第10回  堀田 新五郎「撤退学と陽楽の森講座」アーカイブ(2023.3.18) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-10-08T19:37:55+09:00 Peatix チーム「めだか」 第10回  堀田 新五郎「撤退学と陽楽の森講座」アーカイブ(2023.3.18) tag:peatix.com,2023:event-3567275 2023-04-23T00:00:00JST 2023-04-23T00:00:00JST 連続講座「陽楽の森から考える─新常態〈 ニューノーマル 〉の輪郭」ニュータウン開発された都市のなかに取り残された「陽楽の森」から、「新常態」と呼ばれるこれからの時代の「森と社会」の関係を考えます。20世紀後半の高度経済成長期やバブル期に謳歌されたような経済的繁栄とは違って、「新常態」においては、「植物の生長に依拠した社会発展」があってこそ営まれる「暮らしの充実」が求められます。では、そのとき、どのくらいの広がりや奥行きをもって「考える」ことの輪郭を描くことができるでしょうか。「陽楽の森」連続講座では、その「輪郭」を、林業政策、林学、生態学、さらに土中環境、菌、建築、福祉、そして政治思想、哲学という多様な領域にわたって、森のいわば「目に見える相貌」から「目に見えない相貌」までをとりあげ、全10回をつうじて浮き彫りにします。第10回 「撤退学と陽楽の森講座」(2023.3.18)堀田 新五郎政治思想史/奈良県立大学地域創造学部教授、地域創造研究センター長。東京都出身。京都大学法学部卒業。神戸大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得後退学。『撤退論』(共編著・晶文社・2922)、「撤退学宣言Ⅱ(解決編)-ホモ・サピエンスよ、その名に値するまであと一歩だ」(『地域創造学研究』52号・2022)、「撤退学宣言Ⅰ(問題編)-ホモ・サピエンスよ、その名に値するまであと一歩だ」(『地域創造学研究』50号・2021)、「知性と反知性-ソクラテスとサルトルを起点に」(『政治思想研究』2020)、『講義 政治思想と文学』(共編著・ナカニシヤ出版・2017)地域創造研究センター https://narapu-rcrc.jp 堀田新五郎さんは、政治思想がご専門です。新たな地域創造に向けて、県立大学という社会的役割をもふまえて、「撤退学宣言」を著しました。すなわち、急激な人口減少、地方消滅、未曾有の財政赤字、年金崩壊、環境激変という状況を前にして、これまでの価値観や生のスタイルを根本的に改めない限りは破局的な事態が訪れるに違いない。そのような不安を誰もが抱えているにもかかわらず、「慣性の力学」から逃れられずにいる。戦前・戦中の状況、そして現代の東日本大震災にともなう東京電力原子力発電所事故後の状況、いずれをとっても「撤退」できないことから生ずる構造的破局であり悲劇である。いまこそ求められるのは、近代的な分析知性から撤退的な知性へのターン、知の構造転換であると(「撤退学宣言」より)。   「陽楽の森」連続講座全10回 https://toyouraku.com/lectures第1回 泉 英二「21世紀はどのような時代にしなければならないのか─文明史的観点から考える」(2022.6.18)第2回 大住 克博「林業と技術─イメージと実像」(2022.7.16)第3回 湯本 貴和「『里山の価値』の創造と地域の未来─林業から森林業へ」(2022.8.20)第4回 三橋 弘宗「共創型の小規模技術による自然再生と地域づくり─展示づくりから自然共生エリアまで」(2022.9.17)第5回 高田 宏臣「土中環境─『杜』を支える生命循環」(2022.10.15)第6回 渡邉 格「菌の声を聴く─タルマーリーの動的なモノづくり」(2022.11.19)第7回 内山 節「自然との関係を通して現代社会を捉え直す─未来社会のデザイン」(2022.12.17)第8回 伊藤 立平「「森の風景─生きているものから建築をみる」(2023.1.21)第9回 鈴木ゴリ宣仁「療育と森─多様性がうみだす持続可能な世界」(2023.2.18)第10回  堀田 新五郎「撤退学と陽楽の森講座」(2023.3.18)