中国語教育ワークショップ | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2024-03-18T16:31:31+09:00 Peatix 清原文代 中国語教育ワークショップ tag:peatix.com,2024:event-3799792 2024-02-17T13:30:00JST 2024-02-17T13:30:00JST 中国語教育文法を考えるワークショップ(対面とオンラインのハイブリッド開催) 日時:2024年2月17日(土)13時30分から16時30分まで 場所:対面参加はI-siteなんば(大阪市浪速区敷津東2-1-41)C3、オンライン参加はZoom。 題目:「中国語テキストの文法説明と提示例文を考える―中国語教育文法の観点から―」 対象者:中国語教員または中国語教員を目指す方、日本語教員または日本語教員を目指す方 参加費:無料 主催者:科研基盤研究B「ユーザー中心設計による中国語教育文法の構築ー事例研究からの実用化と体系化ー」(代表者:鈴木慶夏) タイムテーブル 13時30分から13時35分趣旨説明:鈴木慶夏(神奈川大学) 13時35分から14時5分張恒悦(大阪大学)「“了1”と“了2”の相違説明に用いられる例文 ―“我吃了饭了”を中心に―」司会:清原文代(大阪公立大学) 14時10分から14時40分鈴木慶夏(神奈川大学)「アスペクト助詞“了”の説明方法と日本語対訳―“了”は「〜た」ではないことがある―」司会:清原文代(大阪公立大学) 14時45分から15時15分夏海燕(神奈川大学)「アスペクト助詞“过”の習得状況と説明方法」司会:西香織(明治学院大学) 15時20分から15時50分建石始(神戸女学院大学)「日本語教育における「~た」と「~たことがある」―日本語教科書での扱いとコーパス調査から―」司会:西香織(明治学院大学) 休憩(15分間) 16時5分から16時25分総合討論司会:西香織(明治学院大学) 16時25分から16時30分閉会挨拶:鈴木慶夏(神奈川大学) 要旨  周知のとおり、中国語テキストはさまざまな制約の下で編纂されている。新出語句や文法項目の量と難易度の調整、学習順序や説明方法の策定、提示例文の選択はもちろん、テキストの使用が想定される教育環境での学習条件とどう折り合いをはかるか等、考えなければならないことは実に多い。そして、どれだけ工夫を講じたテキストであっても、教育現場では不備や不足を痛感することは少なくないというのが現実である。 このような現状をふまえたうえで、本ワークショップでは、非目標言語環境下における中国語テキストの文法説明や提示例文に焦点をあて、具体的にどのような問題に直面し得るのか、それらの問題に対処するにはどのような対策をとり得るのか、中国語テキストの現状と課題をあらためて考えてみたい。また、学習対象となる文法項目には、多くの教科書で語句や例文に日本語対訳が付されている点にも着目し、日本語教育におけるテキストの状況にもふれてみたい。 張恒悦(大阪大学)「“了1”と“了2”の相違説明に用いられる例文 ―“我吃了饭了”を中心に―」 教育現場において、“我吃了饭了”という例文を用いて、アスペクト助詞“了1”と語気助詞“了2”の相違を説明する教科書をよく見かける。調べたところ、この説明方法は日本の中国語教育に影響を与える著名な文法書から影響を受けていることがわかった。しかし、これらの文法書や教科書は、“我吃了饭了”の意味について、コンテキストや語用論的な制約は触れず、「私はご飯を食べた」という日本語訳だけを提供している。これは教育現場での混乱を招く可能性がある。“我吃了饭了”は、「私はご飯を食べた」というコンテキストで使用するのは一般的ではない。本発表では、“我吃了饭了”の独自の意味機能をコンテキストへの分析を通して明らかにするとともに、教科書で例文を選ぶ際には、形式的な特徴だけでなく、文脈への配慮も重視すべきであると主張する。 鈴木慶夏(神奈川大学)「アスペクト助詞“了”の説明方法と日本語対訳―“了”は「〜た」ではないことがある―」最近は、語句や例文に日本語対訳の付された中国語テキストが多くを占めている。学習者が辞書を引くことをのぞめない状況では、適切な日本語対訳の存在が学習の一助となることは間違いない。しかし、学習対象となる文法項目やその文法項目をふくむ中国語表現の対訳としての日本語表現が、必ずしもよい効果を発揮するとは限らない。なぜなら、日本語対訳によっては、かえって日本語を母語とする中国語学習者の文法理解が妨げられたり、適格性や適切性を欠く形式が産出されたりと、誤解や誤用を助長してしまうこともあり得るからである。本発表では、アスペクト助詞“了”の説明方法と日本語対訳をとりあげ、日本語母語話者の中国語学習に有益な日本語対訳とその導入方法を考える。夏海燕(神奈川大学)「アスペクト助詞“过”の習得状況と説明方法」アスペクト助詞としての“过”には<動作の完結>を表す“过1"と<過去の経験>を表す“过2”があると指摘されている。“过2”に関しては、多くの教科書や文法書では、「動詞+过(+目的語)」の形式で「…したことがある」という意味を表すと解説されている。しかし、両者は必ずしも完全な対応関係にはない。また、初級及び中級レベルの教科書において、“过1”の用法に関する言及がほとんど見られないため、「…したことがある」という説明が強く定着し、“过1"に対する誤解釈や使用回避も頻繁に見受けられる。本研究では“过”の習得状態を明らかにし、学習者が陥りやすい誤りを予め把握しておくことで、教科書における“过”の提示方法及び適切な指導手法の策定に寄与できることを目指す。 建石始(神戸女学院大学)「日本語教育における「~た」と「~たことがある」―日本語教科書での扱いとコーパス調査から―」中国語の“了”や“过”に対応する日本語として、「~た」と「~たことがある」が挙げられる。日本語学や日本語教育学では、「歌舞伎を見た」は「過去」を表し、「歌舞伎を見たことがある」は「経験」を表すと位置づけられる。しかし、「~たことがある」は「朝ご飯を食べたことがある」や「トイレに行ったことがある」のような日常生活や当たり前のことには使用されないという指摘もある。それでは、「~たことがある」は日本語教科書でどのように扱われており、実際の使用実態はどうなっているのだろうか。本発表では、「~たことがある」の日本語教科書での扱いを分析し、コーパス調査によって共起する動詞や使用される場面といった使用実態を明らかにする。その際、「~た」との比較を行いながら分析を進める。 【ご注意とお願い】 対面参加とオンライン参加のチケットは異なっていますので、申込の際にはご注意ください。いずれも無料です。対面参加の方へ:I-siteなんばへのアクセスについて詳しくは以下のWebページをご覧ください。大阪メトロ御堂筋線なんば駅より徒歩約15分です。https://www.omu.ac.jp/isite/access/対面参加の受け付けは紙の参加者一覧で行いますので、Peatixのアプリは不要です。当日発熱等の症状がある場合は対面参加を取り止めてください。蓋付きの飲料(ペットボトル)以外の飲食物の持ち込みは不可です。オンライン(Zoom)参加の方へ:Peatixに登録したメールアドレスに前日の2月16日にZoomの情報をお送りします。動画のアーカイブ配信はありません。当日上記の時間にアクセスして、ご視聴くださるようにお願いします。 Updates tag:peatix.com,2024-02-17 01:01:00 2024-02-17 01:01:00 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1500742 Updates tag:peatix.com,2024-02-17 00:58:06 2024-02-17 00:58:06 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1500741 Updates tag:peatix.com,2024-01-24 12:06:57 2024-01-24 12:06:57 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1488323