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2020年に向けて 地域型スポーツクラブにおける障害者スポーツの意義と解決できる社会課題

Description
2020年に向けて

地域型スポーツクラブにおける障害者スポーツの意義と解決できる社会課題

~地域活性化や働き方改革へつながる新しい視点~

障害者スポーツの権威であるストローケンデル博士(ドイツ)を講師に迎えます


 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020)の開催まで900日を切りました。東北でも一部競技の開催が決定したり、ホストタウンとして29もの自治体が名乗りをあげています東京2020を契機とした多様性理解・共生社会の実現、また地域活性化に向けて、様々な取り組みを加速させていかねばなりません。


 こうした中、 Enableスポーツクラブは車いすスポーツの権威であるホルスト・ストローケンデル氏をドイツからお招きし「2020年に向けて地域型スポーツクラブにおける障害者スポーツの意義と解決できる社会課題」と題したセミナーの実施を提案させていただきたく思います。


 同氏は車いすバスケットボールをはじめとした様々なパラスポーツのクラス分けシステムの基礎確立に貢献したことで知られています。パラスポーツの成り立ちに深く関わった同氏の講演を通じて、多くのパラスポーツが行われる東京2020地域型スポーツクラブ、企業、行政、福祉の関係者がどのような取り組みを進めていけば良いのかをともに考える機会を提供することが、今回の企画の意図するところです。


 本セミナーでは、スポーツの新たな可能性として、「地域活性化や働き方改革など社会課題を解決するツールとして活用するスポーツ」の視点からおこなっていきます。実際にドイツでは、地域スポーツクラブや障害者スポーツの普及により、新しい雇用の創出、働き方改革の実践による生産性の向上が促進されているといわれています。


 地域スポーツクラブと障害者スポーツの活性化がもたらす新たなコミュニティ文化の創出について考えることは、地域社会、経済にとっても得難い機会を提供できる場といたしますので、ぜひご参加いただければと思います。




<開催概要>

日時 2018年3月4日(日)13時30分~16時30分(開場13時15分)

会場 日立システムズホール仙台3F エッグホール

基調講演:ホルスト・ストローケンデル博士

講演:橋本 大佑(一般社団法人コ・イノベーション研究所 代表理事)

パネルディスカッション参加者:

ホルスト・ストローケンデル氏(元ケルン大学教授)

・阿部 理一般社団法人Enableスポーツクラブ理事、元バスケットボール日本代表)

橋本 大佑氏(一般社団法人コ・イノベーション研究所代表理事)

木下 忠氏(東北大学教授)

・ブラインドサッカー選手(予定)


主催 一般社団法人Enableスポーツクラブ

後援 公益財団法人仙台市スポーツ振興事業団

協力 公益社団法人日本フィランソロフィー協会

一般社団法人コ・イノベーション研究所


後援 公益財団法人仙台市スポーツ振興事業団

定員 54名

セミナー参加費 

一般 2,000円(税込)

学生 1,000円(税込)

※介助者の方は無料です。事前にお申し出ください。


<セミナーの流れ>

    ①ご挨拶(一般社団法人Enableスポーツクラブ 碓井貞治氏5分)

    ②基調講演(ストローケンデル氏・45分)

    ③講演(橋本 大佑氏・15分)

    ④パネルディスカッション(ストローケンデル氏他・45分)

    ⑤質疑応答(10分)

    ⑥懇親会(60分)※無料、希望者のみ


<講師紹介>

基調講演講師 ホルスト・ストローケンデル博士

1941年12月8日生まれ(76歳)。1980年代前半に執筆した「車いすスポーツのための機能的なクラス分け」という博士論文が車いすバスケットボールの基礎となり、今日のパラリンピックにも大きな影響を与えた。ドイツの車いすバスケットボール代表チームのヘッドコーチを長く務め、国際車いすバスケットボール連盟技術顧問、国際ストーク・マンデビル車椅子スポーツ連盟役員などを歴任するなど国際舞台で活躍するとともに、ドイツ国内では車いすスポーツ指導者の養成に取り組み、ドイツ国内に300以上車いすスポーツの地域クラブが設立される下地を作った。2006年にケルン大学を退職してからも精力的に世界各国で指導者養成講習や講演を行う。ドイツでは「車いすスポーツの父(教皇)」と呼ばれ親しまれている。


