第40回特別講演会(オンライン)『虫を観、描く私』 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-06-04T19:55:35+09:00 Peatix 豊田ホタルの里ミュージアム・下関市立自然史博物館 第40回特別講演会(オンライン)『虫を観、描く私』 tag:peatix.com,2023:event-3575666 2023-05-28T14:00:00JST 2023-05-28T14:00:00JST 第40回特別講演会(オンライン)『虫を観、描く私』川島逸郎先生(生物画家) 幼稚園に上がる前に始まった私の虫の絵描きは、いつしか半世紀を超えつつあります。その道程で、かつての学術論文に掲載されていた数多の挿図(いわゆる標本画)にことさら惹かれたのは、大学に入学して以降のことです。幼い時分から絵画をはじめとした芸術にも関心はあったものの、何故かその道に進みたいとは思わなかった私が、標本画に惹きつけられたのはなぜだったのか。 これからの時代、描画においてもデジタル化がいっそう進むことでしょう。私のような、手ずから描く人は急速に減るにつれ、手作業での技術は失われてゆくに違いありません。長年にわたって私が培ってきた道具立てや手法とは単純で質朴なものですが、拙著「虫を観る、虫を描く −標本画家 川島逸郎の仕事」(グラフィック社, 2022年)において、余す事なく披露しました。今後、私のような手法や技術の下に描く人がそうそう現れるとは思えませんが、私の方法を後世に伝え遺すことに何らかの意義はあるだろうと考えたからです。 現在、亜紀書房のウェブマガジン「あき地」で、「虫を描く私 −標本画家のひとりごと」と題した連載が継続中です。そこでは、これまで手がけてきた絵を引き合いに、描画の手法や技術の解説とは別の、それら個々にまつわる想いやエピソードを綴っています。今回の講演もまた、上の連載に沿う形で、言うなればそうした「行間」の想いのこもごもについてお話ししてみたいと思います。*亜紀書房のウェブマガジン「あき地」↓https://www.akishobo.com/akichi/kawashima/v1●日時:令和5年5月28日(日)14:00~ 講演開始15:00~ 質疑応答●講師:川島逸郎先生(生物画家)●費用:無料●定員:90名●参加方法:zoomでのオンラインでの動画配信になります。