ノーベル化学賞受賞の“クライオ電子顕微鏡“で分子と生命をつなぐ|つくば開催 [送迎バスあり]・参加無料 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-07-03T16:02:08+09:00 Peatix KEK ノーベル化学賞受賞の“クライオ電子顕微鏡“で分子と生命をつなぐ|つくば開催 [送迎バスあり]・参加無料 tag:peatix.com,2023:event-3545728 2023-06-03T13:30:00JST 2023-06-03T13:30:00JST KEKでは研究で蓄積された知見や加速器科学について一般の方に広く紹介し、興味や関心を持っていただくことを目的に年2回、公開講座を開催しています。2023年度第1回の公開講座を6月3日(土)にKEKつくばキャンパスにて開催します。今回のテーマは、開発者が2017年にノーベル化学賞を受賞しているクライオ電子顕微鏡です。KEKでも生命科学研究に使われています。 開催概要 日時:2023年6月3日(土)13:30 - 16:00(開場:13:00) 対象:中学生以上 定員:200名(事前申込制・先着順) 参加費:無料 申し込み〆切:6月1日(木)23:55 「クライオ電子顕微鏡で分子と生命をつなぐ」 近年、クライオ電子顕微鏡と呼ばれる装置を使って、タンパク質の形を明らかにする方法が開発されました。「クライオ」とは、ギリシャ語で「深冷」を表す学術用語です。低温で観察すると電子線による試料のダメージを減らすことができます。その簡単な原理や特徴、最新の成果についてわかりやすく説明します。 講演1:13:35 - 14:35 「分子と生命」 千田俊哉さん(KEK物質構造科学研究所 教授 構造生物学研究センター センター長) 約70年前に分子レベルの生物学が爆発的に進歩するきっかけとなったDNAの二重らせん構造の発見がありました。それ以降、生物学は分子レベルのミクロな現象と生物そのもののマクロな現象を繋げるべく多くの研究がなされてきました。その中で、生体高分子の原子分解能のX線結晶構造解析は生物の“仕組み“を原子レベルで明らかにするための最強のツールとして利用されています。さらに近年クライオ電子顕微鏡が飛躍的な進歩を遂げ、X線結晶構造解析だけでは手の届かなかった分子レベルや超分子レベルの現象を捉えることができるようになってきました。本講演では分子研究と生物学がどのように結びつくのか、分子を研究することでどこまで生物が理解できるのかなどの問題に触れるとともに、生物学における新技術との共同作業によりどのような研究が可能なのかに関しても具体例をあげながら解説します。 1995年、長岡技術科学大学大学院で学位(博士(工学))取得後、同大学工学部(生物系)において助手を務め、2001年から産業技術総合研究所・生物情報解析研究センター(お台場)で主任研究員。2013年から高エネルギー加速器研究機構・物質構造科学研究所・構造生物学研究センターのセンター長・教授として現在に至る。   講演2:14:55 - 15:55 「クライオ電子顕微鏡で生き物の部品の形を『分子の世界』で明らかにしよう!」 稲葉理美さん(KEK物質構造科学研究所 構造生物学研究センター 研究員) 生き物の部品の形を「分子の世界」で明らかにする方法は様々あります。近年になり、見たいものをクライオ温度と呼ばれるとても低い温度(例えば、−196度)に保ったまま観察できるクライオ電子顕微鏡と呼ばれる装置で電子線を使った方法を用いる研究が多くなっています。クライオ電子顕微鏡を用いて生き物の部品の形を決める方法も細かい話をすると実は複数に分けることができます。この中でも単粒子解析という方法を用いた研究がここ最近になり多くなっています。生き物の部品には多くの種類がありますが、単粒子解析ではその名が示す通りこれらの部品の内でほぼ同じ形をしていると考えられる単一種類の部品(部品は小さい粒に見えるので「粒子」とも呼ばれます)だけをたくさん集めてその形を分子の世界で明らかにします。本セミナーではクライオ電子顕微鏡を用いた単粒子解析に関して、簡単な原理や特徴、最新の成果についてわかりやすく説明します。 2016年に博士(農学)取得後、JSPS特別研究員PDを経て、2017年高輝度光科学研究センター (SPring-8)のテニュアトラック博士研究員 (2020年同研究員)。2019年にJSPS海外特別研究員(インペリアル・カレッジ・ロンドン)として膜タンパク質の構造生物学研究を始める。2022年10月よりKEK構造生物学研究センターに勤務。 交通案内:無料送迎バスを運行します つくば駅A1出口前9番乗り場からKEKまで、無料送迎バスで20分●つくばエクスプレス「つくば駅」下車→A1出口前9番乗り場から無料送迎バス(12:00発、12:30発、13:00発の3便が出ます)●JR常磐線「ひたち野うしく駅」「荒川沖駅」「土浦駅」より路線バス利用「つくばセンター」下車→無料送迎バス●高速バス  東京駅八重洲口より「筑波大学」行き高速バス(約60分)「つくばセンター」下車→無料送迎バス●お車でお越しの方 ※KEK無料駐車場をご利用ください 常磐自動車道桜土浦ICより「研究学園都市」方面(約30分) 問い合わせ先 高エネルギー加速器研究機構 広報室 電話 029-864-5113 メール kouza@kek.jp Updates tag:peatix.com,2023-05-19 08:14:27 2023-05-19 08:14:27 タイトル は ノーベル化学賞受賞の“クライオ電子顕微鏡“で分子と生命をつなぐ|つくば開催 [送迎バスあり]・参加無料 に変更されました。 Orig#1368599