ケアの人間学 〜 物語と身体のあいだ 〜 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-10-17T16:32:32+09:00 Peatix 関根和彦 ケアの人間学 〜 物語と身体のあいだ 〜 tag:peatix.com,2023:event-3692771 2023-09-17T14:00:00JST 2023-09-17T14:00:00JST 連続講義・ケアの哲学入門2023/24(第2回) ケアの人間学 〜 物語と身体のあいだ 〜講師 : 﨑川 修 さん (ノートルダム清心女子大学 教授)日 時:9月17日(日)14:00~16:30                                     (13:30から入室できます。)    (当日時間が取れない方は、事後に録画配信します。)場 所:Zoomによるオンラインで行います。  ケアを学ぶことは、決していわゆる「ケアワーカー」の専門的な知識や技術を身につけることではありません。ケアは私たちが人間として生きていくために与えられた可能性であり、時代を超えて引き継がれてきた「文化」です。高度な科学文明のもとで複雑に絡み、悩み多き現代の日常を生き抜くために、今や私たちの誰もが「ケア」の視点を備え、人と世界のあり方を見つめなおしていく必要があると思われます。  今年度は3回にわたり、ケアについて学び、考え、生きて行くための基本となる視座についてお話しして行く予定です。第2回目は、「物語」を生きるという観点から、人間という独特の存在の在り方を見つめます。物語を発見し、表現する営みの中にある「人間らしさ」と、語りを通じたケアの可能性について、ご一緒に考えてまいりたいと思います。(今年度の予定)  第1回 ケアの哲学 ~「かかわり」を見つめる~(終了)第2回 ケアの人間学 ~物語と身体のあいだ~(今回)第3回 ケアの倫理学 ~いのちの深みから~講師略歴:1971年 東京生まれ 上智大学大学院哲学研究科博士後期課程満期退学2009年 上智大学文学部哲学科常勤嘱託講師(キリスト教人間学担当)2013年 ノートルダム清心女子大学人間生活学部に着任(現在に至る)専門は現代哲学、人間学、キリスト教倫理。著 書 :『他者と沈黙〜ウィトゲンシュタインからケアの哲学へ』(晃洋書房) 『教養としての応用倫理学』(共著・丸善出版)『ケアを生きる私たち』(共著・大学教育出版)など参加費:一人 1,000円(入金後のキャンセルはご容赦ください。)申込み方法:次のURLからお申込み、各自が選択された方法で事前にお支払いください。https://begleiten230917.peatix.com/      ・お申込み・お支払いは、コンビニ経由の場合9月16日(土)まで、    クレジットカード利用の場合は、9月17日(日)12:00までです。     ZoomのURL: お支払い確認後、9月17日13:00~13:30にZoomのURL、ID、パスワードを、個別にご連絡します。Zoomを利用されたことのない方は、使用方法をお伝えします。お申込み時にお知らせください。 主催 : ベグライテン*           http://begleiten.org/             https://www.facebook.com/begleiten2            https://twitter.com/Begleiten2001 問合せ・連絡先:関根和彦 090-9146-6667 k_sekine@f7.dion.ne.jp*ベグライテンについて ベグライテンは、2001年7月に上智大学の社会人講座「死への準備教育~ホスピスボランティアとは~」(コーディネーターは、故アルフォンス・デーケン先生)の受講生が立ち上げた勉強会です。当初は終末期の患者にどのように寄り添うかについて学んでいましたが、学びの対象が介護、いじめ、引き籠り、自殺、貧困、犯罪被害と広がるにつれ、その背後にある社会、行政、政治の問題をも学ぶようになり、今では「ケアと公共を学ぶ会」に成長して来ています。また、学んだことを活かすという観点から、2011年の東日本大震災の時には、有志を募って岩手や福島にボランティアに行きました。この中で原発の問題を取り上げるようになり、2015年の安全保障関連法の強行採決の時には国会周辺の抗議行動にも参加しました。こうして行政や政治に対しても、様々な陳情、提言、意思表示を行うようになり、文字通りケアと公共を学ぶ「市民の会」に成長して来ています。 ケアの哲学と公共哲学を学び身につければ、一人ひとりが豊かに個性を開き、発展させることのできる社会を築くことができると信じて、学び、活動しています。ベグライテン(Begleiten)は、デーケン先生から教えていただいた「共にいる」、「寄り添う」、「伴走する」、「伴奏する」を意味するドイツ語ですが、私たちはこの言葉を「苦しんでいる人の傍にいる」と訳して、会の基本的な精神を表す言葉として会の名前にしています。