ONLINE! みんなで学ぼう! 映画における引用と肖像権 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-10-10T23:57:49+09:00 Peatix Documentary Dream Center ONLINE! みんなで学ぼう! 映画における引用と肖像権 tag:peatix.com,2023:event-3666215 2023-08-14T23:00:00JST 2023-08-14T23:00:00JST 映画『主戦場』をめぐる2つの裁判で、日本におけるドキュメンタリー映画の制作・上映にとってきわめて先例的かつ重要な判決が下されました。このことを共有し、弁護士と法律的な枠組みについて「みんなで学ぶ」イベントを開催しました。 パネリスト:前原一輝(弁護士)、韓泰英(弁護士)、木下繁貴(東風) 聞き手:満若勇咲(『私のはなし 部落のはなし』監督)、土屋トカチ(『アリ地獄天国』監督)、煙草谷有希子(『牧師といのちの崖』プロデューサー)、前田亜紀(『香川1区』プロデューサー)、金川雄策(Yahoo! JAPAN CREATORS Program) 「慰安婦問題」論争を描いたドキュメンタリー映画『主戦場』は、2019年4月より全国で劇場公開され、最終的に7万人を動員する異例のヒット作となった。いっぽうでミキ・デザキ監督と配給会社・東風に対して、2つの裁判が起こされた。●第1裁判2019年6月、一部の出演者が著作権などを侵害されたとして、映画の上映差し止めと1300万円の損害賠償を求めて提訴。2023年3月30日に最高裁の上告棄却により、監督と配給会社の全面勝訴で終決した。→ この判決は、映画でYouTube動画を使ったことが著作権法32条が定める「引用」として認められた先例的なものだった。●第2裁判2019年8月、映画に登場する右翼団体が、肖像権侵害で提訴。2021年5月26日に東京高裁において、右翼団体側が主張を取り下げて終決した。→ 承諾を得ない撮影であっても、不法行為とはされずに右翼団体の請求は棄却された。今回のイベントでは、裁判を争った被告側の弁護士を迎え、これらの判決によって示された基準や考え方を、実践の現場にいるドキュメンタリーの作り手たちとともに検討しました。今後は、訴訟やトラブルをむやみに恐れ、委縮しながら製作・上映するのではなく、これらの基準が著作権法の求める「公正な慣行」としてより広く共有され、強固になることに期待したい。【イベント当日の流れ】第1部 映画の引用 1)そもそも映画における「引用」って?2)映画『主戦場』の訴訟3)「公正な慣行」ってなんだ? 「引用」についての考え方4)他の事例ではどう考える? 「引用」されたくないのだけど?5)ディスカッション第2部 肖像権1)そもそも映画における肖像権って?2)映画『主戦場』の訴訟3)他の事例ではどう考える? 4)肖像権を配慮してどう撮影すればいい?「映り込み」って?5)ディスカッション=============〇 映画『主戦場』公式サイトAmazon Prime Video, Google, iTunes ほかにて配信中〇 主催:ドキュメンタリー・ドリームセンター〇 共催:有志運営メンバー、東風、映画「主戦場」弁護団〇 協力:kickstarter, anchorstar   お問合せ info@ddcenter.org   http://ddcenter.org/