2/9(木)【オンライン】『台湾の少年』(岩波書店・全四巻)完結・『韓国文学の中心にあるもの』(イースト・プレス)刊行記念 倉本知明さん×斎藤真理子さんライブトーク | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-02-17T19:16:40+09:00 Peatix 誠品生活日本橋 2/9(木)【オンライン】『台湾の少年』(岩波書店・全四巻)完結・『韓国文学の中心にあるもの』(イースト・プレス)刊行記念 倉本知明さん×斎藤真理子さんライブトーク tag:peatix.com,2023:event-3461025 2023-02-09T19:00:00JST 2023-02-09T19:00:00JST 近年、韓国・台湾の書籍が、これまで以上に数多く日本で翻訳・出版されるようになりました。この活発化には、それぞれの政府が熱心に自国の文化発信につとめていることも関連していますが、それ以上に読者の関心の高まりがあります。韓国や台湾の文学、あるいは漫画やノンフィクションを通して、日本の読者は何に出会い、惹きつけられているのでしょうか。膨大な韓国文学の魅力を、終わらない朝鮮戦争と分断の経験、そして日本の植民統治の歴史との関わりにおいて整理した『韓国文学の中心にあるもの』。日本統治時代の台湾に生まれ、白色テロの被害に遭いながら戦後を生き延びた人物の伝記漫画である『台湾の少年』。表現ジャンルや対象とする地域は違えど、あわせて読むと二つの本が共通する時代・経験を取り上げていることがわかります。すなわち、日本の植民統治の歴史、戦後の冷戦構造とそれによる分断、独裁政権下での白色テロと、民主化運動。日本人が戦後の繁栄を享受する間に、台湾・韓国では何が起きていたのか。また戦前から戦後まで一貫して日本とも関わりが深いこれらの時代を、台湾・韓国の作品はどのように描いてきたのか。現在、この二つの地域の作品がこれほどの広がりを持って日本の読者に受け入れられている背景には、日本と両国の交流が深まるなかで、それぞれの歴史経験について、あらためてもっとよく知りたい、もっとよく理解したいという願いがあるからではないでしょうか。『韓国文学の中心にあるもの』の著者、斎藤真理子さんと、『台湾の少年』の訳者、倉本知明さんをお招きして、二つの魅力的な書籍から韓国・台湾双方の歴史をひもとき、それにまつわる作品についてお話をうかがいます。たくさんのご参加をお待ちしております。■イベント情報※このイベントは会場でご観覧もいただけます。会場参加をご希望のお客様はこちらからお申し込みください。会場観覧用お申込みリンク日 時:2023年2月9日(木)19:00~20:30(終了時間は変更の可能性あり)場 所:オンライン(Zoomウェビナー)参加費:無料※社会情勢によりイベントを延期・内容変更・中止する場合がございますので、予めご了承下さい。■書籍紹介書名:『台湾の少年 第四巻 民主化の時代へ』著者:游 珮芸 (著)、周 見信 (著)、倉本 知明 (翻訳)出版社:岩波書店発売日:2023年1月予定価格:2,640円(税込)ISBN:9784000615488《内容》激動の現代史を生き抜いたある個人の生涯を描く、台湾発の傑作グラフィック・ノベル。全4巻の構成にて、2022年7月7日(木)より刊行開始!日本統治時代の台湾に生まれ、読書好きの少年として育った蔡焜霖(さい こんりん)は、戦後の白色テロの時代に政治犯として逮捕され、収容所島で10年の歳月を奪われる。釈放後は児童雑誌を創刊するなど八面六臂の活躍で、台湾の文化に大きな足跡を残すが……。日本統治時代から戒厳令下の時代、民主化を経て現代まで、時代の荒波に揉まれたある非凡な個人の歴史からたどる台湾現代史。《本書の主人公 蔡焜霖について》1930年、日本統治時代の台湾台中、清水に生まれる。父が百貨店を経営するなど裕福な家庭に育った。1949年に台中一中(高等部)を卒業すると、故郷の町役場の事務員になるが、50年、無実の罪で逮捕され、懲役十年の判決を受ける。51年、離島にある収容所におくられ、強制労働と思想教育を受けながら、60年の9月まで収容された。出獄後、漫画の翻訳に携わったことがきっかけで編集者になり、複数の出版社を経て、児童雑誌『王子』を創刊。台湾の児童文化に大きな足跡を残した。その後は國泰グループの系列企業に移り、女性誌『儂儂』(non-no)の創刊に携わる。現在は白色テロ時代の政治犯の名誉回復と、人権教育に力を注いでいる。