感覚から世界を編み直す 〜アートとケアの未来〜 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-03-28T16:30:28+09:00 Peatix 関根和彦 感覚から世界を編み直す 〜アートとケアの未来〜 tag:peatix.com,2023:event-3499930 2023-02-26T14:00:00JST 2023-02-26T14:00:00JST 連続講義・ケアの哲学入門2022/23(第4回) 感覚から世界を編み直す 〜アートとケアの未来〜講師 : 﨑川 修 さん (ノートルダム清心女子大学 教授)日 時:2月26日(日)14:00~16:30 (13:00から入室できます。)場 所:Zoomによるオンライン・ミーティングとして行います。講師からのひとことケアを学ぶことは、決していわゆる「ケアワーカー」の専門的な知識や技術を身につけることではありません。ケアは私たちが人間として生きていくために与えられた可能性であり、時代を超えて引き継がれてきた「文化」です。高度な科学文明のもとで複雑に絡み、悩み多き現代の日常を生き抜くために、今や私たちの誰もが「ケア」の視点を備え、人と世界のあり方を見つめなおしていく必要があると思われます。 今回はケアにおけるアート、すなわち芸術の果たす役割や意義に着目します。古来人間は、生きることの苦悩に向き合い癒しを共有する技法(art)として、音楽や演劇、絵画、文学といった創造活動を生み出してきました。近年ではケア的な価値観・世界観に基づくアート作品が注目されていますが、他方で私たちがアートに触れる仕方は、高度情報化社会の進展によって大きく変化しつつあります。心と身体、そしてコミュニケーションを取り巻く環境変化の中で、芸術はいかにして私たちの「感覚」に働きかけ、苦悩を癒すことができるのかを、ご一緒に考えたいと思います。講師略歴:1971年 東京生まれ 上智大学大学院哲学研究科博士後期課程満期退学              2009年 上智大学文学部哲学科常勤嘱託講師(キリスト教人間学担当)              2013年 ノートルダム清心女子大学人間生活学部に着任(現在に至る)               専門は現代哲学、人間学、キリスト教倫理。著  書 『他者と沈黙〜ウィトゲンシュタインからケアの哲学へ』(晃洋書房)    『教養としての応用倫理学』(共著・丸善出版)、『ケアを生きる私たち』(共著・大学教育出版)など。参加費:一人 1,000円(入金後のキャンセルはご容赦ください。) 申込み方法: このページの右側下方にある「チケットを申し込む」ボタン(橙色)をクリックして順に記入し、各自が選択された方法で事前にお支払いください。 コンビニからのお申込み・お支払いは2月25日(土)まで、クレジットカードを使用してのお申込み・お支払いは、2月26日(日)12:00までです。ZoomのURL:お申込み確認後、2月26日(日)12:30~13:00にZoomのURL、ID、パスワードを、個別にご連絡します。Zoomを利用されたことのない方は、使用方法をお伝えします。お申込み時にお知らせください。主催 : ベグライテン              http://begleiten.org/             https://www.facebook.com/begleiten2              https://twitter.com/Begleiten2001問合せ・連絡先:    関根和彦 090-9146-6667 k_sekine@f7.dion.ne.jp(注)ベグライテンについて ベグライテンは、2001年7月に上智大学の社会人講座「死への準備教育~ホスピスボランティアとは~」(コーディネーターは、故アルフォンス・デーケン先生)の受講生が立ち上げた勉強会です。当初は終末期の患者にどのように寄り添うかについて学んでいましたが、学びの対象が介護、いじめ、引き籠り、自殺、貧困、犯罪被害と広がるにつれ、その背後にある社会、行政、政治の問題をも学ぶようになり、今では「ケアと公共を学ぶ会」に成長して来ています。また、学んだことを活かすという観点から、2011年の東日本大震災の時には、有志を募って岩手や福島にボランティアに行きました。この中で原発の問題を取り上げるようになり、2015年の安全保障関連法の強行採決の時には国会周辺の抗議行動にも参加しました。こうして行政や政治に対しても、様々な陳情、提言、意思表示を行うようになり、文字通りケアと公共を学ぶ「市民の会」に成長して来ています。ケアの哲学と公共哲学を学び身につければ、一人ひとりが豊かに個性を開き、発展させることのできる社会を築くことができると信じて、学び、活動しています。ベグライテン(Begleiten)は、デーケン先生から教えていただいた「共にいる」、「寄り添う」「伴走する」を意味するドイツ語ですが、私たちはこの言葉を「苦しんでいる人の傍にいる」と訳して、会の基本的な精神を表す言葉として会の名前にしています。