【中目黒正覚寺5/5】無我の創造 -仏教思想から紐解くクリエーション2.0 の世界-

Description

*声明公演とのセット販売ではございません。

  • 詳細ページ:【中目黒 正覚寺】無我の創造 -仏教思想から紐解くクリエーション2.0 の世界-

創造の世界の行き詰まりに「仏教」が効く!?

デザイン思考などをはじめとして現状の行き詰まりを打開する技術や方法論がないだろうかと多くの人が模索しています。領域を問わず、私たちは常に新しい商品やサービスを生み出そうとしてきました。新しい価値を生み出す取り組みは、芸術、デザイン、エンジニアリング、科学、ビジネスなどさまざまなカテゴリーで求められることです。

                

人工生命やバイオテクノロジーの発展など世の中の変化が激しくなる時代に私たちは直面しています。私たちは今一度、何を意識しながら創造していけばよいのかを問いなおすタイミングにきているのではないでしょうか?    

                                            

そのヒントは【Who am I ? / わたしとは何者か?】という命題と向き合ってきた、2500年の仏教の智慧にあると考えています。<わたし>のアイデンティティを問い直す時、その<わたし>が作り出していく世界も変化し、行き詰まりを迎えたパラダイムや技術が変容しうるきっかけがもたらされるのかもしれません。

    

伝統なしでは創造は生まれず、創造なしでは伝統は成り立ちません。その両方が合わさる時、持続的で革新的な発展が生み出され続けるのではないでしょうか。

         

  

新しい切り口無我のクリエーション

仏教の世界に「無我」という考え方があります。全ての物事は関係性の中で変化していて、確固たる「我」は存在しないという考えです。私たちは「私」という存在が当たり前だという前提の中で物事を生み出そうとしています。ただ、この考えが絶対ではないとしたら、私たちはどのような創造の世界の可能性を拓きうるのでしょうか?

  

自我に基づいたクリエーション(創造)を仮に 1.0 とするならば、無我に基づいたクリエーションを 2.0 として、「無我の創造」をテーマに深淵な創造の世界を一緒に探求しましょう。

     

現代において、いきなり突拍子もなく生まれたものでもありません。これまで生きてきた人たちが当たり前のように行ってきたことに新しい角度から光を当てるにすぎません。ただ、資本主義の影響の中で「自己がある」という前提で考える人が多くなってきている時だからこそ、古くから伝わる智慧を昇華させ現代に活きる技術へと昇華させていくことに意味があると考えています。

   

 

企画者から見た登壇者の方々の立ち位置と生まれうる可能性

はじめに今回のトークイベントでどのような結論にたどり着くのかは当日の即興的な流れの中に委ねたいと思っています。その上で、なぜこの登壇者の方々にお声がけしたのかを簡単に紹介させてください。

   

まず、企画をしたモデレーターを務める私(三浦祥敬)自身が、5年以上、仏教という世界をどう創造の世界と接続できるのかということを考え続けていました。「無我の創造」というテーマは「救われるための仏教」という枠組みからはみ出し、「人を固定観念から解放し、その可能性を拓いていくための仏教」という位置付けがありうるのではないかというも模索をする時にテーマとしてとても面白いと思いました。

              

お坊さんである松本紹圭さんとは普段から関わりがあり、自分の自我(エゴ)ではなく、地球規模で物事を見て、行動していく視座があることを学ばせていただいています。「無我」という仏教のコンセプトをただ言葉で語るだけでなく、それを体現しているお坊さんとしてこの場にお呼びしています。さらに、アート・工芸・まちづくり・仏教などの広範囲を横断し、その関係性の中から林口砂里さんも「無我」を感じる実践者の一人です。「やろうとすることが世の中からメッセージとして降ってくる」という表現の仕方で林口さんがプロデュースについて話していたことがとても印象に残っています。さらにアカデミックの領域でパターン・ランゲージという手法を研究されている井庭崇さんが「無我の創造」をテーマにした論文をつい先日に執筆されたことも企画の後押しになりました。井庭さんのお話は深くは伺ったことはなかったのですが、無我に基づいた創造現象を科学的な視点から言葉にしていただけるのではないかと思っています。

