【無料オンライン】文理融合シンポジウム 一般講演会 量子ビームで歴史を探る ー加速器が紡ぐ文理融合の地平ー | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-11-10T19:49:25+09:00 Peatix KEK 【無料オンライン】文理融合シンポジウム 一般講演会 量子ビームで歴史を探る ー加速器が紡ぐ文理融合の地平ー tag:peatix.com,2023:event-3722256 2023-11-03T13:30:00JST 2023-11-03T13:30:00JST ダウンロード(2MB)高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所(物構研)では、ユニークな特徴を有する大強度陽子加速器施設(J-PARC)物質・生命科学実験施設(MLF)にあるミュオン科学実験施設(MUSE)の世界最高強度の負ミュオンビームの優位性を生かし、文化財をはじめとする人文科学資料の研究にも活用する可能性を秘めた、新たな非破壊研究手法を開発してきました。その一方で、これまでも放射光や中性子などを用いた様々な文化財科学の研究が行われています。2019 年から、放射光•中性子•ミュオンなどの量子ビームを利用する文化財研究の第一人者が一堂に会して、考古学研究、並びに関連研究、更に分析技術を紹介する、文理融合研究の可能性を探るシンポジウムを開催してまいりました。2022 年に開催した第7回の文理融合シンポジウムのなかで、一般の聴衆を対象とした講演会をオンラインで配信し、好評をはくしました。 2023 年は、以下の3名の先生方をお招きして、オンライン配信の一般講演会を開催致します。J-PARC でのミュオンビームを用いた文化財研究を率いて来られた、KEKの三宅康博 名誉教授には、ミュオンを用いた分析の原理やこれまでに何がわかってきたかをご紹介いただきます。文化財科学がご専門の国立歴史民族博物館の齋藤努 教授は、J-PARC での実験のご経験も豊富で、江戸時代の小判と丁銀に施された表面処理技術についてのご研究についてご講演いただきます。泉屋博古館の廣川守 館長には、中国古代青銅器の科学的調査により得られた内部構造に関するご研究のお話を伺います。 皆さんのご参加をお待ちしております。 開催概要 日時:11月3日(金・祝)13:30〜15:55(Zoom開場 12:30ころ) 参加費:無料 対象:中学生以上 定員:300名(事前申込制・先着順) 申込〆切:当日(11/3)12:00 プログラム詳細 12:30ころ Zoom開場 13:30〜13:35 「ご挨拶」小杉信博 所長(KEK IMSS) 13:35〜14:15 「ミュオンで視る」三宅康博 名誉教授(KEK IMSS) 14:15〜14:25 休憩 14:25〜15:05 「江戸時代の小判と丁銀に施された表面処理技術の変遷と系譜」齋藤努 教授(国立歴史民俗博物館) 15:05〜15:15 休憩 15:15〜15:55 「中国古代青銅器の科学調査」廣川守 館長(泉屋博古館) 15:55ころ アンケート回答ののち終了 講演 講演1:ミュオンで視る高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 三宅康博 名誉教授専門:ミュオン科学掌を空に向けてみてください。ミュオンという素粒子が、掌の上に毎秒1個ほどの頻度で空から降り注いでいます。地上に辿り着く宇宙線の7割程がミュオンです。エジプトのクフ王のピラミッドに隠された空間を見つけたり、膨大な放射線の下、福島の原子炉で溶け落ちた核燃料デブリを観察するなど、我々に身近なところで役立っている様を目にされた方もおられると思います。東海村にあるJ-PARCという加速器では、人工的に、大量のミュオンを生み出すことができます。この人工的に造り出したミュオンを使って、切断したり削ったりすることなく、非変形・非破壊で貴重な文化財を調べることができます。講演では、その原理や、これまでに何がわかってきたのかなどについてご紹介したいと思います。講演2:江戸時代の小判と丁銀に施された表面処理技術の変遷と系譜国立歴史民俗博物館 齋藤努 教授専門:文化財科学 江戸時代の小判や丁銀は、発行時期によって金や銀の濃度が異なりますが、色付という表面処理によって、表層部での金・銀濃度を高くしていました。小判は、ある時期を境に色付が深くなっており、技術的な進歩があったことがうかがわれます。一方、丁銀は、色付の深さの変遷に特別な系統性がみられません。このことから、金座と銀座との間には、必ずしも技術的連携があったわけではなく、個別に製作が営まれていた可能性があります。講演3:中国古代青銅器の科学調査泉屋博古館 廣川守 館長専門:中国青銅器中国古代に発達した青銅器は東アジア金属工芸の原点といわれ、そのかたちや紋様モチーフは後の時代に大きな影響を与えました。そのため古くから考古学的研究が積み重ねられてきましたが、近年、その材質や内部構造についての研究に科学的手法が多く採用されるようになりました。本講演では、これまで泉屋博古館が他研究機関と共同で実施した科学的調査により得られた内部構造に関する知見をご紹介いたします。この一般講演会の開催について この一般講演会は、放射光・中性子・ミュオンなどの量子ビームを利用する文化財研究の第一人者が一堂に会して、これまでの考古学研究、並びに関連研究、更に分析技術を紹介し、文理融合研究の可能性を探る文理融合シンポジウムのプログラムの一部として開催されます。第8回 文理融合シンポジウム 量子ビームで歴史を探る ー加速器が紡ぐ文理融合の地平ー問い合わせ先文理融合シンポジウム 世話人メール:bunri_yugo[at]ml.post.kek.jp[at]を「@」に置き換えてください。 Updates tag:peatix.com,2023-10-20 02:05:38 2023-10-20 02:05:38 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1442064 Updates tag:peatix.com,2023-10-11 06:15:46 2023-10-11 06:15:46 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1437003 Updates tag:peatix.com,2023-10-11 04:52:23 2023-10-11 04:52:23 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1436955