第講師及びパネリスト 橋本 大佑

(一般社団法人コ・イノベーション研究所 代表理事/ドイツ障害者スポーツ協会公認リハビリテーションスポーツ指導者B)

筑波大学で障害児教育を学んだ後、渡独。日系企業に勤めながらストローケンデル博士に師事し、リハビリテーションスポーツ指導者資格(車いすスポーツ)を取得。2009年に日本に帰国した後、2013年に独立。2016年、一般社団法人コ・イノベーション研究所を設立し、代表理事に就任。スポーツを通じた障害者の社会参加促進に取り組み、国内外で障害者スポーツの指導法や、障害理解に関する講師を務める


ストローケンデル博士と橋本代表理事


<パネリスト紹介>

阿部 理

一般社団法人Enableスポーツクラブ理事、元バスケットボール日本代表

高校時代は、バスケットボールで全国ベスト4慶應義塾大学に進学するなど文武両道を貫いた。大学卒業後は、プロとして日本代表に選出され、トップリーグで優勝、新人王、スリーポイント王、その他数内の賞を受賞した。30代でNBAヘチャレンジ。ケガとの戦いがあったが、未だにNBAに向かって挑戦している。苦労と努力の中、飽くなき挑戦心を持ったプロバスケットボープレーヤーである。1997年リヤドでのアジア選手権準決勝でのサウジアラビア戦では、勝者が世界選手権出場を手にするという大事な試合の重要な局面で、数勾のフリースローすべてを成功させ、日本を31年ぶりの世界選手権出場に導いた。


阿部 理氏


木下 忠

(東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センター戦略企画部門教授、弁理士・中小企業診断士

東北大学での研究開発の後、特許庁に入庁し審査官として特許審査の実務に従事。2012年から東北大学での産学連携活動の傍ら、弁理士/中小企業診断士として、中小企業支援や研究会活動を通じて、中小企業やスタートアップのビジネスモデルの立案・改善提案を行っている。コ・イノベーション研究所と共同で、ユニバーサルデザインの商品開発ワークショップを自身が主宰する研究会「ビジネスモデ

ルカフェ」で実施。障害当事者の課題をビジネスに結びつけるメソッドを考案中。



木下忠氏







<今回のセミナーのテーマにある背
景>

障害者スポーツの分類には「3つ目のスポーツ」がある

一般的なスポーツは、心身の健康の維持・増進のために行う「余暇スポーツ」と、特定の目的のためにその範囲を越えて行う「競技スポーツ」に分類される。

しかし、障害者スポーツには「障害者の社会参加を促進するためにツールとして活用するリハビリテーションスポーツ」という3つ目の分類がある。リハビリテーションスポーツには身体訓練として行われる医療における取り組みだけではなく、退院後の孤立を予防し、更なる社会参加を促すための心理的な変化をもたらすことを目的とした地域での取り組みがあり、健康保険の適用範囲が限定された現在では、この地域でのリハビリテーションスポーツが重要度を増している。


「競技スポーツ」の啓蒙は、障害者スポーツ人口の獲得にはつながらない

2011年のワールドカップで女子サッカーのなでしこジャパンが優勝したことがきっかけで女子のサッカー人口が増加してことが知られている。国際的な「成果」によって「メディアによる広報」が促進することで競技の知名度が上がり、「競技人口が増え(普及)」、それが将来的な「強化」につながり、さらなる「成果」をもたらす、というように
「成果」⇒「広報」⇒「普及」⇒「強化」⇒「成果」
という競技発展には正のスパイラルモデルがある。

しかし、これは障害者スポーツには当てはまらない。メダルを取ったや近年のオリパラブームで大きく取り上げられた競技で、大きく競技人口が増えているという話はない。実際にパラスポーツとして知られるパラリンピック競技種目が実施できる障害者は、障害者全体の一部でしかなく、我々がオリンピック選手を見て「スポーツがしたい!」と思わないように、多くの障害者もパラリンピック選手を見て「スポーツがしたい!」と思わないことはロンドンパラリンピック以降に行われた障害当事者向けの調査でも明らかになっている。
(ロンドン大会実施後にイギリスで1014名の障害当事者を対象に行われた調査ではパラリンピックを見て「スポーツをしたい!」と感じた人は約10%にとどまった)