司馬遼太郎『街道をゆく 台湾紀行』に登場する蔡焜燦は兄。2021年、日本政府より旭日双光章を授章。書名:『韓国文学の中心にあるもの』著者:斎藤真理子出版社:イースト・プレス発売日:2022年7月10日価格:1,650円(税込)ISBN:9784781620930《内容》なぜこんなにも面白く、パワフルで魅力的なのか。その謎を解くキーは「戦争」にある。なぜ、韓国文学はこんなに面白いのか。なぜ『82年生まれ、キム・ジヨン』、フェミニズムの教科書となったのか。世界の歴史が大きく変わっていく中で、新しい韓国文学がパワフルに描いているものはいったい何なのか。その根底にあるのはまだ終わっていない朝鮮戦争であり、またその戦争と日本は深くつながっている。ブームの牽引者でもある著者が、日本との関わりとともに、詳細に読み解き、その面白さ、魅力を凝縮する。(「まえがき」より)『最近日本で、韓国文学の翻訳・出版が飛躍的に増えている。この現象は、読者の広範でエネルギッシュな支持に支えられたものだ。読者層は多様で、一言ではくくれないが、寄せられる感想を聞くうちに、読書の喜びと同時に、またはそれ以上に、不条理で凶暴で困惑に満ちた世の中を生きていくための具体的な支えとして、大切に読んでくれる人が多いことに気づいた。(中略)韓国で書かれた小説や詩を集中的に読む人々の出現は、ここに、今の日本が求めている何かが塊としてあるようだと思わせた。それが何なのか、小説を読み、また翻訳しながら考えたことをまとめたのが本書である。』■出演者情報倉本知明(くらもと・ともあき)立命館大学大学院先端総合学術研究科修了。学術博士。台湾文藻外語大学准教授。専門は比較文学。訳書に蘇偉貞『沈黙の島』(あるむ)、『ブラックノイズ 荒聞』(文藝春秋)、呉明益『眠りの航路』(白水社)、〈台湾の少年〉全4巻(岩波書店)などがある。斎藤真理子(さいとう・まりこ)翻訳家。訳書にパク・ミンギュ『カステラ』(ヒョン・ジェフンとの共訳、クレイン)、チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』(河出書房新社)、チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)、ファン・ジョンウン『ディディの傘』(亜紀書房)ほか多数。著書に『韓国文学の中心にあるもの』(イースト・プレス)。【オンライン視聴に関しまして】・本講演はZoomのウェビナー機能を使用してオンラインライブ配信を行います。・配信はリアルタイムのみでご視聴いただけます。録画視聴はできません。・ご利用の通信環境により配信の遅延が起こる場合がございます。ご視聴の通信環境の悪化などにより、配信が途切れた場合の返金はいたしかねます。・イベントはPC、スマホ、タブレットからご視聴可能ですが、 事前にZoomのアプリを予めダウンロードしていただく必要がございます。 お手数ですが、下記よりイベント前にダウンロードをお願いいたします。 ▶https://zoom.us/download#client_4meetingよりアプリのダウンロードが可能です。・今回のイベントで利用するウェビナー機能では、ホスト、パネリスト以外に、視聴者の皆様のお顔が配信画面に映ることはありません。・URLの共有、第三者への譲渡はご遠慮ください。【 参加申し込みからご参加までの流れ 】①参加券をお申し込み後、 PeatixイベントページのURLが送付されます。準備が整い次第ご入場いただけます。② ウェビナー視聴の際に、お名前とメールアドレスの入力画面が表示されますので、ご入力をお願いいたします。※Zoomアプリのダウンロードがされている場合は、アプリが起動し、イベントにご参加いただけます。③当日は開始時間の10分前から接続可能でございます。Zoomのご利用が初めての方、視聴に不安のある方は早めにご確認をお願いいたします。----------------------------誠品生活日本橋最新情報はこちらから公式サイトInstgram (@eslite_japan)Twitter (@eslite_japan)Facebookページ誠品生活日本橋フリーペーパー「誠品生活」---------------------------- Updates tag:peatix.com,2023-02-08 10:27:49 2023-02-08 10:27:49 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1324088