本の場 第41回 学校図書館が子どもたちに提供できる豊かな読書経験とは ― 出版界との対話 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-07-29T21:03:37+09:00 Peatix 今井太郎(本棚演算) 本の場 第41回 学校図書館が子どもたちに提供できる豊かな読書経験とは ― 出版界との対話 tag:peatix.com,2023:event-3602506 2023-06-29T19:30:00JST 2023-06-29T19:30:00JST ★本の場月額サブスクリプションにメンバー登録★すると780円で毎月2~4回(今月は2回)ウェビナーに参加可能「本の場」2023年6月学校図書館が子どもたちに提供できる豊かな読書経験とは ― 出版界との対話「読書欲は、読みたい本との出合いの蓄積から生まれる」――これは、読書嫌いの子どもがなぜ増えてしまうのかを長年にわたって調査してこられた田口幹人さんたちが昨年立ち上げられたNPO法人 読書の時間の活動のベースとなる言葉です。出版界出身の田口さんたちは、書店の無い自治体がどんどん増えていく現状において地域で次の読者を育てるために、いま学校という場、その中でも特に学校図書館に注目されています。2023年度は学校図書館に対する活動目標として、 すべての学校に学校司書の配置を 読書センター機能から学習センター・情報センター機能の強化を 古い資料の更新の促進と⼦どもたちに新しい資料での学びを 学校図書館図書標準の⾒直しを 地域や企業と連携した新しい視点での読書推進活動を という5項目を掲げられています。また、田口さんたちが開発された読書推進プログラム「読書の時間」は、学校で子どもたちが「本とは何か」「読書とは何か」考えるきっかけを創る活動で、ワークショップ形式の授業を講師やテキスト含めて実際に小中学校へ提供するものです。一方、学校図書館を取り巻く環境はここ10年で大きく変わってきました。「読書センター」「学習センター」「情報センター」という求められる機能の明確化・高度化、対してそれを支える人材たる学校司書の立場やスキルの曖昧さ。有無を言わさぬGIGAスクール構想の進展。学校図書館の最先端を邁進される長野県高森町の学校司書・宮澤優子さんは、昨年の図書館総合展のイベントにおいて、読書には「読みたいと思う」→「読もうと思う」→「読む」→「読める」→「読んで心が震える」→「読んだ刺激を糧にする」という各段階が、同様に調べて知るという学びには「知りたいと思う」→「調べようと思う」→「調べる」→「調べられる」→「知る」→「知ったことを活用する」という各段階があって、それらすべての段階において子どもたちへの手立てが必要と話されていました。「読みたい」「読もう」という内的欲求を抜きにして読書を重ねた子どもたちが、果たして成長して読書を続けるでしょうか?という問い掛けは、田口さんたちの問題意識とまったく同じものだと感じました。6月29日の「本の場」ウェビナーでは、宮澤優子さんと田口幹人さんに登場いただき、学校図書館界と出版界という異なる立ち位置から、子どもの読書推進について現状と展望を語り合っていただきます。■メインスピーカー 高森北小学校 学校司書/高森町子ども読書支援センター・宮澤優子さん NPO法人 読書の時間 理事長・田口幹人さん※見逃し配信がございます。