tag:peatix.com,2011:1 2023-04-03T21:33:38+09:00 Peatix からだのシューレ tag:peatix.com,2023:event-3460177 2023-02-04T20:00:00JST 2023-02-04T20:00:00JST

あなたは「おふくろの味」という言葉から、どのような世界やイメージを思い浮かべますか？茶色っぽいおかず、ほっとする味、田舎の風景、それとも台所に漂う呪縛？あるいはポテサラ、肉じゃが、オムライス？あれこれと出てきた答えは、いつまでたっても一致する気配がありません。それなのに、私たちは何となく、「おふくろの味」といえばこういうものである、という根拠のない合意が世間一般に存在していると思っている節があるように思います。それはなぜなのでしょうか。この「味」は、男にとってはノスタルジー、女にとっては恋や喧嘩の導火線になったりもします。これはいったいどういうことなのでしょうか。誰もが知っているようで、じつのところ正体不明の「味」に対するモヤモヤを肴にして、「夜な夜なゼミ」を開催します。当たり前と思い込みを脱ぎすてて、からだもこころも軽やかになる一夜を過ごしてみませんか。【ゼミ内容】第1回　女と母。"それ"はごはんをつくる人？　2月 4日（土）20:00～21:30  (アフタートーク30分）「おふくろ」からイメージされる母親や女性がごはんをつくるという思い込みはどこからきたのか。ごはんをつくる人の歴史、「ごはんをつくる」とはどういう行為なのか、経験談をスパイスにして考えてみたいと思います。第2回　ポテサラ論争と肉じゃが神話2月18日（土）20:00～21:30  (アフタートーク30分）「ポテトサラダぐらい作ったら？」という一言から炎上したポテサラ論争、「おふくろの味といえば肉じゃが」という言説はなぜ生まれたのか。そもそもじゃがいも料理はいつから家庭料理の代表格になったのでしょうか。当たり前を脱ぎ捨てた時に見えてくる世界を伸びやかに話し合いましょう。第3回　変幻自在！「おふくろの味」の正体とは？3月 4日（土）20:00～21:30  (アフタートーク30分）「おふくろの味」と名の付く料理の本を並べてみると、時代ごとに特徴があることがわかってきます。1970年代まで、1980年生、1990年代、そして2000年以降に整理すると、「味」に込められた社会や時代の規範、願望、欲望、メッセージが浮かび上がってきます。メディア史を軸に「味」から現代史を描くことはできるのか？挑戦してみたいと思います。 【講師プロフィール】 講師：湯澤規子1974年大阪府生まれ。法政大学人間環境学部教授。筑波大学大学院歴史・人類学研究科単位取得満期退学。博士（文学）。明治大学経営学部専任講師、筑波大学生命環境系准教授を経て、現職。「生きる」をテーマに地理学、歴史学、経済学の視点から、当たり前の日常を問い直すフィールドワークを重ねている。主な著書に『在来産業と家族の地域史―ライフヒストリーからみた小規模家族経営と結城紬生産』（古今書院）、『胃袋の近代―食と人びとの日常史』（名古屋大学出版会）、『７袋のポテトチップス―食べるを語る、胃袋の戦後史』（晶文社）、『食べものがたりのすすめ―「食」から広がるワークショップ入門』（農山漁村文化協会）、『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか』（ちくま新書）、『ウンコの教室―環境と社会の未来を考える』（ちくまプリマ―新書）などがある。コーディネーター：磯野真穂人類学者・博士（文学）/ 修士（応用人類学）。1999 年、早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業。オレゴン州立大学応用人類学研究科修士課程修了後、2010年、早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。早稲田大学文化構想学部助教。国際医療福祉大学大学院准教授を経て2020年より在野の研究者となる。単著に『なぜふつうに食べられないのか―拒食と過食の文化人類学』（春秋社）、『医療者が語る答えなき世界―「いのちの守り人」の人類学』（ちくま新書）、『ダイエット幻想――やせること、愛されること』（ちくまプリマ―新書）、『他者と生きるーリスク・病い・死をめぐる人類学』（集英社新書）、共著に『急に具合が悪くなる』（宮野真生子との共著）がある。（オフィシャルサイト：www.mahoisono.com / Blog: http://blog.mahoisono.com)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー【連絡事項】※チケットのキャンセルは原則受け付けておりません※ディスカッションはご参加の皆さんにも加わっていただきます。画面は原則ONでお願いします。※イベントZoomアドレスは、購入いただいたチケットごとに、Peatixのメッセージ機能からお知らせします。ご参加に当たっては、メッセージを必ずチェック頂けますようお願い申し上げます。