第4回 三橋 弘宗「共創型の小規模技術による自然再生と地域づくり─展示づくりから自然共生エリアまで」アーカイブ(2022.9.17) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-10-08T19:37:56+09:00 Peatix チーム「めだか」 第4回 三橋 弘宗「共創型の小規模技術による自然再生と地域づくり─展示づくりから自然共生エリアまで」アーカイブ(2022.9.17) tag:peatix.com,2023:event-3567308 2023-04-23T01:00:00JST 2023-04-23T01:00:00JST 連続講座「陽楽の森から考える─新常態〈 ニューノーマル 〉の輪郭」ニュータウン開発された都市のなかに取り残された「陽楽の森」から、「新常態」と呼ばれるこれからの時代の「森と社会」の関係を考えます。20世紀後半の高度経済成長期やバブル期に謳歌されたような経済的繁栄とは違って、「新常態」においては、「植物の生長に依拠した社会発展」があってこそ営まれる「暮らしの充実」が求められます。では、そのとき、どのくらいの広がりや奥行きをもって「考える」ことの輪郭を描くことができるでしょうか。「陽楽の森」連続講座では、その「輪郭」を、林業政策、林学、生態学、さらに土中環境、菌、建築、福祉、そして政治思想、哲学という多様な領域にわたって、森のいわば「目に見える相貌」から「目に見えない相貌」までをとりあげ、全10回をつうじて浮き彫りにします。   第4回「共創型の小規模技術による自然再生と地域づくり─展示づくりから自然共生エリアまで」(2022.9.17)三橋 弘宗河川生態学/兵庫県立人と自然の博物館主任研究員。京都府出身。京都大学大学院理学研究科博士前期課程修了。理学修士。日本生態学会、応用生態工学会、日本陸水学会、アメリカベントス学会、日本展示学会、国際保全生物学会等所属。企画展「日本文化を育んだ自然−JAPAN COLOR」(野口家住宅花洛庵・2018)、『保全生態学の技法−調査・研究・実践マニュアル』(共著・東京大学出版会・2010)三橋弘宗さんは、河川生態学がご専門です。近代的な土木工事によってかつての姿を改変されてしまった水辺であっても、少し手を加えて、生物にとって良好な環境をつくりだすことができれば、思いのほか生物たちは応えてくれます。大きな予算をつかわずとも、小さな自然再生の積み重ねが大きな効果を発揮します。必ずしも自然保護を目的とした政策や公共事業によらずとも、生物多様性を結果として豊かにする人々の日常的な活動に注目すると、そこには創意工夫に満ちた小さな技術がうまれています。「OECM(もう一つの保全地区)」も、そのような発想にもとづいた環境自治の取り組みとして位置づけることができます。第4回では、三橋さんがこれまで実践してきた「小さな自然再生」の取り組みから学ぶとともに、OECMの考え方についても理解を深めたいと思います。   「陽楽の森」連続講座全10回 https://toyouraku.com/lectures第1回 泉 英二「21世紀はどのような時代にしなければならないのか─文明史的観点から考える」(2022.6.18)第2回 大住 克博「林業と技術─イメージと実像」(2022.7.16)第3回 湯本 貴和「『里山の価値』の創造と地域の未来─林業から森林業へ」(2022.8.20)第4回 三橋 弘宗「共創型の小規模技術による自然再生と地域づくり─展示づくりから自然共生エリアまで」(2022.9.17)第5回 高田 宏臣「土中環境─『杜』を支える生命循環」(2022.10.15)第6回 渡邉 格「菌の声を聴く─タルマーリーの動的なモノづくり」(2022.11.19)第7回 内山 節「自然との関係を通して現代社会を捉え直す─未来社会のデザイン」(2022.12.17)第8回 伊藤 立平「「森の風景─生きているものから建築をみる」(2023.1.21)第9回 鈴木ゴリ宣仁「療育と森─多様性がうみだす持続可能な世界」(2023.2.18)第10回  堀田 新五郎「撤退学と陽楽の森講座」(2023.3.18)