株式会社ニイラ #7 メンタルヘルスと自分の幸せ 〜支援者のあなたにも、そうじゃないあなたにも聴いて欲しい。師走のこころのシェルタートーク~ | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2024-01-08T16:03:03+09:00 Peatix 和賀未青@株式会社ニイラ 株式会社ニイラ #7 メンタルヘルスと自分の幸せ 〜支援者のあなたにも、そうじゃないあなたにも聴いて欲しい。師走のこころのシェルタートーク~ tag:peatix.com,2023:event-3714543 2023-12-09T14:00:00JST 2023-12-09T14:00:00JST メンタルヘルスと自分の幸せ 〜支援者のあなたにも、そうじゃないあなたにも聴いて欲しい。師走のこころのシェルタートーク~私は24年間、精神科の医療機関に勤務していました。振り返ってみれば、大学を卒業してすぐに精神医療の世界に入り、退職するまで、他業界のことを知ろうと積極的に行動しなかったように思います。病院の中にいて、患者さんやその家族の悩みの中から社会の現状を知る、または私自身が精神科病院という箱の中に閉じこもっていたのかもしれません。私の資格は精神保健福祉士ですが、ソーシャルワーカーでもあります。ソーシャルワーカーであれば、社会との橋渡しをする役割があるはずですが、組織の中に属し目の前のことに忙殺する日々では、社会を知ろうとすること、ましてやソーシャルアクションをすることはほど遠いと感じます。実際に、退職して初めて、メンタルヘルスに対しての社会的関心の高さとは裏腹に、社会の中での精神保健福祉士の社会的認知の低さや、精神病院、精神医療や治療に対しての理解度の低さという、そのアンバランスにとても驚きました。それまでは専門職としての経験値に大きな自信を持っていましたが、自分の仕事に対してのアイデンティティが揺らぐとともに、これだけ認知度の低い精神保健福祉士/ソーシャルワーカーの私は果たして社会課題へのソーシャルアクションが出来るのだろうかと、途方に暮れた気持ちになりました。2020年に株式会社ニイラを立ち上げ、家族相談を中心とした相談サービスHUGをスタートし、個別のご相談等に対応することは出来ても、社会へのアプローチへの手段を持ち得ない状況を打破するために、2021年から、弁護士の小野田さんに顧問弁護士として事業に伴走してもらうことにしました。法務面はもちろん、私のアイデンティティを踏まえたビジネス面も含めての伴走支援は、自分の想いを発信していく基盤にもなっています。外から精神病院を見る立場になった時、外からは見えない事が沢山あることに気が付きました。そして、病院内にいる医療福祉の対人支援者が、精神病院の中で起きている様々なことを社会の中では言えない現状にあることについても色々と考えるようになりました。個人情報の観点のみならず、社会の中でのある意味最終的な行き場としての特殊な機能を持つ日本の精神科病院には、壮絶な人生のストーリーを背負って来た人が多くいるからです。日本が世界の中で精神科病院のベット数が長年1位で、かつ、世界の精神科病床数の37%を占めるというその異常さは、あまり大きな声では語られません。世界一精神科病床数が多いのに自殺者が多いのは何故でしょうか。メンタルヘルスという言葉自体へのハードルは下がって来たものの、精神科病院への入院や通院、身近な大切な人の自殺は今なおオープンに語られることはありません。私が精神科病院で勤務している時から感じていたのは、多くの人は自分のメンタルヘルスに自分自身の力、意識で向き合う、自分で自分をケアするという感覚が低いのかもしれないということでした。精神科病院には様々なご事情の方が来られ、例えば極限まで我慢に我慢を重ねた人が倒れるように受診したり、またはそれほどではないけれど「薬を念のためもらっておきたい」と受診する方や、不登校の子供さんに薬を処方して欲しい親御さんの相談等、経緯や目的のバリエーションに幅はあるものの、総じて言えるのは、身体以上にメンタルヘルスについてはセルフケアの意識が薄く、医療にかかれば何とかしてもらえるという、他人任せ、薬任せな心情を見ることが多かったということです。今回のイベントは、私が精神科病院に長くいて経験したこと、退職し外から精神科病院を見る立場になり感じたことをお伝えしたいというところはもちろん、精神保健福祉士として起業し、活動をしてきた中で、精神科医の高木俊介さんが書かれたnoteや書籍に刺激されて、社会的にはタブー視されがちなことも含めて私自身の言葉を使って発信していく事の大切さを痛感したことも、大きなきっかけの一つとなっています。また、社会的事業のサポートを専門の一つとされ、3年近くニイラにも伴走支援をしてくれている弁護士の小野田さんが、どのようにニイラの活動を近くで見ているのか、高木先生の示される刺激的なご意見、ご示唆をどのように捉えているのかなどについても、改めてお伺いしてみたいと思っています。メンタルヘルスやセルフケアの在り方、また、社会の在るべき姿との差分に対して問題提起をし続けていくことについて、この3人だからこそできるトークセッションがあるのではないかと強く想い、このイベントを開催することになりました。このイベントで正解を出すことは目的とはしません。自分のことを自分で決めることの大切や、自分らしく生きる上での基盤としての自分をケアするということ、精神病院、精神医療、服薬などとの向き合い方や決め方、そして、それら前提としての情報の取捨選択の方法の学び方について考える、感じる時間になること。権威やもっともらしい理屈、耳心地のよい言葉で包まれた情報を盲信的に信じないためにも、自分はどんなスタンスで在りたいか。そんなことを考える時間になったらと思っています。