呉 庭安 ✕ 長坂 常「世界を循環させる理念と設計」 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-10-01T20:30:51+09:00 Peatix SHIBAURA HOUSE 呉 庭安 ✕ 長坂 常「世界を循環させる理念と設計」 tag:peatix.com,2023:event-3671241 2023-09-01T19:00:00JST 2023-09-01T19:00:00JST 世界の動きを見据え、台湾と日本のコラボレーションを考える90分台湾に拠点を置く春池ガラス(春池玻璃) は廃棄されたガラスの回収から、デザイナーとのコラボレーションによるプロダクトの製造までを手掛ける企業です。今回、SHIBAURA HOUSEでのポップアップ「透明◯PACHINKO」(9/1〜17)の開催を記念して、建築家、長坂常さんをお迎えしたトークイベントを行います。ガラス産業における地球環境への負荷を課題としながらも、会社自体の業態転換を図り、新しいガラスの価値を創造する春池ガラス。今回は会社を代表して、呉庭安さんがその理念やチャレンジのプロセス、社会的認知を高めるためのデザイナーとの協働、さらに将来的な日本での展開までを語ります。▲台湾での展示「The LOOP」の会場構成対談相手の長坂常さんは呉さんが以前から注目していた建築家。トークでは長坂さんの最近の取り組みを織り交ぜながら、台湾と日本のコラボレーションのありかたを考えます。特に社会的な事業に携わる方、デザイナーや建築家、学生の皆さんにぜひ足を運んで頂きたいイベントです。当日は以下のトピックを中心に展開します。・革新を続ける春池ガラスのストーリー・世界が循環型社会に向かうなか、企業が求めるデザインの役割とは・長坂さんによる自然環境や地域コミュニティと共存する建築のあり方・春池ガラスと日本のクリエイターとのコラボレーションの可能性 ◎台湾に新風を巻き起こす春池ガラス春池ガラスは呉庭安さんの父、呉春池さんが50年前にガラスの回収会社として創業。その後、グラスや建材の生産までを手がける企業として成長し、今では台湾で最も有名なガラスリサイクル会社として知られています。また最近では「W Glass Project」という新たなプロジェクトもスタート。主に台湾のデザイナーや建築家とのコラボレーションを通して、プロダクトを開発・生産。ガラスの新しい表現を追求しています。今後、呉庭安さんは日本のクリエイターとの連携も視野に入れています。もうひとつのユニークな実践例として、ガラスでできたコインを地域通貨のように流通させる「透明祭」を開催。こどもから大人までが気軽に立ち寄ることができるマーケットを台湾各地で展開しています。ガラスを回収・販売するだけではなく、人々の意識を変え、地域ゆるやかにつなげていく活動にも力を入れています。◎長坂常 「建築を通して社会を問う」一方、ゲストとしてお招きする長坂常さんは、ブルーボトルコーヒーやJINS、aesop等の店舗設計からプロダクトまで、幅広く手掛ける建築家。日本や台湾はもちろん、いま世界から最も注目される建築家のひとりです。2021年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展では他のメンバーと共に木造住宅を「移動」させるプロジェクトを展示。高い評価を受けました。長坂さんは単に空間を設計するのではなく、建築のありかた自体に対して疑問を投げかけ、哲学的ともいえる思考方法で空間や場の可能性を拡げていきます。▲ Komaeyu(Photo: Ju Yeon Lee)▲ The 17th International Architecture Exhibition -La Biennale di Venezia/The Japan Pavilion(photo: Jan Vranovský) *当日のスピーカー呉 庭安 | ご・ていあん春池ガラスの副総経理(日本における副社長に該当)であり、W春池計画(W Glass Project)を立ち上げた責任者。台湾にある世界最大の半導体受託製造企業であるTSMCで多国籍企業に関する経営投資戦略などの経験を経て、現在春池ガラスにてガラス素材のイノベーションを中心に、循環型経済を発展させるため、様々な活動と可能性を常に並走している。春池ガラスを持続可能な企業の先駆者として経営を指す。2018年に台湾の「総統イノベーション賞」にも受賞。https://springpoolglass.com/https://wglassproject.com/長坂 常|ながさか・じょうスキーマ建築計画代表。1998年東京藝術大学卒業後、自身のスタジオを設立。家具から建築、そして町づくりまで、幅広いジャンルで活動。どのサイズにおいても「1分の1」を意識し、素材から探求し設計を行う。日常にあるもの、既存の環境のなかから新しい視点や価値観を見出し、「引き算」「誤用」「知の更新」「見えない開発」「半建築」など独特な考え方を提示し続けている。http://schemata.jp/*当日は日本語・中国語の通訳が入ります。**当日18:00より展示に関するプレゼンテーション、およびレセプションを開催します。こちらも合わせてご参加ください。