金井一薫さん「なぜ、看護師は女性でなければならないか――ナイチンゲール思想を問い直す」メディ勉オンラインサロン #3 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-09-24T21:02:46+09:00 Peatix メディカルジャーナリズム勉強会 金井一薫さん「なぜ、看護師は女性でなければならないか――ナイチンゲール思想を問い直す」メディ勉オンラインサロン #3 tag:peatix.com,2023:event-3567114 2023-08-25T19:00:00JST 2023-08-25T19:00:00JST 2023年8月25日(金)19:00〜 Zoom開催 女性の権利が叫ばれるようになった現代でも、医療現場に性別役割分担は強く残っています。それには社会全体の意識に加えて、近代看護学のはじまりとも言われるフロレンス・ナイチンゲールに由来する伝統が関わっています。ナイチンゲールは有名なクリミア戦争従軍だけでなく、帰国後に最先端の統計学を駆使して軍の衛生改革を訴えたほか、看護学校を作って世界各地に教え子を送り出し、病院建築やインドの植民地行政にも深く関わるなど、多くの面で現代につながる医療・公衆衛生の先駆けとなっています。ナイチンゲール自身は上流社会の淑女として育てられ、看護への思いを長く抑圧されてきました。そして女性の権利を強く唱え、看護学校創設などの精力的な活動を通じて、自立した女性にふさわしい職業としての看護を確立しました。女性の地位向上に大きく貢献したナイチンゲールですが、男女同権思想には距離を置いていました。むしろ著書には女性が看護師、男性は医師にふさわしいとする見方が繰り返し現れます。その言葉の真意はどこにあったのでしょうか。そして現代の看護を考えるうえで、ナイチンゲールの言葉をどうとらえればいいのでしょうか。ゲストにナイチンゲール思想研究で知られる金井一薫さんをお招きします。聞き手は医師・ライターの大脇幸志郎が務めます。===2023年8月25日(金)18:45開場19:00開演21:00終了===ゲスト紹介:金井一薫(かない・ひとえ)徳島文理大学大学院看護学研究科教授。東京有明医療大学看護学部名誉教授。1987年にナイチンゲール看護研究所を設立し、現在は同研究所の所長を務める。研究テーマは現代ケア論としての「KOMIケア理論」の確立など。著書は『新版 ナイチンゲール看護論・入門』(現代社)など多数。