<こんな方に参加して欲しい>精神保健福祉士、社会福祉士の資格を持つ実践者の方医療、介護、保育など対人支援職の方社会福祉や医療など対人支援を学ぶ学生さんメンタルヘルスに興味のある方自分のことについて考えたい方福祉や精神医療に興味のある方<鼎談形式>精神科医 高木俊介さん弁護士 小野田峻さん精神保健福祉士 和賀未青司会進行 ヘラルボニー 岩手コミュニティマネージャー 矢野智美さん会場:AP品川 ホールA<スケジュール>13:20より受付 14:00-15:00 3人での鼎談15:00-15:30 質問など 15:30-16:00 ミニミニ・オープンダイアローグ体験会(リアル会場のみ)注意:3人の登壇者への個別の相談につきましては回答できません。ご了承ください。 当日ご都合により、ご参加頂けない方は是非オンラインチケットをご購入ください! アーカイブについては、後日参加者の皆さんに送付させて頂きます。会場では、高木俊介さんの著書(日本評論社、金剛出版)の販売を行います。現金販売となります。オンライン参加の方には、前日までにご参加頂けるZoomリンクを送付致します。<キャンセルポリシー>12/8までのキャンセルにつきましては、キャンセル料は頂きません。これ以降のキャンセル、無断キャンセルにつきましては返金することが出来ません。会場参加、オンライン参加同様に、万が一ご予約時間に遅れて来られる場合は、遅刻の可能性があるとわかった時点でお早めにご連絡ください。なお、開始時間を15分を越えて来られない場合は無断キャンセルとさせていただきます。 【登壇者プロフィール】 高木俊介(たかぎしゅんすけ)精神科医1957年 広島県因島で生まれ、鳥取(幼児期)、岡山(学齢期)で育つ。1983年 京都大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院精神科評議会で研修後、大阪の私立精神病院と京都大学医学部附属病院精神科に勤務。臨床を行いつつ、統合失調症の精神病理を研究。日本精神神経学会で精神分裂症の病名変更事業に関り「統合失調症」の名称を発案し、2002年に正式決定された。2004年 たかぎクリニックを開設し、包括型地域生活支援プログラム(ACT)を行う。主著:「ACT-Kの挑戦」(批評社、2008年)「こころの医療宅配便」(文藝春秋、2010年)「精神医療の光と影」(日本評論社、2012年)「オープンダイアローグ」「対人支援のダイアローグ」(共訳、日本評論社、2016年)「対人支援のダイアローグ」(金剛出版、2022年)「危機の時代の精神医療」(日本評論社、2022年)小野田 峻(おのだたかし)小野田高砂法律事務所・代表弁護士(東京弁護士会所属)株式会社ニイラ顧問弁護士盛岡で東日本大震災に遭遇したことをきっかけとして、東京弁護士会内有志の津波被災地訪問企画を立案し、継続的に実施。2016年11月には、ソーシャルスタートアップ向けシェアオフィス(social hive HONGO)併設の小野田髙砂法律事務所を本郷三丁目にて開業(2018年7月には増床。2022年9月時点で、shHに入居している団体は19社)。支援先の団体が向き合う社会課題は、子ども・若者支援や社会福祉の現場のデザイン、難民問題、介護、日本酒や祭りなど伝統文化、シビックテックや官民連携、食と演劇、女性の両立不安の解消、出生前検査など多岐にわたる。法務支援を中心とするビジネス横断的支援にとどまらず、社会課題解決に関連する各種リソースを有機的に連携させることにより、広くソーシャルチェンジメーカーの多様な可能性を未来に繋げる活動を行っている。司会進行 矢野智美株式会社ヘラルボニー 岩手コミュニティマネージャーhttps://www.heralbony.jp/群馬県富岡市出身。2023年2月より株式会社ヘラルボニーにて「岩手をヘラルボニーの聖地に」するため、岩手コミュニティマネージャーに就任。2015年4月にテレビ岩手 アナウンサーとして入社。2016年から2022年まで「5きげんテレビ」でメインキャスターを務める。盛岡市の台所として親しまれている神子田朝市を2年に渡って取材するなど自らディレクターとしても活躍。 【株式会社ニイラ 事業概要】 2020年2月 代表である和賀未青(精神保健福祉士)が設立。精神科医療機関で24年勤務した経験を元に、各種ニーズに合わせ、オンラインまたは対面での相談サービス「HUG」、「福利厚生としてのHUG」、「インフルエンサーのためのメンタルヘルスのサービス」など各種サービスを展開している。主催者:和賀 未青(わがみお)株式会社ニイラ 代表取締役 精神保健福祉士 社会福祉学修士大正大学文学部社会福祉学科卒業後、1995年東京都内の医療法人(精神科単科病院)に就職。同医療法人に24年間勤務。父の死が大きなきっかけとなり2019年に退職。2020年に株式会社ニイラを立ち上げ、同年6月より対話を通じて心をケアする相談・伴奏サービス「HUG」をスタート。対話を通じて働く人の心をケアする企業や組織向けのサービス「福利厚生としてのHUG」、自分らしさを保つ、守る、ケアする「インフルエンサーのためのメンタルヘルス」を展開している。相談サービスの他に、社会福祉の支援職への研修なども行っている。 5つのHUG https://hugniila.com/福利厚生としてのHUG https://hugniila.com/well-beingインフルエンサーのためのメンタルヘルスhttps://hugniila.com/mentalhealth Updates tag:peatix.com,2023-11-30 03:09:17 2023-11-30 03:09:17 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1464129 Updates tag:peatix.com,2023-11-16 22:31:51 2023-11-16 22:31:51 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1457545 Updates tag:peatix.com,2023-11-07 12:42:00 2023-11-07 12:42:00 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1451369