                   

私の目から見ると、まさに「無我の創造」を地で行っているお三方です。しかもお三方とも基軸を置いている領域はありつつも、自らの可能性を他の領域との関わりの中で広く展開されています。領域という小さな箱では捉えきれない智慧を言語化してみようとすることがとても楽しみです。

          

               

参加してくださる方々へ

お寺でこういうテーマ設定の企画はめずらしいかもしれません。ただ、お寺は古くから、最新の芸能を受け入れ、文化の発展に寄与してきた場所でした。豊かに蓄積されてきた思想があったからこそ、お寺で創造の種がまかれてきたのではないでしょうか。  

研究者、開発者、主婦、アーティスト、料理人、サラリーマン、クリエイター、農家さん、さまざまな領域で創造に関わっている方々、ぜひお待ちしています!

私たちは誰もが何らかの価値を作り出そうと毎日を送っている存在で、

毎日の生活に創意工夫をもたらそうとしている人は、みなクリエーターなのだと思います。

その創造的活動は、どのような<わたし>に支えられているのか。

そして、それはどういう創造のあり方なのか。

自分の創造の仕方を捉え直す視点を探しに向源にいらっしゃいませんか?

ぜひお待ちしています。

■モデレーター 三浦祥敬's Comment 

お寺に生まれた私ですが、仏教自体が嫌いでずっと自分から遠ざけていきてきました。

しかし、アート業界・クリエイティブ業界との関わりがあった前職での経験の中で、東洋的思想が重要になってくるのではないかと考え、その目線で仏教を眺めてみるととても面白くなってきたのです。

                      

同時に仏教的な感覚をもって創作活動している人や企画をしている人たちが世の中にたくさんいることに気づき始めました。そして、その人たちが持っている知恵や技術が資本主義の行き詰まりを打開していく際の鍵になると感じ始めています。

                

ぜひ未来に活きる思想と技術の断片をつかみにいらっしゃってくださいね。古いものは残ってきただけの価値があり、捨てたもんじゃありません。

※自由席となります。


【カテゴリ】聴く体験

【場所】中目黒正覚寺 本堂(開催場所が、庫裏洋室に変更となる可能性があります)

【価格】2000円

【定員】120名


【出演者情報】

林口砂里 氏
アート・プロデューサー/エピファニーワークス代表。富山県高岡市出身。東京外国語大学中国語学科卒業。大学時代、留学先のロンドンで現代美術に出会い、アート・プロジェクトに携わることを志す。 東京デザインセンター、P3 art and environment 等での勤務を経て、2005年に(有)エピファニーワークスを立ち上げる。国立天文台とクリエイターのコラボレーション・プロジェクト『ALMA MUSIC BOX』や、僧侶、芸術家、科学者など多様な分野の講師を招く現代版寺子屋『スクール・ナーランダ』など、現代美術、音楽、デザイン、仏教、科学と幅広い分野をつなげるプロジェクトの企画/プロデュースを手掛けている。また、2012年より拠点を富山県高岡市に移し、伝統工芸と先端技術が出合う『工芸ハッカソン』のプロデュースなど、地域のものづくり・まちづくり振興プロジェクトにも取り組んでいる。

