アウシュビッツ・ビルケナウ博物館における収容所遺物の保存修復 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-03-27T11:47:31+09:00 Peatix GCP アウシュビッツ・ビルケナウ博物館における収容所遺物の保存修復 tag:peatix.com,2023:event-3472015 2023-02-25T10:30:00JST 2023-02-25T10:30:00JST セミナー概要ポーランド・オシフィエンチムの国立アウシュビッツ・ビルケナウ博物館保存部の仕事について、同館でコンサヴァタとして就業していた当麻さくらさんにご紹介いただきます。アウシュビッツ収容所は、第二次世界大戦中にナチス・ドイツによって設立され、110万人以上の人々が命を落とした最大規模の強制・絶滅収容所でした。(*)戦後、収容所跡に設立された博物館は、ホロコーストと大量虐殺の証拠である約190haの敷地と建造物、10万点以上の物品、記録物を含む収容所の遺物全てを保護・保存し、関連する遺品・資料を収集、研究、公開しています。2003年に設立された保存部のラボラトリーでは、主にコレクションとアーカイブの収蔵品−例えば連行された人々から没収した日用品、収容所生活で使用された品々、収容所運営の記録や虐殺に関わる物品等−を扱っています。今回は、ラボラトリーの業務、保存方針、実際の処置例をご紹介するとともに、博物館が保存計画の実現に至る歴史や、災厄の痕跡を保存するにあたりコンサヴァターが直面する課題についてお話しいただきます。(*)auschwitz.org 当麻さくらペーパーコンサヴァター京都精華大学デザイン学科卒業。編集デザインの仕事を経て、NPO書物の保存と歴史に関する研究会にて書物の保存修復を学び始める。英国ウエスト・ディーン・カレッジにて紙と書物の保存修復学を専攻、同国リンカーン大学歴史資料の保存修復学修士を取得。インディラガンディー国立芸術センター(インド)他、アーカイブス等で経験を積み、2018年アウシュビッツ・ビルケナウ博物館保存部にて半年の研修の後、翌年から勤務。2021年に帰国。2022年12月より兵庫県立美術館保存修復室非常勤。*******************************************************************Global Conservation Platformについて:コンサヴェーションおよび関連分野に特化したセミナーを運営する団体です。セミナーを通じて知識や経験をシェアしあうことで疑問を解決し、議論できる場を提供するとともに、コンサヴァタやその周辺分野の皆さんがボーダレスに広く繋がることのできるプラットフォームとなることを目指しています。お問い合わせ先:Info@gconsplatform.com運営メンバーについて:■宮城加奈子(みやぎかなこ)コーディネーター、オブジェクトコンサヴァタ東北芸術工科大学 修士課程 芸術文化専攻 保存修復領域(立体作品修復研究室)修了。札幌芸術の森美術館(公益財団法人札幌市芸術文化財団)に学芸員として勤務後、フリーのオブジェクトコンサヴァタに転職。都内および近郊のミュージアム、個人コレクションの保存修復に従事。海外でのインターンシップやワークショップを経験するなかで、コンサヴァタのための情報交換、交流のためのプラットフォームづくりの重要性を再認識し、2020年7月にGlobal Conservation Platformを立ち上げる。■森尾さゆり(もりおさゆり)テクニカルサポーター、オブジェクトコンサヴァタロンドン藝術大学セントラル・セント・マーティンズのガラスアート科卒業後、モザイク工房に6年間勤務。シティー&ギルド・ロンドンアートスクールにて、保存修復を学ぶ。専門は立体物、主に石造、木造、石膏など。ビクトリア・アルバート美術館の彫刻修復室に勤務。2021年に帰国。GCPでは主に広報物のデザインやテクニカルサポートを担当。 Updates tag:peatix.com,2023-02-04 11:41:45 2023-02-04 11:41:45 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1322145