〈古書ノ香〉第三帖 漱石 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-07-08T20:13:04+09:00 Peatix コ本やhonkbooks 〈古書ノ香〉第三帖 漱石 tag:peatix.com,2023:event-3600570 2023-07-01T15:00:00JST 2023-07-01T15:00:00JST この度、布谷麻衣とコ本やによる共同企画「〈古書ノ香〉第三帖 漱石」を、コ本やのプロジェクト・スペース theca(テカ)にて開催いたします。会場となるコ本やが位置する神楽坂は、49年で生涯を閉じた夏目漱石が、晩年を過ごした場所です。第三帖では、漱石の言葉が綴られた古書を扱い香道を行います。漱石は神楽坂に転居した直後、正岡子規に関する文章を残していることから、子規との交友が漱石にとって文学との関わりをいっそう深めたのではないでしょうか。その来歴も踏まえて、子規の作品や、漱石の英国留学、教鞭を取るなど紆余曲折の境遇に触れつつ、”漱石”の香りを聞き分けます。〈古書ノ香〉は、「本とは何か」を主題にして、江戸初期からの源氏香(*1)に倣い、香りを聞きわける遊びの組香(*2)に着想を得た参加型パフォーマンスです。古書は紙やインク、糊だけではなく、人の手に渡り、時間という変化によって固有の香りを徐々に身に纏っていきます。香元(*3)(ホスト)が「本」の香りを客人(ゲスト)に振る舞うことからパフォーマンスを展開していきます。「本」という物語や言葉を独りで楽しむモノから、ホストとゲストが記憶を交える場としてのモノへ、〈古書ノ香〉では「本」の存在感を「香り」を通して掴んでいく試みです。なお、本企画は2022年より布谷麻衣、コ本や honkbooksとの共同による毎月シリーズの企画として、月ごとにテーマを立てながら開催いたします。*1 源氏物語第五十四帖のうち、第一帖「桐壺」と第五十四帖「夢浮橋」をのぞく、各帖の名を使用した図を用いて香りの異同を当てる遊び。*2 組香とは、平安時代の文学や故実を主題に、香木を焚き、香を識別する遊び。この遊びでは、印刷方法や出版年数、収まっていた書架の違いにより纏った香りを聞き分け、同香を当てる。*3 組香の席を取り持つ主催者。通常の香会では香を焚くが、本席では頁を捲ることで客人に香りを送る。香元(ホスト) 布谷麻衣日時 2023年7月1日(土) 15:00-,17:30-会場 theca(コ本や honkbooks内)住所 〒162-0801 東京都新宿区山吹町294 小久保ビル 2F定員 各回8名参加費 1,000円(税込)要予約 https://koshonoko-03.peatix.comお問合せ mail: honkbooks@gmail.com, tel: 03-6907-2239(担当:青柳)企画 コ本や honkbooks、布谷麻衣布谷麻衣 Nunoya Mai1996年生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科メディア 映像専攻在籍。日記や散文詩の形式を扱う。鑑賞行為が作用することで、一見整って見えるモノが「異常」さを露呈する。行為によって周 縁の見え方ごと「崩壊」させてしまうような、鑑賞行為が作品自体の変容を導く制作を行っている。 私家版の『私は魚が好きではない』(2021-継続中)、北川光恵・佐藤由香との共同制作としてネットプリン トを使って定期刊行するzine『僉』(2020)を発行。近年の活動に、臼井達也との二人展「ハード ハードルハードリング」(アトリエ滝口, 2019)、陳列館にて開催された「擬風景展」に参加(2022)など。