  
■井庭崇 氏 
慶應義塾大学総合政策学部 准教授。博士(政策・メディア)。専門は、パターン・ランゲージ、システム理論、創造技法。マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院 Center for Collective Intelligence 客員研究員等を経て、現職。株式会社クリエイティブシフト代表取締役社長、および、The HillsideGroup 理事も兼務。編著書・共著書に『複雑系入門:知のフロンティアへの冒険』(NTT出版、1998年)、『社会システム理論:不透明な社会を捉える知の技法』(慶應義塾大学出版会、2011 年)、『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』(慶應義塾大学出版会、2013年)、『プレゼンテーション・ パターン:創造を誘発する表現のヒント』(慶應義塾大学出版会、2013年:2013年度グッドデザイン賞受賞)、『旅のことば:認知症とともによりよく生きるた めのヒント』(丸善出版、2015年)、『プロジェクト・デザイン・パターン:企画・プロデュース・新規事業に携わる人のための企画のコツ32』(翔泳社、2016年)など。『旅のことば』は、オレンジアクト認知症フレンドリーアワード2015大賞、および2015年グッドデザイン賞を受賞、さらに2016年度かわさき基準の認 証を受けている。また、2017年には中国語(繁体字)での翻訳書が香港で出版された。2012年にNHK Eテレ「スーパープレゼンテーション」で「アイデアの伝え方」の解説を担当。最近は、創造性の研究(無我の創造: Egoless Creation)や、創造社会(Creative Society)についての研究・発表も行なっている。


松本紹圭 氏
1979年北海道生まれ。東京神谷町・光明寺僧侶。未来の住職塾塾長(一般社団法人お寺の未来)。武蔵野大学客員准教授。東京大学文学部哲学科卒。仏教ウェブマガジン『彼岸寺』(higan.net)や、お寺カフェ『神谷町オープンテラス』を企画。2010年、ロータリー財団国際親善奨学生としてインド商科大学院(ISB)でMBA取得。2012年、住職向けのお寺経営塾「未来の住職塾」を開講。以来、計500名を超える意識の高い若手僧侶が「お寺から日本を元気にする」志のもとに各宗派から集い、学びを深めている。2013年、世界経済フォーラム(ダボス会議)のYoung Global Leaderに選出される。『お坊さんが教える心が整う掃除の本』(ディスカバートゥエンティワン)他、著書多数。

モデレーター 三浦祥敬 氏
ラーニング・プロデューサー。1991年佐賀の禅宗・曹洞宗のお寺に生まれる。現在、人生の転機を乗り越える思想・技術のあり方を東洋思想に基づく「Life Transition」という切り口で扱う「TRANSITION PROJECT」を東京・光明寺を拠点にしながら実施している。不登校・発達障害などの社会的にネガティブな印象だとされるバックグラウンドを持ちつつも、それらを問い直し、むしろプラスに転化していくことを楽しんでいる。また、人が持つ固定観念を探求することが新しい創作や企画の創造源だと考え、(お寺などの)特定のカテゴリーに限定しない横断的な活動を通して、それぞれのカテゴリーの人が持つ前提や思い込みを表出していくことに関心がある。科学や芸術、仏教などのカテゴリーを超えた対話の中から新しく発見が生み出される仕掛け・ファシリテーション・遊びを行うことが趣味。


10歳未満のお子様の参加・同伴はご遠慮いただいております。予めご了承ください。(詳しくはFAQごらんください


ワークショップや公演によっては各メディアの取材や向源オフィシャルの撮影が入ることがございますのでご了承ください。


ーーーーーーーーーーー【必ずお読みください】ーーーーーーーーーーーー

【開場時間】

開演の30分前より本堂へ入場可能となります。


【前売り販売の締切について】
チケットの前売りは、5/4(金曜)21:00を締切とさせていただきます。



【キャンセルについて】
申し訳ありませんが、原則キャンセルによる返金は行いません。いかなる事由であれキャンセルによる返金等にはご対応いたしかねますので、ご了承ください。

Sat May 5, 2018
10:00 AM - 12:00 PM JST
Add to Calendar
Venue
中目黒正覚寺 本堂
Tickets
無我の創造 自由席 10:00−12:00 本堂 ¥2,000

On sale until May 4, 2018, 9:00:00 PM

Combini / ATM payment will be closed at the end of May 3, 2018.

Venue Address
〒153-0061 東京都目黒区中目黒3-1-6 Japan
Organizer
向源
3,320 Followers