「イタリアのフルインクルーシブ教育―残された特別な学校をめぐって―」オンライン・セミナー(参加費無料) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-03-14T20:00:51+09:00 Peatix suzuki 「イタリアのフルインクルーシブ教育―残された特別な学校をめぐって―」オンライン・セミナー(参加費無料) tag:peatix.com,2023:event-3475876 2023-02-12T18:00:00JST 2023-02-12T18:00:00JST 「イタリアのフルインクルーシブ教育―残された特別な学校をめぐって―」オンライン・セミナー(参加費無料)日時:2023年2月12日(日)18:00-20:00場所:オンライン  zoomなどのミーティングツールを使って行います。参加費:無料1970年代の末になり、イタリアは健常児と障害児の分離教育を廃止して、障害の有無に関わらず、誰もが地域の学校に通う教育へと大きく方向を転換させました。それ以来、イタリアは、フルインクルージョン体制を大原則として、教育制度や教育現場の改善に努めてきました。その結果、現在では障害のある子どもたちの99%以上が、地域の学校で一緒に学んでいます。ここで、あえて「99%以上」と記したのは、障害のある子どもたちの通う特別な学校が、割合としてはごくわずかですが、イタリアには残されているからです。そこで、本セミナーでは、これまでほとんど注目されてこなかった「イタリアに残されたScuola Speciale(特別な学校:日本の特別支援学校に相当。視覚障害・聴覚障害・重度障害などに対応)」に焦点を当てた報告をお願いしました。イタリアの特別な学校の実態を紹介して頂くことで、イタリアのインクルーシブ教育が抱えた課題、そして新たな側面が見えてくるのではないかと思っています。多くの方々のセミナーへのご参加をお待ちしています。<セミナー当日の流れ>報告者1:大内進氏「イタリアの盲学校・聾学校」質疑応答:イタリアの盲学校・聾学校について、イタリアのインクルーシブ教育について休憩報告者2:Aya氏「イタリアの特別な学校~ご自身の経験を通じて~」質疑応答:イタリアの特別な学校について、イタリアのインクルーシブ教育について〈報告者紹介〉大内 進(おおうち すすむ)星美学園短期大学日伊総合研究所客員研究員独立行政法人国立特別支援教育総合研究所名誉所員専門は視覚障害教育、イタリアのインクルーシブ教育等著書に『イタリアのフルインクルーシブ教育―障害児の学校を無くした教育の歴史・課題・理念 ―』(共著、明石書店、2022)、『視覚障害のためのインクルーシブアート学習-基礎理論と教材開発-』(編著、ジアーズ教育新社、2021 年)、『視覚障害教育に携わる方のために 5訂版』(共著、慶應義塾大学出版会、2016 年)など。(報告者よりメッセージ)「イタリアでは国の施策としてフルインクルーシブ教育が推進されています。他方、若干ですが、当事者や保護者などの要望に応えて特別な学校も存続しています。イタリアの教育を不快に思っている人々はそれを『イタリアのフルインクルーシブ教育の敗北』ととらえるかもしれません。しかし、日本の教育に課題が山積しているように、イタリアの教育も万全というわけではありませんし、保護者や当事者の思いも様々です。私はそうしたことに斟酌した現実的な対応の一つとして、特別な学校の存在をとらえています。その観点から情報提供させていただきたいと思っています。」〈報告者紹介〉Aya ローマ在住 元看護師イタリア人の夫と、長女13歳(重度脳性麻痺、肢体不自由、知的、視覚障害重度、てんかんコントロール中、中部イタリア唯一の特別な学校在学中)、長男9歳(自閉スペクトラムグレーゾーン 長女の通う学校の系列普通校)の4人家族。(報告者よりメッセージ)「今回のセミナーでは、あまり知られていないイタリアの特別な学校についてお話しさせて頂くことになりました。半世紀、イタリアが取り組んできたインクルーシブ教育の中で、『果たしきれていない課題』とも言える特別な学校の現状についてお伝えします。みなさんとの積極的な意見交換の機会を楽しみにしています」〈コメンテイター〉大内 紀彦(おおうち としひこ)イタリア国立ヴェネツィア大学大学院修了。神奈川県特別支援学校教諭専門は日本とイタリアのインクルーシブ教育。訳書に『イタリアのフルインクルーシブ教育―障害児の学校を無くした教育の歴史・課題・理念 ―』(共著、明石書店、2022)、『バザーリア講演録 自由こそ治療だ!-イタリア精神保健ことはじめ-』(共訳、岩波書店、2017 年)など。(コメンテイターよりメッセージ)「イタリアは、半世紀前からフルインクルーシブの教育を実践し、制度、仕組み、教育現場の実践について、様々な改革を行ってきました。イタリアの具体的な事例を参照しながら、日本のインクルーシブ教育の具体的な未来を考えていきたいと思っています。」〈司会・コメンテイター〉鈴木佑輔(すずき ゆうすけ)一般社団法人東京メディエーションセンター代表理事主に世田谷区で、ボランティアコーディネーターやソーシャルワーカーとして地域福祉に取り組む。イギリスでメディエーションを学び、近隣トラブルや家族間のトラブルに取り組んでいる。2019年内閣府地域コアリーダープログラムの障害分野での派遣で、イタリアを訪問。フル・インクルーシブ教育に出会う。(司会・コメンテイターよりメッセージ)「イタリアを訪れ、フル・インクルーシブ教育に触れ、とても多くのヒントがあるのではないかと感じています。日本では『自立』という言葉が法律でも支援の現場でもよく使われていますが、イタリアでは「インクルージョン」という言葉が「自立」に代わって使われている印象がありました。文化や歴史、考え方も違いますが学ぶところは大きいと感じています。より良い社会や教育のために一緒に学んだりできたらと思っています」<参考書籍>『イタリアのフルインクルーシブ教育―障害児の学校を無くした教育の歴史・課題・理念 ―』(明石書店、2022年10月1日刊) アントネッロ・ムーラ (著), 大内 進 (監修), 大内 紀彦 (翻訳)https://www.akashi.co.jp/book/b613193.htmlイタリアの教育の歴史や理念に加えて、教育現場での実際の取り組みが体系的に紹介されています。イタリアのインクルーシブ教育の全貌が理解できる一冊です。『イタリアで見つけた共生社会のヒント フル・インクルーシブ教育に基づく人々の暮らし』(あけび書房、2021年6月1日刊) 2019 年度地域コアリーダープログラム・イタリア派遣団(編・著)https://akebishobo.com/products/italy2019年にイタリア派遣団が実際にイタリアを訪れ、障害分野を視察した記録です。写真なども多数掲載されていて分かりやすく、入門書として最適の一冊です。 Updates tag:peatix.com,2023-01-19 07:59:40 2023-01-19 07:59:40 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1315173