島薗進ゼミ「思想家としての折口信夫――宗教・文学・学問を通して求めたもの」第3回 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-03-11T19:44:01+09:00 Peatix NPO法人東京自由大学 島薗進ゼミ「思想家としての折口信夫――宗教・文学・学問を通して求めたもの」第3回 tag:peatix.com,2023:event-3478082 2023-03-04T14:00:00JST 2023-03-04T14:00:00JST 折口信夫は宗教を求め文学を実践するとともに学者でもあった。だが、宗教を論じ、独自の文学的境地を切り開き、新たな学問的地平を開拓しつつ、それらを通してある思想的地平を求めていた――そのように捉えてみたい。前年度に「折口信夫の宗教思想――新たな地平を求めて」と題して、私なりの折口信夫論のおおよその輪郭を描いてみたが、今年度はさらにそこに肉づけをし、「思想家としての折口信夫」の像を結んでいきたい。宗教者、文学者、人文学者のいずれの枠にもうまくはまらなかった折口の歴史上の独自の位置をとりあえず「思想家thinker」として考えていくことにしたい。この間に積み上げられてきた折口研究の成果に学びつつ、まだ見えていない折口信夫の像を浮かび上がらせていきたい。第3回 思想詩人としての折口信夫 3月4日(土)折口信夫はアジア太平洋戦争へと向かう時期から、悲劇的なものと倫理的なものを深める方向で宗教思想を練っていった。第1回では折口信夫の著作・発信活動の前期を、第2回では中期に焦点を当てたが、今回の第3回では後期に焦点を当てる。宗教学・民俗学よりは文学的な感性に重きをおくようになったと言える。「死者の書」(1939年)にはその方向性が明確に表れている小説であり、戦後のスサノヲをめぐる数編の詩へと連なっていく。宗教思想としては、「道徳の発生」(1949年)に至る「心意伝承」研究がこれに関わっている。神道者としては、戦後に神道宗教化論を唱えるという形で新たな方向性が示された。それはまた、「神々の死」、「神々の復活」に関心を寄せていた前期の思考が、教派神道的な一神教に共鳴する方向で展開したものと捉えることができる。今回は、思想家としての折口がゆきついた地点を展望したい。日時:2023年3月4日(土)14:00~16:00講師:島薗進(宗教学者)内容:講義・質疑応答受講料 【オンライン(見逃し配信あり)】一般:2000円  会員:1500円学生:1000円  会員学生:500円※見逃し配信はオンライン参加のお申し込みをされた方全員に対し、講座終了後から数日内に、YouTubeの限定公開のリンクをお送りいたします。 Updates tag:peatix.com,2023-02-18 02:48:37 2023-02-18 02:48:37 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1329268