慶應義塾大学三田哲学会・連続講演: 音としての「精神」(6)劇場の世界 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-06-23T17:32:15+09:00 Peatix 粂川 麻里生 慶應義塾大学三田哲学会・連続講演: 音としての「精神」(6)劇場の世界 tag:peatix.com,2023:event-3563993 2023-05-24T15:00:00JST 2023-05-24T15:00:00JST 慶應義塾大学三田哲学会・連続講演音としての「精神」― 音楽を通して「近代」を再考する 第6回 劇場の世界 仲道郁代(ピアニスト)× 斎藤慶典(慶應義塾大学名誉教授) 日時 令和5年5月24日(水) 15:00-17:30 (開場14:45)場所 慶應義塾大学三田キャンパス 北館ホール*ネット配信等の予定はございません。「人生はままならないものだ。だから劇(ドラマ)になぞらえられる。ベートーヴェンは、シューマンは、そのままならない想いにどう向き合ったのか。自身で切り拓いたドラマの中に、心模様が見えてくるベートーヴェン。さまざまな人物をカレイドスコープのように登場させることで、自身を探したシューマン。そのドラマの中に私たちは、私たち自身をも見つけることができるかもしれない。そしてこのままならない人生が、愛しく思えてくるに違いない。                                      仲道郁代 」哲学・思想史上の「西洋近代」はイマニュエル・ カントによってその基盤が整えられ、ドイツ観念論のG.W.F. ヘーゲルによってその絶頂に達したと見ることができる。「意識」 による「経験」はいかにして可能か、また、 それはいかなる事態なのかをめぐるカントの徹底した思考を継承し 、さらに展開したヘーゲルは、私たちの現実を「精神」の「現象」 する一連の過程として捉えるにいたる。 このヘーゲルと同年生まれのルートヴィッヒ・ファン・ ベートーヴェンは、同時期の西洋音楽を〈音による思考〉 として展開することで、 思考の形態に対しても音楽表現の可能性に対しても全く新たな次元 を切り拓くことになった。この両者を主たる参照軸として、関連するさまざまな哲学者・ 思想家と作曲家を毎回異なったテーマごとに取り上げ、 音楽作品を取り巻く哲学・ 思想を中心とする文化的背景と個別の作品そのものの内実に哲学者 と演奏者がそれぞれの観点からアプローチを試みる。 この試みを通じて、「近代」とはいかなる時代だったのか、 そこから現代の私たちが受け継ぐべきものは何かをあらためて考え ることを最終的な目的とする。全十回から成る連続講演では「 パッションと理性」「悲哀の力」「音楽の哲学」「 生と死の揺らぎ」「知の泉」などのテーマが取り上げられるが、 その第六回となる今回は「劇場の世界」 というタイトルのもとで以下作品を取り上げる。●言及する予定の曲目ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第 19 番ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第 20 番 ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第 18 番シューマン: パピヨン Op.2 シューマン: 謝肉祭  Op.9                   (全曲の演奏はありません。)        *なお、この十回連続講演は「仲道郁代 The Road to 2027 リサイタル・シリーズ」に並走するものとして企画されました。同リサイタル(本年は 6月3日(土)・サントリーホール)と併せて聴かれることで、一層の理解を深めていただければ幸いです。 リサイタルの詳細はWebページにてご確認ください。   Updates tag:peatix.com,2023-04-20 14:23:29 2023-04-20 14:23:29 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1356039