第27回 教科「理科」関連学会協議会(CSERS) シンポジウム | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-06-13T16:02:20+09:00 Peatix 事務局CSERS 第27回 教科「理科」関連学会協議会(CSERS) シンポジウム tag:peatix.com,2023:event-3547906 2023-05-14T13:00:00JST 2023-05-14T13:00:00JST これでいいのか、理科教育   -理科教育のさらなる充実を目指して- 2022年度に高等学校で新学習指導要領が実施され、小中高において全面実施となった。探究の過程が明確化され、教育現場では「主体的な学び」、「対話的な学び」、「深い学び」の視点で、学習の見直しや指導の改善が進められている。また、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で、デジタル化の促進や学びの多様化など様々な課題が理科教育においても浮き彫りになった。さらに、世界標準やグローバル化への対応においても、理科教育は様々な課題を抱えている。本シンポジウムでは、教科「理科」関連学会として、理科教育に携わる様々な立場の方々と情報を共有し、今後の理科教育について議論していきたい。<教科「理科」関連学会協議会(CSERS)とは>日本物理教育学会・日本化学会・日本生物教育学会・日本地学教育学会・日本理科教育学会・日本科学教育学会の 6 学会が連携し、理科教育に関する課題について協議してその振興に資することを目的としています。<詳細>日 時  2023 年 5 月 14 日(日)13:00〜16:00会 場 Zoom  ※Peatixの「配信」ページよりお入りください。参加費  無料プログラム 12:30〜13:00 Zoom 接続 13:00〜13:05 CSERS 議⻑ 日本化学会/東京学芸大学附属国際中等教育学校 鮫島 朋美 13:05〜13:35 講演① 「全国指導主事会で挙げられた理科教育の成果と課題」  文部科学省 初等中等教育局 視学官 藤枝秀樹 13:35〜14:00 講演② 「理科授業における問題解決・探究」  玉川大学教授 久保田善彦 14:00〜14:25 講演③ 「化学用語に関する諸問題」  東京理科大学総合研究院長 西原寛 14:25〜14:50 講演④ 「次世代形成WGの活動〜物理教育に対するざっくばらんな意見交流の場〜」  早稲田中学校・高等学校教諭 今井章人  同志社香里中学校・高等学校教諭 酒谷貴史 15:00〜16:00 総合討論  ※ご参加なされないパネリストの先生方もいらっしゃいます。主催教科「理科」関連学会協議会CSERS<講師紹介・講演内容>講演①「全国指導主事会で挙げられた理科教育の成果と課題」 文部科学省 初等中等教育局 視学官 藤枝秀樹文部科学省では,全国の都道府県や指定都市等の理科担当の指導主事を対象にした協議会を年2回実施しているが,ここ最近の全国指導主事会で挙げられた理科教育の成果と課題を大別すると,次の3点である。 ①「探究の過程」を踏まえた授業改善 ②「指導と評価の一体化」のための学習評価 ③ ICTの効果的な活用シンポジウムでは、これらに対する改善策等について、現在検討していることを解説する。講演②「理科授業における問題解決・探究」 玉川大学教授 久保田善彦「問題解決・探究」は理科教育の不易のテーマである.また,学習指導要領には探究の過程のイメージが掲載され,高等学校に関連科目が新設されるなど,理科に限らず流行のテーマともいえる.本学会の会誌や全国学力学習状況調査から,問題解決や探究に関わる現状と課題を整理する,更には,よりダイナミックな科学的探究をNature of Scienceの視点から検討する.講演③「化学用語に関する諸問題」 東京理科大学総合研究院長 西原寛日本化学会の化学用語検討小委員会では,おもに高等学校教科書と大学入試で使われてきた用語等のうち,用法に疑問を感じるものの「望ましい姿」を検討し、2015年〜2017年には,高等学校「化学基礎」および「化学」の範囲の用語等についての提案を「化学と工業」,「化学と教育」誌に公開し、その後、各教科書が改訂された際に,提案が改訂版にどの程度反映されているかを追跡している。本発表では、その結果と現在、化学用語検討小委員会で検討されている追加の問題について述べる。講演④「次世代形成WGの活動〜物理教育に対するざっくばらんな意見交流の場〜」 早稲田中学校・高等学校教諭 今井章人(左) 同志社香里中学校・高等学校教諭 酒谷貴史(右)日本物理教育学会では、次世代形成WGが発足し、TwitterやYouTubeによる情報発信、若手教員に向けた教育・研究支援などの企画が進行中である。「これでいいのか、このままでいいのか」という発想で始まったこの動きについて報告する。また、本学会の主たる目的である物理教育研究に目を向けると、センサー機器などのICTを利用した授業や実験などが数多く報告されているが、全国的に広がっているようには感じられない。これらを含む物理教育の問題点についても、若手中堅による意見交流の場で話し合った内容を報告する。