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【大手町アカデミア×人間文化研究機構 無料特別講座】
 新発見!欧州に眠る史料が「日本史」を変える

Description
※「大手町アカデミア」は、読売新聞東京本社と中央公論新社が共同で実施している教養講座です。

「大手町アカデミア」では、人間文化研究機構の協力により、貴重な歴史的文書を読み解く無料特別講座を開催いたします!


<徳川家康の肖像画>
(クラッソ『著名武将列伝』1683年刊、国際日本文化研究センター所蔵)


【講座のご紹介】

 「鳴くまで待とうホトトギス」にたとえられるように、忍耐強く温厚という人物像の徳川家康。しかし、実際は、ヨーロッパや東南アジア諸国に手紙を送って国際社会にデビューしたり、禁教令を出してキリスト教徒を国外追放したりと、その外交手腕は大胆なものでした。

 近年、オランダやバチカンに眠る古文書の調査から、巧みな家康外交やキリシタン統制の実態を伝える新史料の発見が続いています。このような史料がなぜヨーロッパに残されていたのでしょうか。

 この講座では、現地で新史料の解読に取り組んでいる研究者、フレデリック・クレインス氏と大友一雄氏より、日本について記された古文書が海外に残された理由について、そして新史料から明らかになった江戸時代の新エピソードについて紹介していただきます。
 
 後半では、硬派の歴史書としては異例のベストセラーとなった『応仁の乱』(中公新書)の著者、呉座勇一氏司会のもと、海外に残る日本関係資料の真価について、江戸という時代をお手本にともに学んでいきます。

 江戸時代のイメージががらっと変わってしまうような、教科書が教えてくれない日本史の逸話をお楽しみ下さい。

【講座の概要】

 タイトル 新発見!欧州に眠る史料が「日本史」を変える
      Part1 オランダの史料から読み解く『家康の知られざる外交術』
       (講師・フレデリック・クレインス 国際日本文化研究センター准教授)
      Part2  バチカン図書館で発見された『世界的記憶資産・キリシタン文書』
            (講師:大友一雄 国文学研究資料館教授)
        ナビゲーター:呉座勇一(国際日本文化研究センター助教)

 開催日  2018年3月8日(木) 19時~20時45分 (開場18時30分)

 会 場  読売新聞ビル3階新聞教室(東京都千代田区大手町1-7-1)

 受講料  無料

 定 員  100名(定員に達し次第締め切ります)

 主 催  読売新聞東京本社

 運営協力 中央公論新社

 特別協力 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構

 協 力  YOMIURI ONLINE、月刊『中央公論』

※企画内容、時間などは予告なく変更になる場合があります。
※定員に達しますと受付終了となりますが、空席が生じますと自動的に受付を再開いたします。随時受付状況はご確認ください。
※講師の急病や天災その他のやむを得ない不可抗力の事情が生じた場合は、当日でも講座を中止することがありますのでご了承下さい。

 【講師からのメッセージ】
 ■フレデリック・クレインス氏
(「オランダの史料から読み解く『家康の知られざる外交術』」講師)

<オランダ人による日本船の拿捕>
(ファン・ノールト『世界一周紀行』1610年刊、国際日本文化研究センター所蔵)

 江戸初期の1615年8月にオランダ人が女島付近で拿捕(だほ)したサント・アントニオ号というポルトガルのジャンク船を引き連れて平戸の港に来港しました。ジャンク船の返還を望むポルトガル人は家康に働きかける一方で、オランダ人も家康に対して拿捕行為の弁解を行いました。
 果たして、家康はこの事件に対してどのような判断を下したのでしょうか?西洋に残る史料から読み解いていきます。


 ■大友一雄氏
(「バチカン図書館で発見された『世界的記憶資産・キリシタン文書』」講師)

<岡藩市万田組耶蘇宗門類族帳>

 2011年、カトリックの総本山であるバチカンでキリシタン関係文書1万数千点が発見されました。その収蔵経緯は?宗門別改制度、踏み絵など世界でもまれに見る禁教システムを作り上げた江戸幕府や諸藩による棄教者(転び切支丹)とその子孫である「類族」への統制に迫りながら、異文化との交流、歴史認識について、現代と過去をつないで考えていきます。

 ■呉座勇一氏(ナビゲーター、『応仁の乱』(中公新書)著者)

 日本人の国民性を論じる時、しばしば「島国根性」という言葉が使われます。そのステレオタイプなイメージの源流は近世にあると言えるでしょう。鎖国、キリスト教禁令など内向きで閉鎖的な印象が強い江戸時代ですが、そうした一面的な評価は学界で塗り替えられつつあります。外国人が作成、収集した日本関係史料からは、新しい江戸時代像が浮かび上がってきました。
一線の研究者を案内人にして、あなたも過去にタイムスリップしてみませんか?


 【講師プロフィル】
 ★フレデリック・クレインス

 1970年生まれ。京都大学博士。現在、国際日本文化研究センター准教授。専門は、日欧交流史。図書には、『日蘭関係史をよみとく(下巻) 運ばれる情報と物』『十七世紀のオランダ人が見た日本』『江戸時代における機会論的身体観の受容』等がある。

 ★大友一雄(おおとも・かずお)
1955年生まれ。現在、国文学研究資料館教授。専門は、近世史科学。徳川林政史研究所研究員、国文学研究資料館助手、助教授を経て、2002年から現職。図書には『江戸幕府と情報管理』、『日本近世国家の権威と儀礼』、編著『近世大名のアーカイブズ資源研究』などがある。
 
 ★呉座勇一(ござ・ゆういち)

 1980年東京生まれ。現在、国際日本文化研究センター助教。専門は、日本史。東京大学大学院 人文社会系研究科研究員、東京大学大学院 総合文化研究科学術研究員を経て、2016年から現職。


※人間文化研究機構について

欧米にある日本関連資料の中には、現地の日本文化研究者の不足や個人所蔵であることから、所在情報や資料価値の掌握がなされていない貴重なものが多数存在します。これらはその時代の人々の暮らしや文化、国同士の交流を知る重要な手がかりであり、日本では知られていない史実を示す記述が発見されることもあります。

 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構では、このような文書、音声、実物資料を含む多様な資料の調査研究を進めると同時に、その成果を国内外で活用し、海外における日本研究者育成や日本文化理解の促進に係わるプロジェクトを進めています。 http://www.nihu.jp/ja/research

※今回の講座に用いられた文書

 1)「ハーグ国立文書館所蔵平戸オランダ商館文書」
 1609年に設立された平戸オランダ商館は、1641年に長崎へ移転されるまではオランダ東インド会社の日本における外交・貿易活動の拠点。商館長の公務日記をはじめ様々な文書が現存しています。大阪の陣の前後にオランダ人が見聞きしたことを記録した貴重な内容も含まれています。

 2)「バチカン図書館所蔵マリオ・マレガ収集文書」
 1929年来日、74年まで宣教・布教活動の傍ら「古事記」イタリア語訳、「豊後切支丹史料」などの著作を世に送り出したマリオ・マレガ神父が日本で収集したキリシタン統制に関わる膨大な文書。2011年にバチカン図書館で発見されました。


<マリオ・マレガ神父>

問い合わせ t-academia@yomiuri.com

Thu Mar 8, 2018
7:00 PM - 8:45 PM JST
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Venue
読売新聞ビル3階新聞教室(千代田区大手町1-7-1)
Tickets
無料特別講座「新発見!欧州に眠る史料が『日本史』を変える」 FULL
Venue Address
東京都千代田区大手町1-7-1 Japan
Organizer
大手町アカデミア
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