スポーツ庁が公開している障害者のスポーツ実施率も19.2%(平成27年度調査)であり、平成25年の18.2%からほとんど増えていない。これは障害者スポーツにおいては、「こういう競技がある」ということを知った後、実際に「やってみる」までに多くのハードルがあるためである。

そしてそのハードルを解消して継続的なスポーツ実施を促すために必要なものこそが「リハビリテーションスポーツ」である。

ドイツでは地域のリハビリテーションスポーツに健康保険が適用される

ドイツでは、多くの先進国と同様、高齢化による医療費の増加により、中途障害者の入院期間が非常に短くなっている。従来1年から2年程度入院できた脊髄損傷者も現在では3ヶ月で退院を余儀なくされる(日本でも同様)。この短期間では心理的に障害の受容は難しく、退院後の引きこもりは大きな課題となっており、国内の調査でも脊髄損傷を受傷した中途障害者の自殺死亡率は一般の13倍と報告されている。
スポーツ活動をきっかけに外出の機会を作り、失った自尊感情を取り戻すことを目的に、ドイツの地域でのリハビリテーションスポーツは医療行為として認められ、健康保険が適用される。しかし、医療行為の一環として実施されるスポーツであり、スポーツ経験も十分でない(場合によっては苦手意識の強い)方の場合、ちょっとした失敗で二度と参加しなくなってしまうことも多い。身体に動作制限があり、心理的にも自信や動機付けが十分でない人安全に継続参加を促すための場を作って運営し、現場指導をするには特別なノウハウが必要となる。


ストローケンデル博士の50年間の先進的な取り組み
ドイツにおける障害者スポーツの普及も、全てが上手くいっているわけではない。しかし、今回招聘するストローケンデル博士の所属する車いすスポーツ連盟では350以上の地域クラブを管轄し、そこで7000人以上が週に1回以上のスポーツを実施している。障害者の多くは中途障害者であるため、若年層のスポーツ人口は非常に低く、ドイツ全体の障害者のスポーツ人口の中で21歳以下の割合は8%程度であるが、車いすスポーツ連盟では約25%の登録者が21歳以下である。このように通常スポーツへの導入が難しい層へのスポーツの普及に大きく成功してきた背景には、「地域での社会参加を促すためのリハビリテーションスポーツ」の場作りや運営、現場指導ができる人材を育成してきた歴史があり、その中心となったのがストローケンデル博士である。


スポーツは共生社会の実現のツールとなり得る
一般の障害への理解を高めることはパラリンピックの大きな効用である。しかし、それだけでは障害者自身の社会参加を促すことができないことは歴史が証明している。共生社会実現のため、障害者の社会参加を促進するためには、今こそ「地域でのリハビリテーションスポーツ」が必要である。本セミナーでは、ストローケンデル博士を招き、スポーツが障害者の社会参加や権利獲得にどのような役割を果たしてきたか、東京2020に向けてリハビリテーションスポーツを含めた障害者スポーツはどのような役割を果たしていくのか、議論を深める。


一般社団法人 Enableスポーツクラブ

Enableスポーツクラブは仙台市太白区で初めて生まれた総合型地域スポーツクラブです。 サッカーチーム、スクールを中心に幼児・小学生・中学生まで一貫指導するクラブです。 バレエ・バスケットボールクラス楽しく活動しています



■お問い合わせ・ご相談はこちらまで


ストロンケーデル博士来日事務局
(一般社団法人コイノベーション研究所内)
〒130-0026 東京都墨田区両国2-9-5 TKF第2会館3F
TEL. 03-6659-5775 FAX. 03-6659-5650
お問い合わせE-mail info@coil.or.jp
ホームページ www.coil.or.j


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Sun Mar 4, 2018
1:30 PM - 4:30 PM JST
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Venue
Tickets
一般 SOLD OUT ¥2,000
学生 SOLD OUT ¥1,000
Venue Address
仙台市青葉区旭ヶ丘3-27-5 Japan
Directions
仙台駅から市営地下鉄南北線・泉中央方面行き10分、「旭ヶ丘駅」

下車、東1番出口より徒歩3分。バス停「旭ヶ丘駅」より徒歩2分。
Organizer
総合型地域Enable スポーツクラブ
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