BodySanctuary/小笠原和葉事務局◆お問い合わせ:臨床身体学ラボ事務局:フジムラ ヨシヒロPeatixメッセージ、もしくはclinical.somatology.lab@gmail.comまで。